尾野真千子、映画を斬新PR「永瀬さんのシワを見にきて!」「ブルーハーツが聴こえる」第2回舞台あいさつ

映画
2017年04月12日

113416_01_R ブルーハーツの名曲をイメージした作品が集結している「ブルーハーツが聴こえる」(公開中)の舞台あいさつが行われ、尾野真千子、角田晃広(東京03)、伊藤沙莉、飯塚健監督、永瀬正敏、工藤伸一監督が登壇した。

「ハンマー(48億のブルース)」「ジョウネツノバラ」のキャスト、監督たちにより、にぎやかにスタートした第2回舞台あいさつ。冒頭では、MCより印象に残っているシーンについて尋ねられ、恋愛に悩むアラサー女子をポップに描いた「ハンマー(48億のブルース)」で主演を務めた尾野は「ハンマーの曲を歌っている時、マイクではなくハンマーを持っていたのに気づいてくれましたか?」(尾野)と隠れ“ハンマー”の存在を明かし、「あのシーンは印象に残っているんですよ」とにっこり。とにかく本読みの段階からテンポが速かったと語るキャストらに対し、飯塚監督は「テンポを速くするような指示は特に出していないのですが、自然にピッチがあがっていったように思います」とチームが団結した様子を語り、劇中さながらの軽快なクロストークで会場を沸かせていた。

いっぽう、異色ラブストーリー「ジョウネツノバラ」でも、工藤監督が「永瀬さんとは10年ぐらい前に俳優としてではなく、カメラマンとして作品に関わっていただいたことがあり、その時に映画の話で盛り上がって、今回の作品の原案を聞いていました。本作の企画が動き出し脚本を書きだした時、当時の永瀬さんの原案を思い出し、改めて脚本をお願いしました」と2人のチームワークを発揮したエピソードを披露。そんな永瀬は「最初はせりふがいっぱいあったんです。一生懸命書きましたから…でも工藤監督と内容を詰めていく中で、ブルーハーツさんの曲があれば、それだけで充分だという結論に至ったんです」と作品への思いを語った。また工藤監督は本作について「CGなどは全く使っていないので、水原(希子)さんは本当に大変だったと思います。水原さんのシーンもこだわりましたが、実は永瀬さんの特殊メイクにもこだわりがあり、少しずつシワやしみを足していっているんです」と新たな見どころを提案するひと幕も見られた。

最後に尾野が「みなさん、もう一度永瀬さんのシワを見に来てください」と笑いを誘い、永瀬は「映画は作るだけでは完成しない、届けてこそ完成できるといつも言っていますが、本作は僕たちが届けなければいけない皆さんに助けていただき、公開できました。本当にありがとうございました」と、製作から公開まで年月がかかった本作品が5月26日(金)に台湾での公開が決定したことが発表されたこともあり、改めてクラウドファンディングに協力してくださった方々や観客へお礼を述べ、イベントを締めくくった。

「ブルーハーツが聴こえる」
全国ロードショー中

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