岡田将生主演で鉄拳のパラパラ漫画『家族のはなし』実写映画化

映画
2018年03月06日

『家族のはなし』 ネット上をはじめ各所で“涙が止まらない”と話題となった鉄拳のパラパラ漫画『家族のはなし』が、岡田将生主演で実写映画化されることが決定した。

 本作は、リンゴ農園を営む両親とその息子との物語。ある挫折をきっかけに自分の進むべき道を失った主人公・小林拓也は田舎の両親の元を離れ、東京で仕送りを受けながら、大学生活の傍ら、バンドに熱中し、プロを目指すように。さまざまな挫折を経て家族の温かさを再発見しながら成長していく、人生を必死に生きる主人公とそれをそっと支える両親とのせつなくも心温まるストーリーだ。2013年に信濃毎日新聞との企画として発表され、第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞している。

 主人公・小林拓也役を演じる岡田は、本作のために髪の毛を金髪にし、ギター演奏にも初挑戦。「台本を読む前に鉄拳さんのパラパラ漫画を見させて頂いたのですが、とても素敵な話で映画になるならぜひ参加させて頂きたいと思いました」と作品の印象を明かし「僕が演じるのはなかなか目が出ないバンドマンで、売れたいという気持ちで焦り、壁にぶつかっている役です。そんななか親の温かい気持ちを知り、あらためて親の存在を考えます。とても温かい映画になったと思います」と感想を語った。

 原作者である鉄拳も撮影現場に見学に訪れたそうで、「主人公を岡田将生さんに演じてもらえると聞いた時に、僕の中で奇跡的に主人公に合っていたのでとても光栄でうれしかったです。映画はたくさんの方に観てもらいたいですが、特に親元から離れ都会で挑戦している若い方にぜひ、観てもらいたいです」とコメントを寄せた。

 また、本作の見どころの1つとして、鉄拳をアートディレクターに迎え、映画のために新たに描き下ろしたパラパラ漫画と実写の映像をするという新しい試みが実施される。

『家族のはなし』
2018年公開予定

監督:山本剛義(WOWOW「海に降る」、NHK「絆~走れ奇跡の小馬」)
脚本:青塚美穂
原作:鉄拳
制作:ドリマックス・テレビジョン
製作:「家族のはなし」製作委員会

公式HP:kazokunohanashi.official-movie.com

©「家族のはなし」製作委員会