『鈍色の箱の中で』第1話撮影レポート

ドラマ
2020年02月08日
『鈍色の箱の中で』

 テレビ朝日の新ドラマ『鈍色の箱の中で』が、2月8日(土)にスタートする。

 篠原知宏の同名LINEマンガが原作。同じ分譲マンションに住む幼なじみの高校生5人が織り成す、初恋をテーマにした切なく危険な偏愛ラブストーリー。ヒロイン・桜井美羽役の久保田紗友をはじめ、辻内基秋役の萩原利久、真田利津役の神尾楓珠、高鳥あおい役の岡本夏美、庄司悟役の望月歩と実力派の若手キャストが集結している。

『鈍色の箱の中で』

 撮影は今冬、寒空の下、分譲マンションの日常風景のシーンで始まった。美術スタッフは、本作のために小さな小屋を制作。その前には、幼い美羽たちを演じる子役たち。住人の河野綾芽(筧美和子)に目を奪われ、ままごとに集中できない基秋に強引にキスする美羽の芝居のかわいさには、スタッフもほっこりしていた。

『鈍色の箱の中で』

 久保田と萩原は、河原でクランクイン。基秋が美羽をおんぶするこのシーン。何度もおんぶが続き、監督が「大丈夫?」、久保田も「ごめんね…」と気遣うも、萩原は「大丈夫です!」と返答。制服姿の久保田と萩原はベンチコートやひざ掛け、ヒーターで暖を取りながら、胸キュン必至の名場面を作り上げた。

 絵が得意な基秋が学校の体育館の前でスケッチをするシーンでは、萩原に監督が細かな感情を指導。萩原いわく「基秋には素の自分と重なる部分がほとんどなかったので、クランクイン前はどんなふうに演じるのがいいか不安だった」そうで、監督のひと言ひと言に耳を傾けて基秋像を探っている様子だった。

『鈍色の箱の中で』

 一方、神尾はほかの4人と距離を取って彼らを見下すような言動をする役どころだが「挑発する役をあまり演じたことがないので、新鮮で楽しい」と笑顔。休憩中にはボケたり、ふざけたりとムードメーカー的な存在で、そんな神尾に岡本がツッコミを入れるなど現場は劇中のドロドロした関係とは異なり、和やかな雰囲気だ。

『鈍色の箱の中で』

 体育館では、バスケ部の悟と学校一のモテ男・本田先輩(宇佐卓真)の試合シーンも撮影。「この撮影のために、バスケの練習と体を鍛えることを頑張りました!」と語っていた望月は、その成果を発揮して見事なドリブルを披露。合間には、バスケ好きの萩原も加わり3人で一緒にプレーする姿も見られた。

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©テレビ朝日

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