錦戸亮「自分にとって代表作になった」映画「羊の木」大阪舞台挨拶開催

エンタメ総合
2018年01月30日

156646_01_R 吉田大八監督がメガホンを取り、錦戸亮が主演を務める映画「羊の木」が、2月3日(土)より全国公開となる。公開を記念して、TOHOシネマズ梅田にて舞台挨拶付き試写会が行われ、主演の錦戸亮、吉田大八監督が登壇した。

 錦戸はまず、「吹雪の中、お集まりいただきありがとうございます。一足先に映画を見ていただけるということで、皆さんには楽しんでいただけたらと思います。短い時間ですがよろしくお願いいたします」と挨拶。続けて吉田監督が「こんばんは。今日は楽しんでください!」と観客に呼び掛けた。

大阪・梅田での舞台挨拶とあって、MCから「錦戸さん、おかえりなさい!」と声を掛けられた大阪出身の錦戸は、「大阪はよく来るのであまり『ただいま!』という感じはないですが、ホームが2つある感じですね」とコメント。いっぽう、大阪の印象を聞かれた吉田監督は「短い時間ですが、大阪の皆さんの感じをつかんで帰りたいですね」と笑顔で答えた。

吉田監督の作品への参加は、今回が初となった錦戸。撮影の印象を聞かれると、「テイクが多かったですね」と笑い、「でも監督が撮りたいものがあるんだなと思い、それに一歩でも近づけるようにと思って演じました」と撮影を回顧。さらに、「吉田監督の作品は以前から見ており、この方の作品なら面白いので、全部ゆだねてその人の言う通りにしたら、僕も面白い映画に出ているだろうなと思って、そこはもう信頼し切っていました」と監督への絶大なる信頼があったことを明かした。

続いて、MCから「監督から見て錦戸亮さんという俳優はどういった俳優さんですか?」と質問が。これに対し、吉田監督は「相手役の演技をうまく反射していて、ほんとにほぼ正解なんですよ」と、錦戸を大絶賛した。

本作で錦戸が演じた月末(つきすえ)は、ごく普通の市役所職員で、錦戸は個性の強いキャラクターに囲まれての演技となった。その強烈な元殺人犯の中で演じてみたいキャラクターを聞かれた錦戸は、「全員してみたい!」と答え、「優香さんの役なら色気のある男性介護士になりますよね(笑)」と、会場の笑いを誘った。

最後に吉田監督から「俳優はみんな素晴らしいですし、特に主演の錦戸亮さんのいろいろな表情を楽しんでください」とコメント。次に錦戸が「この先自分にとって代表作といえるような作品になっていると思います。純粋な気持ちで楽しんで見ていただけるとうれしいです」と語り、舞台挨拶は終了した。

映画「羊の木」は、2月3日(土)より全国公開。

<作品情報>
映画「羊の木」
■STORY
さびれた港町・魚深(うおぶか)に移住してきた、互いに見知らぬ6人の男女。市役所職員の月末(つきすえ)は、彼らの受け入れを命じられた。一見普通に見える彼らは、何かがおかしい。やがて月末は驚がくの事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」。それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや)をも巻き込み、小さな町の日常の歯車は、少しずつ狂い始める…。
■CAST
錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯 / 松田龍平
■STAFF
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊)山上たつひこ、いがらしみきお
■公式サイト
http://hitsujinoki-movie.com/