桜井日奈子が優等生と不良少女の二役に挑戦!『ヤヌスの鏡』34年ぶりに映像化

ドラマ
2019年06月19日

『ヤヌスの鏡』 桜井日奈子主演のFODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』の制作が決定した。

『ヤヌスの鏡』は、1981年から1982年に『週刊セブンティーン』で連載された宮脇明子の人気漫画。厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(オザワ・ヒロミ)が、ある時、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描き、1985年にフジテレビでドラマ化され大きな話題となった。今回、34年の時を経て再び映像化される。

 主人公の小沢裕美(ヒロミ・ユミ)役を演じるのは、桜井日奈子。大人しい優等生・ヒロミと夜の繁華街に現れる不良少女・ユミという正反対の人格を演じ分ける難しい役どころに挑戦する。

<桜井日奈子(主人公・小沢裕美役)コメント>
ヒロミとユミ、同じ人間だけど対照的な2人がいろいろな人を巻き込んで本当の自分とは何か、葛藤する物語です。
原作はお話を頂いてから読みました。
ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。
ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました。衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました。
大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです。
誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、とあらためて思いました。
誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれるとうれしいです。

<清水一幸(企画・プロデュース)コメント>
子供の頃、テレビにくぎづけになった作品の一つに『ヤヌスの鏡』がありました。「古代ローマの神・ヤヌスは…」で始まるナレーション、優等生と不良少女の二役を演じ、変わる主人公の姿にドキドキしたのを覚えています。
今回、34年の時を経て、あらためて映像化に挑戦しようと企画しました。
そして、“主人公は誰に?”と考えたときに、この役柄はとにかく普段とのギャップ、不良少女のイメージからかけ離れている方に尽きる!と思い、それは…桜井さんしかいない!と思い、桜井日奈子さんにお願いしました。
実際の桜井さんの演技はとても素晴らしく、見事に二役を演じ切ってくれました。
普段は優等生の役が多い桜井さんの不良少女姿、こちらも必見です(笑)
皆様、楽しみにしていてください!

FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』
配信開始日:8月を予定

<ストーリー>
主人公・ヒロミは、厳格な家庭に育ち、幼い頃から祖母の貴子に厳しく教育されてきた。特に異性との交友については厳しく、交際などもってのほか。しかし、ヒロミも普通の女子高生と同様に恋をし、ひそかに生徒会長の進藤に憧れていた。
あるとき、進藤の存在が貴子に知られ、激怒した貴子は納戸にヒロミを閉じ込めてしまう。その納戸で見つけた古い鏡台の引き出しの中には、口紅や香水、さらに母・由起子の破れた写真が…。動揺したヒロミは誤って香水を床に落としてしまう。すると、幼いヒロミが鏡台に映った自分に話しかけている姿を見て、過去の記憶がフラッシュバックし、ついには気を失う。気がつくとヒロミは全く違う人格のユミに入れ替わっていて…。

出演:桜井日奈子 他

<スタッフ>
原作:宮脇明子『ヤヌスの鏡』(集英社文庫<コミック版>刊)
脚本:阿相クミコ、青木江梨花
音楽:手島いさむ(Line Drive Record)
企画・プロデュース:清水一幸
プロデューサー:郷田悠(FCC)
演出:水田成英(FCC)、佐藤さやか、おおはたしんじ
制作協力:FCC
制作著作:フジテレビジョン

FOD公式サイト:http://fod.fujitv.co.jp/

©宮脇明子/集英社 フジテレビ