ジム・ジャームッシュ監督最新作は愛すべきゾンビコメディ! 日本語版予告&ポスター解禁

エンタメ総合
2020年03月06日

 ジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』が、4月3日(金)より全国公開。日本語版予告とポスターが公開された。

 ジム・ジャームッシュ監督の3年ぶりの最新作となる本作は、世界中の映画ファンから監督がついにゾンビ映画を手掛けたことで話題沸騰していた。出演者には、ジャームッシュ監督とは4度目のタッグとなる名優ビル・マーレイと、前作『パターソン』に続く、アダム・ドライバーがW主演を務め、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツなど個性派ぞろいの常連組から、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズなど、新たに加わったベテランや若手スターまで、これまでのジャームッシュ監督作品の中でもひときわ豪華に、史上最強のファミリーが集結した。

 そして今回、日本版の予告映像が新たに公開。映像は、「この平和な街に…ヤツらがやって来る」という、どこかノスタルジックな文字とともに、ゾンビのダイナー襲撃シーンから幕を開ける。一心不乱にスマホ画面に見入って歩行する巷の“スマホ・ゾンビ”にインスピレーションを得たというジャームッシュ監督。本来は無個性であるゾンビに現代の世相を反映させる驚きの演出で本格的なゾンビ映画を作り上げた。

 テニスラケットを振り回す「スポ根ゾンビ」、 “コーヒー”という言葉を繰り返してさまようコーヒー・ゾンビ、酒の匂いを漂わせ酔っ払う「シャルドネ・ゾンビ」など、生前の物欲に従って行動する生ける屍たちを映像化。そんな奇想天外でユーモラスなゾンビたちは、「ウォーキング・デッド」のようにシリアスではなく、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のように過激でもないトボけた滑稽さにあふれている。

 奇想天外なゾンビたちの大量発生に立ち向かうのは、これまたとぼけた警官コンビ。ビル・マーレイが猟銃をぶっ放す衝撃シーンに加え、アダム・ドライバーがカイロ・レンかのごとく、ライトセーバーならぬナタでゾンビを斬り捨てる驚愕シーンも。「ゾンビを成敗しないと世界は終わる」と日本刀を携え現れたブロンド長髪のティルダ・スウィントンなど、他では絶対に見られないコミカルな怪演を、まさかの豪華キャストたちが披露している。

 合わせて解禁となったポスター画像では、まさに今、墓から這い出てきたかのような生々しいゾンビの手が…月夜に迫りくるゾンビの恐怖を掻き立てる。さらに、新たに解禁となった場面写真では、ティルダ・スウィントンが道着で日本刀を構える姿、セレーナ・ゴメスが友人たちとオタクグッズでいっぱいのホビーショップに立ち寄るシーン、ゾンビの襲来に怯えるダニー・グローヴァーとケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、まさかのゾンビ役で登場したイギー・ポップ、森で暮らす世捨て人を演じるトム・ウェイツの姿も。

 ジョージ・A・ロメロ監督の古典的名作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』にオマージュを捧げ、疾走感よりも牧歌的な緩やかさを選び取ったジャームッシュ監督による、愛すべきオンリーワンのゾンビ・コメディが完成。

デッド・ドント・ダイ
4月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツ

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