成長したCGキャラクター・Sayaを『サイエンスZERO』が独占取材

エンタメ総合
2018年04月19日

『サイエンスZERO』 CGキャラクター・Sayaの新バージョンが、4月22日(日)放送の『サイエンスZERO』(Eテレ)でお披露目される。

 Sayaは、2015年秋に発表されたCGキャラクターで、設定は17歳の女子高校生。SNSで公開され、瞬く間に世界中に拡散。Yahoo!ニュースのトップで紹介されたり、欧米の情報誌に登場したりと大きな話題になった。CGやマスコットにリアルさを求める際に、クリエイターたちの壁となってきた「不気味の谷」(人間が見ると、どうしても違和感を覚える一線)を初めて超えた存在として、世界中で広く知られている。

 そんなSayaが、動画として目の前の人に対してリアクションできるまでに進化。今年3月中旬にアメリカ・テキサス州で開かれた、世界最大級のインタラクティブの見本市「SXSW2018」で初披露された。番組では、Sayaが獲得した能力や、開発の裏側を独占取材。生みの親であるユニット「TELYUKA」(石川晃之・友香夫妻)へのインタビューも敢行し、Sayaの透明感をどう描きだしているのか、CGクリエイターとして人間らしさを追求していく思いなどを伝える。

 収録を終えた番組MCの小島瑠璃子は、「Sayaちゃんはアイドルになり得る存在なんだと思いました。人の心の中にすーっと入ってくるルックスですし、髪の毛の天使の輪っか具合だったり、緻密にこだわって作られていますよね。今は動きや表情だけですが、今後さらに中身まで伴って、もしSayaちゃんが秀才になっちゃったらと思うと、本当に人間とバーチャルの世界の境界線がどんどんなくなっていくんだろうなと考えさせられます」と。

 また「今まで、“温かみ”みたいなものがバーチャルにはないと思っていましたが、Sayaちゃんを見ると“不気味の谷”を超えて、さらに“温かみの谷”みたいなものを登り始めるんじゃないかと思わせてくれます。前例がないから、どうなっていくんだろうと、すごく興味を持ちますし、期待感もありますね。インターネットが始まったときのように、未知の領域に突入するんじゃないかと思わせられるテーマでした」と語った。

 番組ではほかに、海上安全技術研究所による北極海航路開発の最前線を紹介するほか、謎に包まれた「巨大ナメクジ」の生息分布を調べるプロジェクトも紹介する。

『サイエンスZERO』
Eテレ
4月22日(日)後11・30~深0・00

公式HP:http://www4.nhk.or.jp/zero/