吉高由里子主演「ユリゴコロ」ティザービジュアル&特報映像解禁

映画
2017年05月03日

117219_01_R 2012年大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たし、出版業界の事件と呼ばれる“まほかるブーム”を巻き起こした沼田まほかるのベストセラー原作を、吉高由里子を主演に迎えて映画化した「ユリゴコロ」が9月23日(土)より公開される。

 ある一家で見つかる、殺人者の告白文がつづられた一冊のノート。そこに記された悲しき殺人者の記憶。一家の過去に、一体何があったのか。吉高由里子演じる美紗子を中心に、過去と現在が交錯しながら登場人物たちは愛と宿命の渦に翻弄されていく。“ノートに秘められた謎”と“いのちの拠りどころ”を追い求めた先に突きつけられる驚がくの真実とは…。

 監督を務めるのは、「君に届け」「近キョリ恋愛」を手掛けた熊澤尚人。出演陣には、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江、松山ケンイチと豪華俳優陣が顔をそろえる。

 ティザービジュアルには、主演・吉高由里子の快活なイメージを覆す、大罪を背負い、宿命にとらわれたキャラクターの美しくもはかない表情を浮かべた姿が。「人殺しの私を、愛してくれる人がいた。」というキャッチコピーからは、異常なシチュエーションでの愛の物語を想起させる。また、特報映像で描かれるのは、「人殺しが、人から愛されてもいいのだろうか」というショッキングな冒頭から始まり、とある一家で見つかったノートに記された、断片的な記憶が映し出されていく。吉高演じる美紗子と松山ケンイチ演じる洋介との出会い。無表情で何かを振り下ろす美紗子。「あなたの優しさには、容赦がありませんでした」という、映像内で唯一発せられるせりふと共に涙する2人。果たして、このせりふが意味するものとは…。

 今回公開された映像は、昨年9月~10月に撮影が行われた<過去パート>のみで構成されている。松坂、木村、清野らが本年6月下旬から撮影に入る、ノートに秘められた一家の秘密へ迫る<現在パート>がどのような形で加わるのか、続報にも注目だ。

「ユリゴコロ」
9月23日(土)公開

<ストーリー>
とある一家で見つかる「ユリゴコロ」と書かれた一冊のノート。そのノートにつづられていたのは、悲しき殺人者の記憶。これは事実か、創作話か。誰が、何のために書いたのか。そしてこの家族の過去に、一体何があったのか。
数々の疑念の先に、運命をも狂わす驚がくの真実が突きつけられる。今、壮絶な愛と宿命の物語が、静かに動き始める。

<スタッフ>
原作:沼田まほかる
脚本・監督:熊澤尚人

<キャスト>
吉高由里子、松坂桃李/松山ケンイチ
佐津川愛美、清野菜名、清原果耶/木村多江

©沼田まほかる/双葉社©2017「ユリゴコロ」製作委員会