村上信五が上野由岐子&桐生祥秀の強さの秘密に迫る『情熱の鼓動』12・30放送

エンタメ総合
2019年12月25日
『村上信五∞情熱の鼓動』

 12月30日(月)放送の『村上信五∞情熱の鼓動』(フジテレビ)は、ソフトボールの上野由岐子と陸上の桐生祥秀の強さの秘密に村上が迫る。

 村上は、ソフトボール日本代表が合宿をしている島根を訪れ、レジェンド・上野由岐子と初対面。上野は、2008年の北京オリンピックで、決勝まで3試合連続で完投、413球を投げ金メダル獲得の原動力となった。あれから11年たち、37歳の上野はいまなお現役生活を送っている。

 上野の最大の武器は、世界最速と言われるストレート。いまだに日本人の中では最速を誇っている。そんな上野の前で村上がピッチングに挑戦。野球経験はあるが、ソフトボールは「ちんぷんかんぷんでさっぱり」という村上。ボールの持ち方や足の運びを一つ一つ確認しながら教わっていき「やばい、深すぎる。ピッチャーのここの世界、すごいですね」と感じ入る。

 どうしても上野のスピードへのこだわりが気になる村上は「マックス何キロぐらいですか?」と質問するが、上野からは「スピードにはこだわって投げてない」と意外な答えが。けがにつながってしまうため、むしろスピードが出過ぎないように気を付けているという。

 上野が大切にしているのは、ボールの速さよりも“コントロール”で「ノーヒットノーランも意識はしているが、失投さえなければできる」との発言に、村上は「大名言!それって普段の意識の高さじゃないですか」と圧倒される。

 上野とソフトボールの出会いは、子供の頃にたまたま友達に誘われたのがきっかけ。厳しい指導を受けてきたかと思いきや、小学生の頃はソフトボールが遊び相手の感覚で楽しかったそうで「まさかこんなにずっとやるとは思ってなかった」と予想外の答えに村上は驚く。

 上野が中学生の頃にソフトボールがオリンピック種目になり、そこで初めてオリンピックを意識。その後、2004年のアテネオリンピックに出場。エースとして開幕戦のマウンドを任され、日本代表は銅メダルを獲得した。

 競技人生の浮き沈みを折れ線グラフにして振り返ると、アテネから北京までの4年間が「本当につらかった。もうすっごい追い込んで」と苦しんだ日々を語る上野。そして、北京で世界一の称号を手にした後、グラフは急降下。一体何があったのか?

 ロンドン・リオと2大会連続でソフトボールはオリンピックの正式種目から外れ、上野は目標を見失った。そんな空白の11年、今日に至るまでレジェンドはどのように過ごしてきたのか?さらに、東京オリンピックで、次世代の選手たちが台頭する中、代表候補で最年長となる上野の思いに迫る。

『村上信五∞情熱の鼓動』

 次に、村上は、陸上・桐生祥秀の公開練習を見学。この日行われたトレーニングは、120キロのバーベルを持ち上げる筋力トレーニングと坂道ダッシュ。高校時代からやっているこの坂道でのダッシュに桐生の速さの秘密が隠れているという。他の選手とは違う、桐生の足にある秘密とは?そして、独自の走法「フラット接地」についても解説する。

 また、0.1秒を削る作業に挑む桐生は、東京オリンピックに向けて秘策を用意していた。なんと、今年の夏にスパイクを変更。それでフィールドとの接地力を強めるピンを外すという、今までの陸上の常識からは考えられないものだった。オリンピックまで1年を切ったタイミングでの変更はかなりのリスクを伴う。秘策スパイクにした理由から、桐生の走り方と速さの秘密が見えてくる。

 そして、2度目の出場となる東京オリンピックへの思いを聞いた村上は「現役の脂乗ってるバリバリの時に迎えるって、他の競技の人にも言ってるんですけど、各競技の神様がおまえまだ頑張れよって言うてると思います」とエールを送る。取材後、村上は「面白かったですね、天才肌やね。あの奔放さがいいですよね」と感想を語った。

『村上信五∞情熱の鼓動』
フジテレビ
12月30日(月)前7時~8時

<出演>
ナビゲーター:村上信五(フジテレビ系 東京2020オリンピック メインキャスター)
ゲスト:上野由岐子(ソフトボール)、桐生祥秀(陸上)
テーマソング:フジテレビ系スポーツ情熱ソング「歓喜の舞台」関ジャニ∞

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sports/kodo/

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