唐沢寿明主演『あまんじゃく』続編決定!「パワーアップした大人のエンタメを楽しんで」

ドラマ
2020年02月19日
『あまんじゃく』

 2018年9月に放送された唐沢寿明主演『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む』(テレビ東京系)の続編となる『あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い』が2020年春に放送されることが決定した。

 前作に引き続き、唐沢演じる元外科医の殺し屋・折壁嵩男(おりかべ・たかお)が、法で裁けない悪人を成敗しながら、生死を懸けた闘いを繰り広げ、現代医療の狂気を鋭くえぐるクライム・サスペンス。

 監督は前作同様、木村ひさしが担当。主人公・折壁嵩男の元恋人で内科医の梶睦子を演じる木村多江、正体不明の弁護士で折壁に殺しの仕事を仲介するエージェントの横倉義實を演じる橋爪功も再集結する。

<唐沢寿明 コメント>

『あまんじゃく』のパート2をやると聞いて正直、驚きました。今回も話の展開はかなりシリアスなのですが、シリアスだけではなく、CGを駆使したトリック満載で結構笑えるところもあって、パート1以上に面白い仕上がりになっていると思います。真面目にやっているからこそ、笑えるところがある。そこが見どころです。前作よりもさらにいろいろな意味でパワーアップした大人のエンタメを、ぜひ楽しんで見ていただきたいです!

<木村多江 コメント>

前回の『あまんじゃく』ではアクション面など新しい自分を発見できてとても面白かったので、また睦子を演じることができてとてもうれしいですし、楽しみでした。このドラマは非常に大人のドラマだなと思いますが、その中にちょっとシュールな笑いも含まれていて、独特な世界が繰り広げられているんですね。ちょっと大人のファンタジーでもあり、大人の戦隊モノでもあり、でもやっぱり社会派のドラマでもあって。そんな多面的な要素のあるドラマなので、それを皆さんに深い懐で大いに楽しんでいただけたらいいなと思っています。

<橋爪功 コメント>

『あまんじゃく』が、再びスペシャルドラマとして帰ってくると聞いて、まったく驚きませんでした。監督の手腕を信じていましたから。
撮影現場では、唐沢さんがいろいろと工夫している姿がステキでした。駐車場や韓国料理店など、多少コメディタッチのシーンなどお気に入りです。楽しみにご覧いただきたいですし、皆さんがどんな印象をお持ちになったのか気になるので、ご覧になった方々の感想、あるいはメッセージをうかがいたいです。

<田淵俊彦プロデューサー コメント>

毎日のようにニュースや新聞で医療ミスや再生医療の倫理観が問われる今、「命の価値」も日々変化している。そんな「不確かな価値観」に果敢に挑むのが、ドラマ『あまんじゃく』だ。様々なヒーローがいる中で、ここまで世間が求めたヒーローはいない。そう思えるほど冷酷でありながら、生きる意味や心の痛みを知り尽くした男、折壁嵩男が帰ってくる。放送後もネットなどで大きな反響を呼んだ『あまんじゃく』は、唐沢寿明、木村多江、橋爪功といった演技派俳優陣と木村ひさし監督の独特な世界観がぶつかり合う、いわば「バトル」のような作品だ。今回もめまぐるしい展開と息をもつかせぬどんでん返しで視聴者をくぎ付けにする。
「番組の大きな見どころ」は2つある。

(1)木村ひさしが巧妙に仕掛けるトリックと謎解き、サスペンスフルな挑戦を視聴者の皆さんはどれだけ見抜けるか?

(2)サブタイトルにもあるように、嵩男にとってこれが命を懸けた「最後の闘い」になる。それほど嵩男の今回のミッションはハードで、挑む相手はとてつもない巨悪だ。(この巨悪のキャストは後日、発表予定です。お楽しみに!)しかもその敵は身震いするほど残忍で、強大な権力と財力を持っている。どう見ても勝ち目がない相手に嵩男はどうやって闘いを挑むのか?

以上の見どころを引っ提げて『あまんじゃく』ワールドが再来する。前回楽しんで頂いた方も、今回初めてご覧になる方にも、満足して頂ける内容に仕上がっている。ご期待頂きたい。

『あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い』
テレビ東京系
2020年春放送

原作:藤村いずみ
脚本:泉澤陽子
監督:木村ひさし
出演:唐沢寿明、木村多江、橋爪功ほか

<あらすじ>

折壁嵩男(唐沢)は、元は優秀な外科医だったが、今は相棒の弁護士・横倉義實(橋爪)から殺しの依頼を受け、法で裁けない悪人を闇へと葬り去る殺し屋だ。この日の依頼人は元料理人・宗村将史。ターゲットは三波正昭という悪徳料理評論家である。三波はかつて、宗村の娘・亜子を罠にかけ凌辱し、自殺に追いやった過去がある。嵩男は宗村の依頼を受けることに。そんな中、世間では優秀な人間の死体から心臓や脳が抜かれるという、奇妙な事件が立て続けに起きていた――。
一方、三波の暗殺計画を進める嵩男の元に、さらなる殺人依頼が来る。嵩男のかつての恋人・梶睦子(木村)の紹介だという椙山絵麻が、DV夫・啓介を殺してほしいというのだ。さらに嵩男は難病の妻に悩む恩師・名和潤造とも偶然に再会する。運命の糸にたぐり寄せられるように予期せぬ出来事が続く。そしてそれは、やがて思いもかけない巨悪の存在につながっていく。
人類の領域を超えた科学を悪用して、世界を変えようとする巨大組織。組織に狙われた我が子の命を守るため、嵩男はこれまで対峙したことのない、この強大な敵に立ち向かう決意をする。しかし、それは同時に、自らの命を懸けた闘いを覚悟することに他ならなかった。現代医療の狂気を鋭くえぐる、クライム・サスペンス。シリーズ最狂にして、最後の幕が上がる。

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