岡田准一主演「関ヶ原」6・2地上波初放送

映画
2019年05月16日

映画「関ヶ原」 岡田准一が主演を務めた2017年公開の映画「関ヶ原」が、テレビ朝日系で6月2日(日)午後9時から地上波初放送される。

 映画は累計部数590万部を超える司馬遼太郎のベストセラーが原作で、石田三成と徳川家康の「関ヶ原の戦い」を描いたスペクタクル巨編。ロケは京都・東本願寺、姫路城など各地の名だたる国宝級・歴史的建造物で行われ、エキストラ総勢3000人規模、のべ400頭にも及ぶ騎馬や鉄砲隊が入り乱れる大迫力合戦シーンも話題を呼んだ。

 監督は『日本のいちばん長い日』などで知られる名匠、原田眞人。25年という長い年月にわたって映画化を熱望し、その思いが豪華キャストを迎えて実現した。

「純粋すぎる武将」石田三成役は、5月22日(水)より放送される5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』でも主演を務める岡田。今作ではただ正義を信じ、不器用で人間味があるという新たな三成を誕生させ、撮影現場では“岡田”三成と呼ばれるほどのハマり役に。

 豊臣家への忠義を貫き、誰に対しても義を重んじ、「ひとりが万民のために尽くせば天下は栄える」を意味する「大一大万大吉」を掲げて生きた役どころに、岡田自身も「司馬先生の三成像が僕の三成像の基盤となっているところはあります。泥くささがあって純粋でシビアでもある。いろいろな表情のある三成にしたい」と意気込んで臨んだという。

 対する徳川家康役は、日本映画界を代表する名優、役所広司。作品によってさまざまな表情を見せる役所が、今作では家康役に初挑戦。特殊メイクに加え、本来の役所の何倍も大きくしたような体格で、恰幅がいい“狸親父”像を創造し、表と裏の顔を巧みに演じ分けながら度量たっぷりに、かつ魅力的に家康を熱演した。役所が“いい人”として家康を演じれば演じるほど“悪役”に見えてくる、といった不思議な魅力も演出されている。

 また、三成に仕える忍・初芽役で有村架純が本格時代劇初出演を果たし、殺陣などアクションに挑戦。共演はほかに平岳大、東出昌大、北村有起哉、伊藤歩、音尾琢真、和田正人、滝藤賢一、キムラ緑子、中越典子、壇蜜、松山ケンイチ、西岡德馬ら。

<ストーリー>
 幼くして豊臣秀吉(滝藤賢一)に才能を認められ、秀吉の小姓となった石田三成(岡田准一)は、成長し大名に取り立てられると、猛将として名を馳せた牢人・島左近(平岳大)を石高の半分を差し出して家来に迎える。そして、伊賀の忍び・初芽(有村架純)も“犬”として三成に仕えることに。
 秀吉の体調が悪化の一途をたどり、天下取りの野望を抱く徳川家康(役所広司)は、秀吉の不興を買う小早川秀秋(東出昌大)や、他の秀吉恩顧の武将たちを言葉巧みに取り込み、勢力を拡大していく。三成はそんな家康が気にくわない。
 1598年8月、秀吉逝去。1599年閏3月、大老・前田利家(西岡德馬)も亡くなると、先の朝鮮出兵か時から三成に恨みを持つ福島正則(音尾琢真)、加藤清正(松角洋平)ら秀吉子飼いの七人党が三成の屋敷を襲撃した。三成は家康の屋敷に駆け込み難を逃れるが、このことで佐和山城に蟄居することになる。
 1600年6月、家康が上杉討伐に向かう。上杉家家老・直江兼続(松山ケンイチ)と結託して家康の挟み撃ちを図っていた三成は、大谷刑部(大場泰正)らを引き込み、毛利輝元を総大将に立て挙兵。三成の西軍、家康の東軍が覇権をかけて動き始める。
 1600年9月15日、決戦の地は関ヶ原。三成はいかにして家康との世紀の合戦を戦うのか?そして、命をかけて三成を守る初芽との、密やかな“愛”の行方は…。

©2017「関ヶ原」製作委員会