内野聖陽、苦労した殺陣は「迫力ある仕上がり」『スローな武士にしてくれ』3・23放送

ドラマ
2019年03月23日

『スーパープレミアムドラマ スローな武士にしてくれ』
 3月23日(土)放送の『スーパープレミアムドラマ スローな武士にしてくれ』(BSプレミアム)の試写会に主演の内野聖陽が出席した。

 本作は“ハイテク×時代劇制作の舞台裏”ドラマ。ハイスピードカメラを使ったスーパースローモーションや、360度全方位ぶれずに撮影できるカメラを使った13人斬り、ワイヤーアクションで宙を舞う池田屋の階段落ちなど最新技術で時代劇撮影に挑戦する。

 主人公の大部屋俳優・シゲちゃんを演じる内野は「脚本を読んですごく面白いと思って久しぶりに興奮しました。普段、神社でお賽銭は100円しか入れないんですけど、1000円入れちゃいました(笑)。それぐらいうれしくて、興奮してやらせていただきました」と喜びを語った。

 今回のハイスピードカメラなどを使った撮影について、内野は「普段、殺陣は当てているようで当たらないようにして撮影しているんですが、スローで撮るとすべて分かってしまうので、剣のブレなどに神経を使いました。ワイヤーアクションも初めてでしたが、数回しか練習できなかったので冷や汗ものでしたが、うまくこなせてよかったです」と撮影の苦労を語った。

 また、ハイスピードカメラで撮影する13人斬りのシーンは、殺陣を21秒におさめなければならず苦労したそう。「稽古場では21秒におさまっても、セットだとおさまらなくて苦労しました。京都の剣会の方々やスタッフが熱心に朝から稽古に付き合ってくれる中、日に日に短くなって最終的には21秒におさまりました。その甲斐もあって殺陣のシーンは迫力のあるものになっていると思います」とアピールした。

 共演した中村獅童と水野美紀の印象については「獅童君は現場を盛り上げてくれて、いつも叫んでいた印象です(笑)。水野さんは殺陣がすごく素敵。本当にそれを楽しみにしていて、彼女は女優さんの中でも非常に動ける方なのでかっこいい動きを見せてくれて感動しました」と。

 最後に内野は「スタッフの時代劇愛をすごく感じられてうれしかったですし、殺陣師さんが殺陣の技術をきちんと守り続けている姿に感動しました。時代劇は上質な物を作り続けていきたいし、それに自分自身も参加していきたい。1つ1つが伝承だと思うので、表現者が吸収してその背中を見せて次世代へ引き継いでいくんだとあらためて思いました。僕もそろそろ背中を見せていく世代なりつつあるのかな」と語った。

『スーパープレミアムドラマ スローな武士にしてくれ』
BSプレミアム
3月23日(土) 後9・00~10・59

BS4K
3月30日(土)後6・00~7・59

作・演出:源孝志
音楽:阿部海太郎
出演:内野聖陽、柄本佑、中村獅童、水野美紀、藤本隆宏、浜田晃、佐川満男、本田博太郎、伊武雅刀、石橋蓮司、里見浩太朗ほか

公式サイト:http://www4.nhk.or.jp/P4031/