蒼井優が語る『Tシャツが乾くまで』の魅力「“人というのはおかしなものだな”と感じて楽しんでいただけたら」

ドラマ
5時間前
『Tシャツが乾くまで』
『Tシャツが乾くまで』

金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』(TBS系 毎週(金)午後10時~10時54分)で主演を務める蒼井優のインタビューが到着した。

本作は、脚本家・生方美久による完全オリジナルストーリー。ある事故がきっかけで、当たり前に続いていくと思っていた幸せな日常が、突如崩れ去ってしまった二組の夫婦の喪失から始まる“愛”と“秘密”を描く。

18年ぶりの地上波連続ドラマ主演、TBS連続ドラマでの主演は初となる蒼井優。演じるのは、結婚情報誌の編集者・瀬尾咲子。優秀で仕事はできるが、私生活では面倒くさがりで少し抜けている部分もある女性だ。夫の瀬尾充(松山ケンイチ)と幸せな結婚生活を送っていたが、バス事故で充が行方不明になったことで人生が一変する。

第1話の最後で、同じ事故で妻・あずさ(夏帆)を亡くし、似たような境遇から奇妙な連帯感が生まれ始めていた園田樹生(中島歩)から、突然「あなたの夫、僕の妻と不倫してましたよ」と衝撃の言葉をかけられた咲子。

まだまだ謎に包まれている部分も多い本作で、咲子を演じる上で意識したこと、共演者の印象、作品の見どころなどについて聞いた。

◆台本を読んだ感想をお聞かせください。

最初の数話は「何だろう、これは」という感じだったのですが、生方さんが言いたいこと、この作品のテーマが浮かび上がってきたときに「うわ、やられた!」と思いました。
とても軽やかで面白いセリフもたくさんある中で、言葉の下にある感情、生方さんのペン先の“先”にあるものを大事にしたいなと感じました。ナチュラルな会話のようで、そうではない。本当に難しいお題をいただいているなという感じです。生方さんの描く、静かなようでものすごいエネルギーが必要なセリフ回しに飲まれないように頑張っています。

◆咲子はどんな人物ですか?

とても明るくて、誰ともわりと上手に接することができる人です。だから表面上は社会に適応できているように見えますが、一部分だけスコンと抜け落ちているところがあるといいますか。ピンチなときにヘラヘラ笑ってしまったり、楽しくないときに楽しいふりをしてしまったり。そんな、おそらく多くの人に心当たりがあるところがあるような、決して強い女性ではないと捉えています。

◆撮影していく中で感じたことや、演じる上で意識されたことを教えてください。

大変ですが、とにかく楽しいです。人間模様を描いている作品なので、演じる側としては「永遠にできるな」という印象で。「“あーでもない、こうでもない”とやりとりしている時間がずっと続けばいいのに」と思うぐらいです(笑)。
土井裕泰監督とは細かくお話しさせていただいています。今回、それぞれのキャラクターが完璧な人間ではないんです。もちろん完璧な人間なんてなかなかいないですが、それにしても欠落している部分が多いキャラクターたちなので(笑)。見ている方たちが不快にならないようなポイントを探るのは意識しています。

生方さんの脚本は、いろいろな読み方ができるんです。それくらい自由度が高い。言葉一つをとっても、どのニュアンスで言うか何パターンも考えられる。「てにをは」が入っているか入っていないかでも全く印象が変わってしまうんです。そのあんばいをどうするか、監督とはよく話し合っています。セリフだけではなくて、咲子が送るメールの文面についてもお話しさせていただくこともあります。樹生役の中島さんも撮影現場で監督たちといろいろお話しされる方なので、そのお話を小耳に挟みながら、咲子というキャラクターを作り上げていっています。

◆共演者の方々の印象についてもお聞かせください。まずは先ほどお話に出た樹生役の中島歩さんから。

中島さんは今まで会ったことがないタイプの俳優さんです。何でもざっくばらんにお話しされるので、撮影現場ではいつも新鮮な驚きをいただいています。あと、わりと独り言が多い方なのですが、私の役も独り言がすごく多いので「あ、人ってこんな風に独り言を言うんだ」と参考にさせてもらっています(笑)。リハーサルの時は中島さんが流れを作ってくださることが多いので、そこでもいろいろ学ばせていただいています。とても興味深い方です。

◆咲子の夫・充を演じる松山ケンイチさんについてはいかがでしょう?

