東山紀之、中島健人らが“宿命”を表現『砂の器』PRスポット動画解禁

ドラマ
2019年03月14日

『砂の器』
 3月28日(木)放送のフジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』(主演・東山紀之)の30秒PRスポット動画が解禁され、地上波での放送もスタートした。

 解禁されたPRスポット動画では、和賀英良(中島健人)が奏でる今作オリジナルの協奏曲『宿命』と共に、今西栄太郎(東山紀之)の苦悩の表情が映し出される。和賀は淡々と鍵盤に向き合っているように見えるも、その表情は次第に高揚していく。

 そして自分の宿命と向き合ったその時、父・本浦千代吉(柄本明)の姿が現れる。つらい過去を背負い、愛する息子との旅路を進むも、迷いながら自らの宿命を感じる。

 最後は今西の手元から、砂がこぼれ落ちる…。

https://youtu.be/Euwk_Id2jag

 PRスポット動画が撮影されたのは、まだクランクイン前。だが、東山はスタジオに入ると今西の苦悩をくみ取り、すぐに役に入り込んだという。演出から顔の角度などを指示されると「はい、こうかな」と答え、スムーズに撮影は進行した。

 砂を風で横から飛ばすカットでは、まず砂の粒の大きさを選ぶところからスタート。スタッフがリハーサルをしたものの、東山の手のサイズや指の間からどうこぼれるかは実際にやってみないと分からない。砂の粒の大きさを大・中・小で用意したスタッフからそれぞれ少しずつ渡され、風を当ててみると、こぼれ方や吹かれ方が一番美しかったのは「大」だということが判明。撮影中は「手を動かさないでください」と指示された東山は「角度そのまんまだよ、全く動かしていないよ(笑)」と返し、スタッフの笑いを誘った。

 中島にはとにかくピアノを弾いてもらい、あらゆる角度から撮影。ピアノの練習を久しぶりに再開したとは思えない指の動きにスタッフも感動。中島はカットがかかってカメラが止まっても、和賀英良のまま。スタッフと雑談することもなく、ピアノを一心不乱に弾いていたという。

 ようやく笑顔が見えたのは、最後の「OK」の声がかかったとき。ほっとしたのもつかの間、この後、夜の渋谷で逃げるシーン(クランクイン)の撮影が控えており、和賀英良の魂が宿ったまま現場入りした。

 柄本はお遍路の衣装に着替えてスタジオ入りすると、静かにカメラの前へ。スタッフから表情の説明を受けると「はい、分かりました」と答え、すぐに本番へ。笠を取って千代吉を演じると、一発OKに。

 その後、英良の子供時代を演じる子役・高橋來と歩くカットの撮影では「どんなスポーツが好き?」などと声をかけ、この日が初対面の子役の緊張をほぐした。

<渡部識(映像ディレクター)コメント>
「それぞれが背負う宿命と人間性を強く浮かび上がらせるため、シンプルな黒背景にこだわりました。東山紀之さん、中島健人さん、柄本明さん、みな当然ながら素晴らしい表現力で、顔の表情一つをとっても目が離せない映像に仕上がっています。世界観に深みを加えてくれたナレーションも聴き逃せません」

『フジテレビ開局60周年ドラマ 砂の器』
フジテレビ系
3月28日(木)後7時57分~9時54分

<出演>
東山紀之
中島健人
土屋太鳳

柄本明

<原作>
松本清張『砂の器』(新潮社)

<スタッフ>
プロデュース:後藤博幸、荒井俊雄
脚本:小峯裕之
演出:河毛俊作

制作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sunano_utsuwa/
公式Instagram:https://www.instagram.com/sunano_utsuwa2019/

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