高良健吾の“ちゃんばら”に中島貞夫監督も太鼓判「分かってきたね!」映画「多十郎殉愛記」メイキング写真解禁

映画
2019年03月29日

「多十郎殉愛記」
 4月12日(金)公開の高良健吾主演の映画「多十郎殉愛記」のメイキング写真が解禁された。

 本作は、菅原文太「木枯らし紋次郎」シリーズ、「まむしの兄弟」シリーズ、「真田幸村の謀略」(1979年)など、50年以上に渡り数々の娯楽大作を世に送り出してきた中島貞夫監督の20年ぶりの長編時代劇。

 『京都撮影所の伝統である“ちゃんばら”を後世に伝えたい』という熱い思いから、中島監督が20年ぶりにメガホンをとった平成最後の“ちゃんばら”時代劇となる本作で、主人公・多十郎を演じ、初の本格的な“ちゃんばら”に挑んだ高良健吾。

 撮影の1か月半前から京都に入り、殺陣の稽古に励んだという高良は、本来は“斬る”だけの練習だけでいいにもかかわらず、「斬られる側の気持ちが知りたい」と自ら“斬られる”稽古に参加。本作では斬られ役を演じられる役者が年々減っているということで、よしもとに所属する若手お笑い芸人たちがオーディションを経て多十郎を追う役人を演じているが、その芸人たちに交じって日々、稽古を積んだという。そんな高良の姿に中島監督は「高良ちゃん、分かってきたね!」と喜んだという。

 殺陣の指導は映画「太秦ライムライト」「男たちの大和」、ドラマ『水戸黄門』『大奥』など数多くの作品で活躍する東映剣会の清家三彦が担当。

 30年近くのキャリアを持つ殺陣師・清家は「今回の殺陣稽古はありがちな付け焼き刃的なものではなく、基本動作、体力、表現力をしっかり身につけ、気迫のこもった殺陣を目指しました。高良さんの殺陣に対して真正面から向き合い、努力する姿は素晴らしかったです。撮影中はその場で、『この状況で多十郎は何のために、どう動くのか』を1つひとつ高良さんと作り上げました」と振り返る。

 そして「30代最初の主演作で気合を入れて撮影に臨んだ」という高良は「監督の演出は短い言葉の中にさまざまな意図が感じられ、これまでに経験したことがない現場だった」と語っている。

「多十郎殉愛記」
4月12日(金)全国ロードショー

出演:高良健吾 多部未華子
木村了 永瀬正敏(特別出演)/寺島進

監督:中島貞夫
脚本:中島貞夫 谷慶子
製作:「多十郎殉愛記」製作委員会
制作:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
制作プロダクション:ザフール
制作協力:東映京都撮影所
配給:東映/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

公式サイト:http://tajurou.official-movie.com/

©「多十郎殉愛記」製作委員会