設楽統、内藤剛志を絶賛「日本のハリソン・フォードですからね!」『ペット2』吹替版会見

映画
2019年06月24日

映画「ペット2」吹替版完成会見イベント 7月26日(金)公開の映画「ペット2」吹替版完成会見イベントが行われ、バナナマン、佐藤栞里、永作博美、宮野真守、内藤剛志、伊藤沙莉が登壇した。

<キャストあいさつ>
設楽統「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。前作に引き続きマックスの声を担当しました。この夏、前作を上回って、観ると温かい気持ちになり、元気になる作品となっていますので、ぜひよろしくお願いいたします!」

日村勇紀「本当にすごく面白いです。前作も最高なんですが、2も最高です。ぜひ皆さんこの夏、映画館で必ず観ていただきたいです!」

佐藤栞里「前作よりもパワーアップしたペットたちのかわいさと成長ぶりを見ることができます。そして2匹を愛情深く育てています!」

永作博美「行動範囲も、気持ちの範囲も本当にパワーアップして、皆が楽しめるような作品となっています。大人が観ても、思わず笑ってしまうところが満載です」

内藤剛志「アテレコは自分の顔が映らないのですごく楽しいです。本国ではハリソン・フォードさんがルースターの声を担当しているのですが、そこが今回の役をお受けした理由として一番大きく、僕のモチベーションになっていたところかもしれません(笑)。どれくらい僕が頑張れたのか、結果は観てみてください」

伊藤沙莉「もともと『ペット』の大ファンだったので、まさか新キャラクターとしてここに立てているということが、本当にうれしいです。緊張していますが、本当に面白いし、笑えるし、グッとくるところもたくさんあって、観ているこちらも勇気づけられる作品なので、皆さんにも楽しんでもらいたいです」

宮野真守「前作で演じたタカのタイベリアスが今回は出演しないということで、お役御免になるかと思いきや、別の役で返り咲きました!ビジネスチャンスをつかみました、宮野真守です!」

 前作から3年の時を経て、マックスとデュークを演じたことについて、設楽は「『ペット2』は物語の世界の中でも時間が経過して、いろいろなことが変化しています。冒険や、友情や、成長物語やいろいろな話が入り組み詰まっているのに、すごくまとまって、スムーズに頭の中に入ってくるんです。観終わったあと、心が温まって、元気になって、頑張ろう!という気持ちになれる作品です」と。

 日村は「前作のデュークはマックスの家に飛び込んできて、ギスギスして性格がねじ曲がったワンちゃんだったんですけど、この3年間でものすごく丸くなってます。別の犬みたいでものすごくかわいいです!マックスの成長も素晴らしいんですが、デュークもそれはそれはステキな犬になっているので、そのあたりも注目してほしいですね」と語った。

 本作で結婚・出産を経てママとなったケイティを演じた佐藤は「前作では背が高かったり、ショートカットだったり、お洋服がカジュアルだったり、ケイティとの共通点があったんですが、3年の間に結婚や出産を経験したケイティは、急に遠い存在になった気がしました。どうすればケイティの持つ母性を出せるのかな、と不安を抱えながら現場に行くと、マックスとデュークと、息子のリアムがものすごくかわいらしくて、自然と母性が漏れてきたんです。なので、設楽さんと日村さんのおかげで、母になれました!」と演じる上での変化を明かした。

 永作は「先程のお三方とも、すごく成長を遂げていて私も感動したんですが、クロエだけは相変わらずマイペースで、どうしたらこんな風になれるんだろうと、私も教えてほしいくらいです(笑)。ツンデレ具合も変わらず、自分の道を生きてました」と。

 設楽が「声を入れる作業をしていると、皆さんの顔がそのキャラクターに見えてくるんです。実は永作さんも大人っぽいけど、ツンデレで、かわいらしいところもあって、クロエみたいな人なのかなって、思っています」と話すと、永作は「確かにキャラクターを見ていると、皆さんの顔が浮かんできますよね。どちらかというとクロエより、私は犬っぽいかもしれないです(笑)」と語った。