松山さんは共演回数も多く、幼なじみみたいな感覚なので、隣でぼーっとしています(笑)。夫婦役で共演するのは初めてですが、いい意味で気を遣わずにお芝居ができていると思います。あと、作品について、似たような距離感で話せるのが楽しいです。

◆充がオーナーを務める喫茶店の従業員・直人役の高橋文哉さん、樹生の妻・あずさ役の夏帆さんについての印象もお聞かせください。

高橋さんは、本当にしっかりした方。「どんな親御さんに育てられたらあんなにしっかりした子になるのだろう」と思ってしまうぐらいです(笑)。お芝居も明確で、みんなが頼りにしていると思います。頭が良くて、いろいろなものが見えているのでしょうね。

夏帆ちゃんとは、昔CMで共演したことはあるものの、作品でご一緒したことはないんです。だけど、なぜかずっと私は勝手に近い存在として捉えていて。CM撮影時は、お互いものすごい人見知りでほぼ話せなくて、ニコっとほほ笑み合うぐらいでしたが、今では2人とも人見知りを乗り越えました(笑)。
頼もしいし、ユーモアもあるし、大好きです。一緒にいると、リラックスするし、明るい気持ちになれます。夏帆ちゃんが出てくるとうれしくなるし、本当に素敵な俳優さんだなと思います。

◆撮影現場の雰囲気はいかがですか?

中島さんからは毎日刺激をもらって、松山さんの隣ではぼーっとして(笑)。本当に皆さん面白い方たちばかりの撮影現場です。いろいろなタイプの方が集まっていて、飽きないといいますか。ずっとワクワクする感じが私の中にあります。
お芝居の中でもそうですし、撮影現場にいると「今日はどんな面白いことが起きるのだろう」という感覚がずっとあるので、最後まで楽しみきりたいなと思います。

◆最後に改めて本作品の魅力、今後の見どころについて教えてください。

“自分だったらどうしているか”“自分はどういうふうに人をジャッジしてきたのか”など、人と関係を築くときや、この人はどんな人なのか考えるときの根底が覆される作品です。
自分がするのは許せても、他人が同じことをしていたら疑ってしまう、みたいなことが今後どんどん出てきます。完璧ではない登場人物たちを見ながら「人というのはおかしなものだな」と感じて楽しんでいただけたらと思います。

番組情報

金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』
TBS系
毎週(金)午後10時~10時54分

<キャスト>
蒼井優、中島歩、高橋文哉、齋藤飛鳥、庄司浩平、飛永翼(ラバーガール)、久保田薫、夏帆、臼田あさ美、リリー・フランキー、松山ケンイチ ほか

<スタッフ>
製作:ケイファクトリー TBS
脚本:生方美久(『silent』『いちばんすきな花』『海のはじまり』『嘘が嘘で嘘は嘘だ』ほか)
音楽:haruka nakamura
主題歌:スピッツ「見知らぬ糸」
プロデューサー:千葉行利(『Mother』『Woman』『僕のヤバイ妻』『カンナさーん!』ほか)、宮川晶(『地獄は善意で出来ている』『#コールドゲーム』ほか)
演出:土井裕泰(『カルテット』「九条の大罪」『GOOD LUCK!!』、映画「花束みたいな恋をした」「罪の声」「平場の月」ほか)、塚本連平(映画「35年目のラブレター」、『舟を編む ~私、辞書つくります~』ほか)、小牧桜(『御上先生』『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』ほか)
編成:佐久間晃嗣、荒木沙耶

©TBS

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2026夏ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