岡崎紗絵、さらば森田哲矢に“初めて”捧げる

ドラマ
2019年10月21日
『猪又進と8人の喪女~私の初めてもらってください~』

 10月24日(木)スタートの深夜ドラマ『猪又進と8人の喪女~私の初めてもらってください~』(カンテレ)のPRイベントが行われ、主演の森田哲矢(さらば青春の光)とヒロインの岡崎紗絵が登場した。

 出版部の編集者・猪又進役でドラマ初主演を果たした森田は「初主演!調子にのってます!」と心境を明かしつつ、「さっきまでジャケットを着るか着ないか、どちらで登場するかで迷っていたんですよ。どーでもいいですか?」と冒頭から笑いを誘った。

 カリスマ女流作家・アカリ役でコメディーに初挑戦した岡崎が「この話を頂いたときは、面白さって自分の物差しによって違うから、どうしたら面白いんだろうって不安がありました。でも、撮影初日から森田さんとはこんな感じで打ち解けられたので」と笑顔で話すと、森田は「この人、初日から僕の顔を見て爆笑するんですよ。そういうNGを出す方でした(笑)」と撮影を振り返った。

 ドラマのタイトルでもある“喪女”とは、2ちゃんねるやSNSなどインターネット上で使われている言葉で、「男性と付き合ったことがない」「告白されたことがない」などいわゆる“モテない女性”を意味する。森田も岡崎も“喪女”という言葉の存在さえ知らなかったそうで、森田は「当初、喪女と森田哲矢の名前で企画書が通ったので、“出てもらえないですか?”っていう話だったんです」と事後報告で出演依頼があったことを告白。そのため、「喪女というものがまったく分からなかった。我こそは喪女だという4人の方から3時間くらい話を聞いて、喪女というものを深掘りしました。そこからどういう話にするか考えていったんです」と、主演として出演することに加え、脚本監修として参加するまでの経緯を説明した。

“喪女”に関して印象的だったことについて、森田は「見た目は喪女に見えない方でも、総じて『私なんて…』というメンタルの人が多かったです。あと、喪女であることはバレたくないから、“恋愛してます感”を出す必要があって、女子会は地獄だって言っていましたね。来世で頑張ろうって諦めている人に、今世で頑張ろうと思ってもらえるドラマになっていると思います!今回、企画段階で言っていたのは、本当に喪女に見える人を選ぼうということだったので、喪女役のスペシャリストたちが一堂に会しています」とPR。

 岡崎も「喪女の皆さん全員が印象深いんですが、コスプレ喪女さんとか面白くて印象的でした。どれもちょっとずつ共感できるところがあるんです」とコメントした。

 そして、イベントではタイトル「初めてもらってください」にちなみ、岡崎の“初めて”を森田にあげちゃう特別企画「岡崎紗絵のモルック初めてもらってください」を開催。芸人としての活動だけではなく、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の日本代表として、フランスで行われた国際大会に出場した森田が、岡崎にルールや投げ方をレクチャーした。

 「3回ずつ投げて25点に近い方が勝ち」という特別ルールで行うも、日本代表の森田と初心者の岡崎とでは実力の差が歴然だったため、急きょ「森田が25点を取らなければ岡崎の勝ち」という思い切ったルールに変更。森田が24点という結果になり、岡崎が勝利を収めた。

 最後に森田は「僕が主演、主演といっても、ほぼ岡崎さんのドラマです。岡崎さんに対するスタッフの対応が主演レベルなんですよ。普通カメラが止まると、メイクさんが直しに入るものなんですけど、僕にはまったく来ない。ずっと顔がテカテカで!」と自虐的に語りつつ、「岡崎さんや喪女の方が面白いので、僕はそこに添えるようにツッコミを入れただけ。岡崎さんの変顔もあって、気軽に見られる作品になっています。今のところ、視聴率がゼロの可能性があるので、皆さんにぜひ観ていただかないと!!」と熱烈アピール。

 岡崎も「毎話登場する喪女さんや、アカリに振り回される猪又だったり、どこを切り取っても面白いドラマになっているので、いろんな方に観ていただきたいです」と語った。

『猪又進と8人の喪女~私の初めてもらってください~』
カンテレ(関西ローカル)
10月24日スタート
毎週(木)深0・55~1・25

©カンテレ