Hey! Say! JUMP八乙女光&伊野尾慧が戦争体験者を取材「架け橋的な役割をできたら」

エンタメ総合
2019年08月05日
『Nスペ×らじらー!』

 NHK総合とNHKラジオ第1で8月10日(土)に生放送される『NHKスペシャル』と『らじらー!』のコラボレーション番組で、ロケに参加したHey!Say!JUMPの八乙女光と伊野尾慧が取材会に出席した。

 この番組では、映画「この世界の片隅に」の主人公・すずさんのように戦時中に毎日を懸命に暮らしていた人たちを探して、『#あちこちのすずさん』でつなげていこうという企画。8月10日(金)に、スタジオ内にラジオブースを設営してラジオ第1『らじらー!』(後8・05~9・55)、NHK総合『NHKスペシャル』(後9・00~9・49)を表裏同一放送する。

 番組内では千原ジュニアと広瀬すずがアニメ×生朗読をするほか、八乙女と伊野尾がそれぞれ戦争体験者へ取材したVTRを紹介するなど、さまざまな企画が用意されている。

『Nスペ×らじらー!』

 八乙女は、寄せられたエピソードについて、「家族でバーベキューをやっていたら、おじいちゃんが急にセミを捕まえてきて、そのセミの羽をもぎ取って、みんながお肉を焼いている横でセミを焼いて食べていて、周りはあぜんとしたという投稿があって。戦時中、セミは貴重なタンパク源で、そのおじいちゃんにとっては、おいしかったという思い出のある懐かしい味だというのですが…、衝撃的でした」と語った。

 また、八乙女は、戦時中の食生活について取材へ行ったロケ先で「地面に生えていたよもぎを食べたのですが、かめばかむほど苦くて…。でも聞いてみると『当時は味がないものも多かったから、苦くても味がするだけでおいしかった。味がするということが大切だった』というお話が印象的でした」と撮影を振り返った。

『Nスペ×らじらー!』

 伊野尾は「『らじらー!』で戦争の企画をやったからこそ、ひいおじいさん、ひいおばあさん、おじいさん、おばあさんに話を聞いてくれたり、普段、話題にしづらいことについて家族に聞いて、たくさんの方が投稿してくれてうれしかった」と、リスナーに感謝した。

 さらに「戦争の話を自分のおじいちゃんやおばあちゃんに聞く機会はなかったので、実際に戦争を経験した人からお話を聞ける機会は非常に貴重なものだと思いました。当事者の方の言葉を実際に取材で聞くのは僕も初めてだったので、すごく刺激的でしたね」と取材の感想も語った。

 8月10日(土)の生放送について、八乙女は「『らじらー!』ではいつも正直にリアクションをしているので、『Nスペ』でどういうトークになるのか分からないですけど、素直に反応していきたい」と。

 伊野尾は「いつもの『らじらー!』だと思って聴き始める人もいると思うので、戦争を教科書でしか知らない世代のリスナーの方たちを、戦争がテーマの今回の『NHKスペシャル』につなげられるような、架け橋的な役割をできたらなと思います」と意気込んだ。

 また、番組を通して戦争体験について聞くことの大切さを知ったという八乙女は「今回の『らじらー!』と『Nスペ』のコラボは、僕らと同世代からさらに若い世代の方に聞いて、見てほしい。なぜかというと、戦争を体験した方から直接話を聞けるのは、今の10代、20代がギリギリの世代だと思うから。僕も『らじらー!』で戦争というテーマを扱って、知ることの大切さ、教科書に載らないようなことも大事だな、と思いました」とアピールした。

『Nスペ×らじらー!』
NHK総合
8月10日(土)後9・00~9・49

ラジオ第1
8月10日(土) 後8・05~9・55