新海誠監督作「天気の子」の設計図「ビデオコンテ」一部公開

エンタメ総合
2020年03月08日

 新海誠監督最新作「天気の子」の5月27日(水)のBlu-ray&DVDリリースに先駆け、Blu-ray コレクターズ・エディションに収録されている特典映像「ビデオコンテ」の一部が公開された。

 今回公開された映像は、Blu-ray コレクターズ・エディションに収録される映像特典「ビデオコンテ」の一部。新海誠監督は映画の企画書作成後、それをもとにプロットを練り、脚本を執筆し、次にアニメ本編を制作するための、いわば作品の設計図ともいえるビデオコンテを作成する。そして監督自身が絵を描き、キャラクターの声を吹き込んだビデオコンテをもとに、アニメーションの作画や背景、音楽、音響などそれぞれ担当がシーンを制作していく。

 今回初めて公開されたビデオコンテのシーンは映画公開時にも話題となった、帆高が陽菜の家で“陽菜のお手製チャーハン”をごちそうになるところから、“お天気ビジネス”1件目の依頼が入るところまで。画面構図はもちろんのこと、陽菜の家のこまごまとした様子や、おいしそうなチャーハン、お天気ビジネスのサイトなど、この時点ですでに監督の頭の中で細部に渡りイメージされていることがわかる。また帆高、陽菜、凪の声も新海監督が演じることで、声の芝居の方向性を示すものとなっている。よく聞くと陽菜の描いた絵に対する帆高のセリフが本編とは違っているのもポイント。

 映画本編を見た後に、ビデオコンテを見ることで、新海監督の最初のイメージや演出意図がどのようなものだったのか、そこからどのように膨らんでいったのか、作品への新たな発見が楽しめるものとなっている。

 Blu-ray コレクターズ・エディションにはほかにも、映画「天気の子」が完成するまでの約1年間の制作過程を追ったメイキングドキュメンタリー、本編を見ながらアフレコや楽曲制作の裏側を語りつくした醍醐虎汰朗×森七菜×RADWIMPSによるビジュアルコメンタリー、新海誠監督と有働由美子による公開後の今だからこそ語ることの出来る「新海誠監督×有働由美子 反省会!」~映画『天気の子』を語り尽くした“ソノサキ”に~、国内や海外での舞台あいさつを記録したイベント記録映像集、“映画の着想点”や“物語が生まれる工程”など、監督の制作日誌をもとに創作の秘密に迫る、新海誠監督講演会「『天気の子』-物語の起点―」を収録。これらBlu-ray コレクターズ・エディションに付属する特典映像(特典ディスク1〜3)の合計は11時間を超える大ボリュームとなっている。

「天気の子」Blu-ray&DVD 5月27日発売

Blu-rayコレクターズ・エディション  ¥12,000+税

Blu-rayスタンダード・エディション  ¥4,800+税

DVDスタンダード・エディション  ¥3,800+税

発売元:STORY/東宝 販売元:東宝

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