戦後沖縄で唯一米軍と戦った男を描いた映画『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』絶賛コメント到着

映画
2017年08月03日

132898_01_R 映画『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』が8月26日(土)より公開される。

『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』は戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人“弾圧”を恐れず米軍に「不屈」の精神で立ち向かった 沖縄の政治家、瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー 。亀次郎の知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていく。8月12日(土)より沖縄・桜坂劇場で先行し、8月26日(土)より全国公開されることが決定した。

 本作は「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務めた佐古忠彦の初監督作品。 本作の主旨に共感した坂本龍一がオリジナル楽曲を書き下ろした。今回、フリーキャスター・堀尾正明、TBS「NEWS23」キャスター・星浩などの著名人からのコメントが紹介された。

<著名人コメント>
■フリーキャスター・堀尾正明

沖縄の抵抗の歴史にはカメジローがいた!!衝撃の史実が私の胸を貫いた。不屈、孤高、群れない、妥協しない、恐れない。米軍にとってさぞかし嫌な存在だったろう。今の政治家はこの映画を見て、少しでも彼に近づくべきだ。

■TBS「NEWS23」キャスター・星浩

戦中・戦後の沖縄を生きた政治家の「気迫」を活写した映画だ。「不屈」の政治家を通して沖縄現代史を知ることができる。 瀬長氏を押さえ込もうとした米国だが、それを悔やむ人たちの生の声も発掘している。

■ノンフィクション作家・吉永みち子

もし今、亀次郎さんがいたら…沖縄の苦しみを背負ったその視線は、米軍の先に日本政府を見据えていることだろう。不屈の魂の前に、思わずうつむいてしまうヤマトンチュの自分がいることもまた思い知らされる。

■毎日新聞特別編集委員・岸井成格

感動の記録だ。「沖縄のこころ」「オール沖縄」の原点がここにある。亀さんは、多面的な個性とともに、その「不屈の魂」と「抵抗の精神」が忘れることのできない存在だった。 本土の人間は、余りに沖縄の歴史を軽視しているか、知らなさ過ぎる。

■映画監督・内藤誠

瀬長亀次郎の人間的魅力が活写され、沖縄の歴史が動いたことが分かる。テレビマンとしての長期間にわたる取材と、ときに挿入される美しい沖縄の風土、国会での佐藤栄作との対決にいたるまで一瞬たりとも目が離せない。

■ドキュメンタリー写真家・吉田尚弘

沖縄は生きている。亀次郎の想いも生き続けている。彼の行動はどれだけ勇気が必要で、多くの人々を支えてきたのだろうか。 若者よ、この超大作でリアルな歴史と生の声を知ってほしい。未来を創るのは私達だ。

■国際ジャーナリスト・大野和基

沖縄にある米軍基地は日本がアメリカに対して従属関係にある限り、消えそうにないが、カメジローの「不屈」の運動はその理不尽なアメリカの権力との戦いの象徴であり、元祖である。(沖縄返還の際、核兵器の持ち込みという密約がなされたのは皮肉としか言いようがない)

■映画評論家・秋本鉄次

統治者が最も恐れるのは“抗い続ける個”と、カメジローは現代日本に問う。同じく大杉漣氏が語り担当の「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎」と通底する“真の反骨”!キクジローも凄いが、カメジローも偉い!

『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
8月12日(土)より沖縄・桜坂劇場先行公開
8月26日(土)より東京・ユーロスペース他全国順次公開

監督:佐古忠彦
語り:山根基世、大杉漣
テーマ音楽:「Sacoo」
作曲・演奏:坂本龍一
音楽:坂本龍一、兼松衆、中村巴奈重、中野香梨、櫻井美希
配給:彩プロ

公式 HP:www.kamejiro.ayapro.ne.jp

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