尾美としのり、斎藤道三役の本木雅弘との共演語る「道三と化かし合うのが面白かった」

ドラマ
2020年02月02日
『麒麟がくる』
『麒麟がくる』

 大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)の第3回「美濃の国」が2月2日(日)に放送され、土岐頼芸役で出演する尾美としのりからコメントが届いた。

 尾美は、第2回で斎藤道三(本木雅弘)に暗殺された土岐頼純(矢野聖人)の叔父にあたる土岐頼芸を演じる。頼芸は美濃の守護でかつて道三と結託し、兄を守護の座から追い落とした過去を持つ人物。

『麒麟がくる』

 土岐頼芸を演じるにあたって、尾美は「事前に文献や資料を読みましたが、それで役づくりをするというより、現場で監督と話しながら、頼芸像をつくり上げています。ですからシーンを重ねるごとに頼芸に近づいていっているという感じです」と。

『麒麟がくる』

 さらに「『おんな城主 直虎』に出演した際にも光秀さんがいましたが、『直虎』の光秀さんは既に髪が白くなっていましたので、すごく印象が変わりました。光秀にも若い時があって、いろいろなことがあり、年をとるとああなるのかと、そんなことをちょっと思ったりしました。2作品続けて明智光秀と絡むことになり、面白かったです」と振り返った。

『麒麟がくる』

 斎藤道三役の本木雅弘との共演については「本木さんとお芝居をするのが初めてで、今回共演できてすごく楽しいです。鷹の絵を描くシーンは、絵を描くのに一生懸命でしたが、絵を描きながら道三と化かしあうのが、なかなか面白かったです」と。

『麒麟がくる』

 続けて「頼芸は道三のことを怖がっているし嫌っているので、あまり目を合わせたり顔を見たりはしません。『あまり近寄りたくない』と思っています。そして、どうにか道三の息子である斎藤高政と、家臣である光秀を手なずけようとします。そういうずる賢さが、全体を通して垣間見えたらいいなと思います」と語った。

『大河ドラマ「麒麟がくる」』
NHK総合ほか
毎週(日)後8・00~8・43

©NHK