桐山漣、かつてない寡黙な役柄に「目で厚みを足していけたら」「CODE:M コードネームミラージュ」製作発表会見

エンタメ総合
2017年03月13日

106936_01_R テレビ東京系列で4月7日(金)より放送される、連続ドラマ「CODE:M コードネームミラージュ」の製作発表会見が行われ、桐山漣、要潤、佐野ひなこ、武田真治、原作者の広井王子が登壇した。

 本作は記録上、この世に存在しないエージェントたちで組織されている警察内特殊部隊「K-13」が、政治的、社会的に表だって解決することのできない犯罪を解決していくさまを描くと共に、その裏で蠢く巨大な陰謀が明らかになっていく…。

 過去のケガの影響で人並み外れた身体能力を持ついっぽうで、一部の感情と記憶を失ったトップエージェント“ミラージュ”こと森山真一役を演じる、主演の桐山漣は「ミラージュは簡単に言うなら殺し屋。本当にしゃべらないです。第1話の本読みで僕のセリフは二言。そのうちのひと言は“了解”でした(笑)。こんな主人公はなかなかいない。演じる僕からするとセリフがほしいけど、しゃべらずどう表現できるか? 目で厚みを足していけたら」とめったにないタイプの役に闘志を燃やす。また、アクションについてはみっちり練習を積んだそうで「『ジョン・ウィック』や『007』など、邦画ではなく洋画を見てヒントを得た。(動きが)早いので瞬きせずに見てほしい」と自信をうかがわせた。

 また、警察庁のキャリア組という表の顔を持ち、裏でK-13の責任者を務める御崎蔵人役の要潤は「ミラージュが寡黙な分、僕がしゃべってます!」とニヤリ。表向きはキャリア官僚のため、アクションは少なめかと思いきや「気を緩めていたら、この間ロケに出て銃を持たされました!」と。

 K-13のエージェントで、天才ハッカーとしてゲームに興じるように任務に臨む“ドブネズミ”こと小暮美佳子役の佐野ひなこは、役作りのために「ハッカー講習会なるものに参加して、ハッカーコンテスト優勝者の指導を受けて、コマンド入力などの所作に気を遣って演じています」と語り、「毎回の衣装も見どころです!」とアピールした。

 K-13が対峙することになる、裏社会にも精通する不動産王・鯨岡憐次郎を演じる武田真治は「鯨岡は、権力を振りかざし暴力をいとわず、自分の手は汚さないひどいヤツ。今の時点でラスボスです」と説明。いっぽうで、2クール全25話という長丁場ということもあり「この作品がどこに向かっているのか?僕らもよく分かっていません(笑)」とどこか楽しそう。「先が見えない中、手探りでもがきながら演じていて『NIGHT HEAD』に取り組んでいた時と同じ感覚」と語った。
 原作者の広井は、一昨年の夏に企画の依頼を受けたが、5度にわたって企画がボツになり、6稿目でようやく今回のたどり着き「これで行こうとなった」と明かした。さらに「書いた後に、これは危ないなと思いました。いきなり相手の頭を撃つ主人公の企画が通るとは思わなかった」とも。またミラージュの人物像について「断崖絶壁で犯人を追い詰めるドラマはもういいだろうと。銃を撃つ主人公なら、しゃべらない方がいい。スピーディな主人公を書けないかと思った」と説明し、「日本で銃を撃ちきれるか?その正当性を持たせられるかを考えました」と振り返った。

連続ドラマ「CODE:M コードネームミラージュ」は4月7日(金)深夜1・23~よりテレビ東京系列、スターチャンネル、ファミリー劇場にて放送スタート!
出演:桐山漣/要潤/佐野ひなこ/武田真治/萩原聖人/石丸謙二郎/朴璐美(声の出演)
企画:東北新社 原作:広井王子 脚本:江良至/鴨義信/保坂大輔
監督:山口雄大/渋谷和行/辻本貴則/原桂之介/金子功
製作:東北新社/サンセイアールアンドディ 
©2017広井王子/「コードネームミラージュ」製作委員会

公式サイト:http://code-mirage.jp/