 ここで、最新作で新たに登場したキャラクター、ルースターとデイジーの本編映像を初お披露目。英語版でハリソン・フォードが演じるルースター役は、“サムライ”をイメージしているそうで、設楽は「内藤さんは本当にお上手で、声の重みもあって、日本のハリソン・フォードですからね!」と絶賛。

 内藤は「設楽先輩と日村先輩についていくのが必死でしたけど、本当に楽しかったです。今回は勇気の話ですが、それを示すような役柄でした。ハリソンは吹き替えが初めてだそうですが、僕は結構吹き替えのお仕事経験があるので、若干アドバンテージがあるのかなと(笑)。でも彼のセリフを聞いていると、さすがお上手だと思いました。英語の表現を日本語に直すことが難しく、ハリソンの演出なのか、癖なのかは分からないですが、ルースターはため息をつくんです。日本人のため息はネガティブなイメージもありますが、そうではないように表現することが苦労しました」と語った。

 また、内藤はバナナマンとプライベートでも仲が良いそうで、設楽は「10年以上も前から、僕らのことを大好きって言ってくれてて、ライブもずっときていただいていて、京都で撮影しているのにわざわざスケジュールを空けて来てくださることもあって。お仕事で一緒になったことはあるんですけど、がっつりとお芝居をしたのは初めてだったのですごくうれしかったです。特に今回、僕が演じるマックスはルースターが人生の師となり、ルースターに認めてもらえるのがうれしいというストーリーなので、それが自分とも重なりました」と。

 日村は「マックスは今回ルースターと絡みがたくさんあるから、めちゃくちゃうらやましいんですよ!普段内藤さんはバナナマンに対して、もちろん俺にも優しいんですけど、ルースターという役は、全然デュークに興味ないんです!ほとんど交流がない!マックスと一緒に何かしようというときも、ルースターから『デュークはここで待っとけ』って言われちゃう。なんで俺待たなきゃいけないの!一緒に行きたいよ!(笑)」と不満げ。

 内藤が「多分、デュークは勇気がある子だからひとりでも大丈夫なんだと思う。それに比べてマックスには弱さがあったから、鍛えてあげないと、と思ったんだろうね」と優しくフォローし、会場は笑いに包まれた。

 もう一匹の新キャラクター、デイジーを演じる伊藤は、本作が吹き替え初挑戦ということで「私は声に特徴があるので、せっかくだからこの声を生かして何かやりたい、アニメのお仕事をやりたいとずっと思っていたんですが、そんな簡単なことじゃないですし、一生こないかなとも思っていたので、うれしかったです。デイジーは見た目がかわいらしいキャラクターなので、間違いじゃないかな?と思っていたんですが、本国の声もハスキーボイスだったので、自分なりにゆっくりやっていこうと頑張りました」と振り返った。

 イルミネーション作品の先輩でもある永作は「勇敢に戦ってこれから引っ張っていくデイジーの勇ましさが、声からにじみ出ていたのでかっこいいな思いました」と伊藤さんのデイジーに太鼓判。

 伊藤も「まさかアニメーションで初めてご一緒させていただくとは思わなかったんですけど、クロエは本当にかわいくて、永作さんに引っ張っていただきました」と。

 伊藤とも共演経験があるという設楽は「伊藤さんは声に特徴があるので覚えやすいですよね。デイジーってかわいいけど、内面には強さがあって、まさに伊藤さんにピッタリだなって思います。かわいらしくて特徴的な声がうらやましいです」とコメント。伊藤は「ありがとうございます。デイジーは口が悪いので、そこはやりやすかったです(笑)」と笑顔を見せた。

 そして、これまで数多くイルミネーション作品に出演しながら初めての悪役を演じた宮野は「今回は悪役に挑戦させていただきました。前回はおじいちゃんのタカ、今回は悪役と、自分の声優のキャリアとしてもやったことのない雰囲気の声を、いつも経験させていただいています」と感謝。

 設楽は「イケメンな声のイメージがありますけど、変幻自在で何でもできる方なので、僕なんか監督に“ああして、こうして”と言われてもこの声しか出せないので、すごいな!と思います」と。

