木城ゆきとによる漫画「銃夢」をジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』のティザーポスタービジュアルが解禁された。
解禁されたビジュアルでは、荒廃した瓦礫の中から、サイバー医師イドに拾われ蘇ったサイボーグの少女・アリータをクローズアップ。過去の記憶を全て失っていたアリータは、父親代わりのイドや友達に見守られて成長するが、ふとしたきっかけで、自身が300年前に失われたテクノロジーで創られた最強の兵器だということに気づき、“戦士として目覚める”姿が描かれる。
アリータの力強いまなざしからは、闘いに挑む決死の覚悟がうかがえ、さらに原作でも描かれるように頬に血のようなものを機械の指でなぞっており、既に戦闘モードであることが分かる。彼女が見据える視線の先には、いったい何が待ち受けているのか。
アリータの肌質や、まつ毛、目の虹彩に至るまで、CGとは思えないほどリアルかつ、繊細に表現されており、キャメロンが世界に衝撃を与えた『アバター』(09)を超える“究極の映像体験”を予感させる。
先日開催されたニューヨークコミコンで、キャメロンからメガホンを託されたロバート・ロドリゲス監督が「これほどまでの大きな予算を掛けた作品への挑戦に興奮したよ。私の仕事は、キャメロンが創り上げた世界を実現することだ。彼にも“『アリータ:バトル・エンジェル』はジェームズ・キャメロン作品だ”と思ってもらえると思う」と自信を見せている。
構想に20数年を費やした本作は「少女が自分の衝撃的な過去に気づき、運命に向き合っていく成長物語でもあるんだ」と執筆したキャメロンが、アリータのドラマにフォーカスしたことを明かす。
さらにキャメロンと製作パートナーで、全世界歴代興行収入1位、2位を独占し続けている『アバター』『タイタニック』も共に手掛けた本作のプロデューサーのジョン・ランドーも「目を奪うスペクタクルを描いていても、その核となるキャラクターの感情は決して忘れてはいない。彼女が経験する発見の旅を、観客が経験することで、彼女に触発されると思う」と語っている。
『アリータ:バトル・エンジェル』
2019年2月22日(金)全国ロードショー
<ストーリー>
舞台は、“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断された、謎めいた遠い未来。サイバー医師のイドは、瓦礫の中から少女の人形の頭部を拾い上げる。彼女は300年前のサイボーグであり、なんと脳は生身のまま生きていた。イドは、過去の記憶を失っていた少女に新たな機械の身体を与え、アリータと名付けて成長を見守る。ある日、自分の中に並外れた戦闘能力が眠っていることに気づいたアリータは、自分が300年前に失われたテクノロジーで創られた“最強兵器”だということを知る。逃れられない運命に直面した少女は、与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る。
原作:「銃夢」木城ゆきと
脚本・製作:ジェームズ・キャメロン
監督:ロバート・ロドリゲス『シン・シティ』『スパイ・キッズ』
出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリほか
配給:20世紀フォックス映画
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation