内藤大助、アラスカでの過酷な冒険に「ボクシングで培ったものがあったからできた」

エンタメ総合
2018年11月15日

アラスカ

 12月15日(土)と22日(土)に放送される『内藤大助の大冒険 シーズン2~アメリカ(アラスカ編)~』(BSプレミアム)の試写会が行われ、内藤大助と番組のナレーションを担当するブルゾンちえみが登壇した。

 この番組は、1人の旅人が世界のグレートトレイルを制覇する特大プロジェクト。シーズン1で世界最長24000キロの「トランス・カナダ・トレイル」から6ヵ所を旅した内藤が、シーズン2ではアメリカ・アラスカの極北の大自然で、地元の師匠に手ほどきを受けながら過酷な冒険に挑む。

 15日放送の前編で、アラスカの氷河で大氷壁のクライミングに挑戦した内藤は「最初、氷河に渡って『ここを降りて登るんだよ』って言われた時には、NHKなんであんまり言えないですけど、本当に“あぶねぇな”って思ったんです」と現地に着いた時の本音がポロリ。「でも、教えてもらってやっていくと、僕スポーツが好きなんだなってあらためて思って。最後、一番高く険しい氷河を登りきった時は、達成感と嬉しさと楽しさで、終わってみれば、楽しかったなっていう方が多い大冒険でした」と振り返った。

 シーズン1からナレーションを担当しているブルゾンは「私が一番贅沢。(収録で)ヘッドフォンを付けて映像を見ていると本当に清々しい気持ちになります。私が行ったことがない場所でも、内藤さんが等身大の目で、私たちが行った時と同じような感想を発したり、リアクションをしてくださるので、自分もこんな気持ちになるんだろうなってすごく身近に感じられます」と語り、「内藤さんはうそがなくてすごく人間らしい人。危なかったら、『危ねえ』って言うし、それが生々しくて、達成した時も気持ち良さを内藤さんと同じように味わえる」と旅人・内藤を絶賛した。

 今回の冒険で印象的だったことを聞かれると、「僕、昔貧乏だったんですけど、今回の氷河では、氷が食べられたり、水が飲めることがうれしくて。天然水だと思っていっぱい飲んだし、氷もがりがり食べたし、これでかき氷作ったらおいしいだろうなとか。小さな事かもしれないですけど、それがすごく得した気分でうれしかった」と。さらに「空気もおいしかったし、タイムスリップしたようなあの空間の感動が今も体に残っています」と東京ではできない体験の数々に目を輝かせた。

 それを聞いたブルゾンは「内藤さんが『氷がおいしかった』とか親しみやすい感想を言うので忘れちゃうんですけど、(番組では)“世界チャンピオンなんだ”っていうのが時々垣間見えるんです。これまでも過酷な冒険をしていますけど、普通はできないはずなのにできちゃうんですよね」と語ると、内藤は「すごいうれしい。できちゃうんですよ。でも、本当は難しいのよ」と喜色満面。「氷河を登った時に内藤さんが『ボクシングは最後までやり切らないと負けちゃうこともある』って言っていて、すごく身にしみて、グッときました」というブルゾンの言葉に、「やり遂げないと嫌なのでとことんやる。勉強は苦手だったけど、運動に関してはできるまでやめられるか!って。そこが今回の冒険に繋がったのはうれしい」と満足げに話した。

 旅の経験を通じて「アイスクライマーって変わっているなって思った」という内藤。ブルゾンから「多分、会場の人たちは誰が言うとんねん!って思ってますよ」とツッコまれると、「確かにボクシングも変わっている人が多い。僕はボクシングに感謝しかないんですけど、生まれ変わったら2度とボクシングやらない。でもアイスクライマーの人は生まれ変わってもやりたいって言うんじゃないかな。極めた人は変わっているけど、僕はそういう人が大好き。(今回の師匠)レベッカもそう。人として惹かれる魅力がありました」と熱く語った。

『内藤大助の大冒険 シーズン2~アメリカ(アラスカ編)~』
前編「アラスカ 大氷壁に挑む」12月15日(土)後10・30~11・29 BSプレミアム
後編「犬ゾリで駆けろ!白銀の大地」12月22日(土)後10・30~11・29 BSプレミアム