『麒麟がくる』本木雅弘「道三の最期を静かに見届けて」

エンタメ総合
2020年05月10日
『麒麟がくる』

 大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)で斎藤道三役を演じている本木雅弘からコメントが到着した。

 5月10日(日)放送の第17回「長良川の対決」では“美濃のマムシ”と呼ばれた斎藤道三(本木)と、対立した長男・高政(伊藤英明)による「長良川の戦い」が描かれる。

『麒麟がくる』

 本木は道三と高政の関係について「現代も正に先行きの読めない世の中になっておりますが、 親子で命を奪い合うのも日常だった戦国の世の精神生活は、この現在とまた別の過酷さを感じます。あの時代は、その家がどのように存続していくかが最重要。 城主ともなれば、そのプレッシャーと向き合うことが人生そのもの。それ故、道三と高政がそうであるように、家督を譲るとともに、志を受け渡す過程で父子は必要以上の試練を共有する…」と。

 そして「道三と高政親子の間にあるものは、単なる愛憎とは違う次元のものなのかも知れません。武士としての覇気も、誇りも、傲りも、愚かさも、虚しさも 自我の中に呑み込んで、また吐き出してぶつかり合う」と語った。

『麒麟がくる』

 道三として最後の戦いとなる第17回「長良川の対決」。本木は「実の所、演じている最中は、道三の熱情をどこに向けていくのか自分でも収拾がつかずにいました。皆さんにはどのように映るでしょうか、いよいよ自らの判断の下に運命を動かし始めた光秀の姿と共に、 第17話『長良川の対決』、そして道三の最期を静かに見届けてください」とメッセージを送っている。

大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合ほか
毎週(日)後8・00~8・43ほか

©NHK