 すると宮野は「この役は僕もすごく悩みまして。元々本国のキャラクターの声がロシア訛りで、英語もカタコトだったので、巻き舌にしてみたり工夫を重ねて、だんだん悪人っぽい声になっていきました。でもこの声を出し続けるのは大変で、収録が終わったら喉が枯れちゃいました」と役作りについて明かした。

 日村も「セルゲイって本当に腹が立つ役で、嫌なヤツなんです。なので、宮野君からこの声が出ているのが想像つかない、さすがだとしか言えないです!」と語った。

 ここで出演者の“ペット写真”を紹介するコーナーを実施。新キャラクターを演じる内藤&伊藤が愛するペットを自慢することに。

 大の愛猫家でもある内藤はロシアンブルーのニュイと、ソマリのチャイを紹介し、「かわいい~!さっきも触ってきました。触りまくってます。生まれてから、今までペットがいなかったことがないんです。生き物が大好きで常に傍にいるんですよ」と。

 猫のクロエを演じる永作は、そんな想いを抱いた内藤が飼い主だったら?と聞かれると「内藤さんがこんなふにゃふにゃの顔になられているのを見ると、愛情深くて、優しいんだろうなって。そんな飼い主さんなら良いなって思います」と。

 内藤は「犬は分かりやすいんですけど、猫は感情をあまり出さないので、飼い主が想像することが多いんです。だからこんな顔になっちゃうんだろうな(笑)。もう早く帰りたい!」と愛猫が恋しくなった様子。

 一方、伊藤は犬を飼い始めたそうで「マルチーズとミニチュアダックスフンドのミックス犬、トイ君です。破天荒でじたばたしながら、自由に生きてます。あと発想が独創的なんです!ドッグランに行ったとき、飼い主さんにかわいがってもらっている犬がいたんですけど、並べば自分もかわいがってもらえると思って、その犬の後ろに並ぶんです!そういうところもかわいいなって」と魅力をアピール。

 すると、同じく愛犬家の佐藤は「いい子いい子待ちをするなんて、ジェラシーですかね?人懐っこいから、“こっちにもしてよ!”って、思ってるんですかね」とトイ君の気持ちを分析し、伊藤は「そうなんです!おいで!といわれたら誰にでも行っちゃうんです」と明かした。

 さらに「ペット」シリーズへの愛があふれる日村は、昨年『ペット』の舞台でもあるNYへ行き、マックスとデュークの縫いぐるみも共に連れて行ったという溺愛っぷり。「映画のシーンと同じところに行けば、楽しくなるかなと思って、いろいろなところで一緒に旅行してました」と、劇中の場面写真のような写真を紹介。

 設楽も「日本から旅行に行くときにこの二匹の縫いぐるみを持って行くって…すごいね!(笑)」と驚くと、日村は「今年の夏も行きたいなって思います。ケイティの家とかこれかなーって探したくって!」と語った。

 『ペット2』のテーマが“成長と勇気”ということで、佐藤の愛犬・ポメラニアンのはなちゃんに「ご飯をお預けされている状態で飼い主の佐藤さんが出て行ったらはなちゃんはどうするのか!?」という試練が与えられることに.

 この挑戦は前作に続き3年ぶり。前回は7分21秒“待て”ができたはなちゃんだったが、今回はまさかの52秒と、前回の記録を大幅に下回る結果に。

 これには佐藤も「あれ?3年前は7分以上待ってたのに…今回は全然待ってくれない」と悔しそうな様子を見せたが、設楽が「はなちゃんは“あ、これ食べてもダメなやつじゃない、3年前にもやったもん!”って食べたんじゃない?」とフォロー。佐藤も「あ、そういうことですね。ものすごく成長してます!でもこんなはずはないって家でもう一回やったら、20分ぐらい待ってくれたんですよ?」と、かわいい愛犬を擁護する親バカな一面を見せた。

映画「ペット2」
7月26日(金)全国公開

監督:クリス・ルノー
脚本:ブライアン・リンチ
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー

配給:東宝東和

声の出演:バナナマン(設楽統・日村勇紀)/佐藤栞里/永作博美/伊藤沙莉/内藤剛志 ほか

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