棚橋弘至、サプライズに男泣き!初主演映画「パパはわるものチャンピオン」公開

映画
2018年09月25日

映画「パパはわるものチャンピオン」公開記念舞台あいさつ 映画「パパはわるものチャンピオン」の公開記念舞台あいさつが行われ、棚橋弘至、木村佳乃、寺田心君、高橋優、藤村享平監督が登壇した。

 本作が映画初主演となった棚橋が「皆さんいかがでしたか?」と尋ねると、会場から大きな拍手が送られ「これで安心して進められます(笑)」と笑顔を見せた。

 この日は、本作の最初の打ち合わせから493日目。500日近くこの映画に向き合ってきて、ついに舞台あいさつを迎えた気持ちを聞かれると、棚橋は「ハレの舞台。プロレスラーになってから、こんなに大きな劇場で、こんなに多くの皆さんの前で舞台あいさつすることになると思ってなかったのでうれしいです」と語り、藤村監督「僕、監督に聞いてみたかったのですが、初めての打ち合わせのとき、本当に『棚橋でいける!』と思ってくれたのかなって…」と恐る恐る質問。藤村監督は「初めにお会いしたときは、棚橋さんと、一緒にやることは本当に決めていました。最初はどんな方か分からなかったので、不安だったんですが、お会いして、棚橋さんの覚悟をすごく感じたんです。僕も初めてで、棚橋さんも今回初主演できっと相当プレッシャーもあったと思いますが、そこに立ち向かっていく意思をすごく感じて、きっとそれが映画にも反映されていると思います」と明かした。

 座長として気を付けたことについて棚橋は「木村さんや寺田さんに演技の面ですごく助けられたので、スタッフさんやエキストラさんに積極的に声をかけたり、いい雰囲気で撮影できるように座長として努めていました」と。そんな座長・棚橋について、木村は「棚橋さんは、とっても強そうですが、すごくかわいらしい一面もあるんです。差し入れのスイーツに飛びついたり。甘いものをうれしそうに見て写真を撮ったりして、女子力が高いな~と(笑)。こんなに男らしいのに、『でもあんまり食べたら太っちゃうな』とか悩んでる姿がとってもかわいらしいなと思って見ていました」と、意外な一面を明かした。

 心君は「棚橋さんはたくさん遊んでくださりました。プロレスごっこしたり」と明かすと、当時よくやっていた“オカダカズチカのレインメーカーをよけて棚橋に一撃する”という遊びを2人で実演。「思い出がつまっている毎日でした。毎日ワクワクがいっぱいでした。毎日撮影が楽しみだなと思っていました」と振り返った。

 主題歌を担当した高橋は、映像を観て、何度も曲を書いたそうで「何度も観て、その都度新しい発見があって、大好きな映画になりました。プロレスのシーンを観ているとかっこいい男の人の背中、というような曲もいいなと思ったのですが、人のあったかさが伝わってくる映画だなと思ったので、そういう方向で曲をつくっていきました」と曲作りの裏話を語った。

 映画のプロモーションのため、100媒体を超える取材を一人で背負ってきた棚橋は「やっぱり繰り返し情報を発信していかないと、映画があるということが伝わらない。なので、いろんな角度から皆さんに少しでも届けられるように頑張りました」と。座長ということに対するプレッシャーもあったからでは?と聞かれると「すごくプレッシャーを感じていました。一ミリも見せませんでしたけど(笑)」と本音を明かした。

 ここで、スクリーンにクランクアップで花束を受け取り、あいさつをしながら男泣きする棚橋の姿が投影され、棚橋は「本人なのにもらい泣きしてしまいました」と照れ笑い。

 そんな棚橋にサプライズが敢行され、本作の監督補で、主題歌の『ありがとう』のPV監督も務めた塩崎監督補からのサプライズの手紙が読み上げられた。棚橋を演技面で支え続けてきたスタッフからの手紙に、「笑顔無理ですよ…(笑)ありがとうございます」を感涙した。

 そして藤村監督からは「我らのエース」と書かれた色紙をプレゼント。さらに、初めての映画主演で撮影からプロモーションまで走り続けてきた棚橋に対し、「棚橋さんがんばりました…!」と心君も涙声でコメントした。

 最後に棚橋が「これからも宣伝頑張っていきますので、皆さんも周りの方に『パパわる面白かったよ』と広めていってくださいね。皆さん!愛してま~す!」と締めくくり、、客席に向かって、心君と一緒に自身が演じた役の“ゴキブリポーズ”を披露した。

「パパはわるものチャンピオン」
公開中

出演:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗、オカダ・カズチカ、田口隆祐、大泉洋(特別出演)、大谷亮平、寺脇康文
原作:「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」
作:板橋雅弘
絵:吉田尚令(岩崎書店刊)
監督・脚本:藤村享平
制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
配給:ショウゲート

<STORY>
まぶしいほどのスポットライトのなか、大歓声を浴びる大村孝志(棚橋弘至)。人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだったが、膝に大ケガを負って試合から長期離脱してしまう。それから10年、かつての強さを取り戻せないでいる孝志は悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。妻の詩織(木村佳乃)は変わらず応援してくれるが、孝志は自分の仕事を9歳になった息子の祥太(寺田心)に打ち明けられずにいた。だがある日、偶然から祥太にバレ、「悪者のパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。しかし、そんな孝志に、名誉を取り戻すチャンスが訪れる。かつての孝志に憧れていたトップレスラーのドラゴンが、孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。果たして、孝志が決意したすべてを賭けた危険な技とは?そして息子との絆を取り戻すことはできるのか―。

公式サイト:www.papawaru.jp

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