大泉洋&宮﨑あおいが兄妹役でドラマ初共演!『あにいもうと』6・25放送

ドラマ
2018年05月08日

『あにいもうと』 山田洋次脚本×石井ふく子プロデュースのタッグで、室生犀星の不朽の名作『あにいもうと』(TBS系)がドラマ化されることが決定。会見が行われ、メインキャストの大泉洋と宮﨑あおいをはじめ、山田、石井が出席した。

 これまでにもテレビや映画で幾度となく映像化されている本作は、野性味にあふれ本能的に生きる一家を舞台に、兄・赤座伊之助(大泉)と妹・赤座桃子(宮﨑)の狂おしいほどの情愛を通して家族の在り方を見つめる人間ドラマ。山田と石井がタッグを組むのは、1988年放送の『くもりのちハーレー』(TBS)以来30年ぶりとなる。1972年放送の『あにいもうと』(TBS)も担当した2人が、今回は当時のストーリーにはなかった、もう一つの結末を描き出す。

 「山田さんとは、お会いすることはあってもお仕事をするのは30年ぶり。やっと念願がかないました」と心境を語った石井は、「『あにいもうと』を今回ドラマ化するにあたり、山田さんとも相談し、“今までお仕事をしたことのない方がよいのでは?”と思い、大泉洋さんと宮﨑あおいさんにお願いをしました。今回、お2人に出会えたことは私の財産です」と感慨深け。

 山田も「ある時期から“もう一度『あにいもうと』をやりたい”と思うようになりました。もっと膨らませた形の結末を描いてみたいと。大泉洋さんと宮﨑あおいさんという素晴らしい配役に決まり、テレビドラマ化できたことをうれしく思います」とコメントした。

 人生で初めてモノマネをした人が“寅さん”だったという大泉は「山田洋次さんが脚本というのは、僕らの世代にはたまらない。脚本を読んだとき、“寅さん”がいるような気がして興奮しました!」と大感激。「妹への愛情、家族への愛が詰まっていて、なおかつコメディの要素が入っていて面白い。こんなに素敵な役をやらせていただけることは、ここまで頑張ってきた僕への1つのご褒美じゃないかと。この役に出会わせてくれたことに感謝しています」と喜びを明かした。

 テレビドラマ初共演となる大泉の現場での印象を「皆さんご存知のようにムードメーカーで、現場ではいつもみんなを笑わせてくれました」と語った宮﨑は、大型トラックの運転手という役のため、大型自動車免許を取得。「初めて台本を読ませていただいたとき、もんち(桃子の愛称)という女性が大好きになり、演じられることにワクワクしました。トラックの運転席に座ったこともなかったので、“その高さを知っている人ってどういう人なんだろう…”と思い教習所に通わせていただきました」と振り返った。

 兄と妹の複雑な情愛を描いた、ドラマ特別企画『あにいもうと』(TBS系)は6月25日放送。

ドラマ特別企画『あにいもうと』
TBS系
6月25日(月)後8・00~10・00

脚本:山田洋次
原作:室生犀星「あにいもうと」より
演出:清弘誠
プロデューサー:石井ふく子

出演:大泉洋、宮﨑あおい、瀧本美織、太賀、西原亜希、七五三掛龍也、一路真輝、シャーロット・ケイト・フォックス、笹野高史、波乃久里子