宮沢氷魚✕大鶴佐助 2人芝居「ボクの穴、彼の穴。」が9月に新キャストで再演

エンタメ総合
2020年07月16日

ボクの穴、彼の穴。

宮沢氷魚、大鶴佐助が出演する2人芝居「ボクの穴、彼の穴。The Enemy」が、9月17日(木)から東京芸術劇場プレイハウスで上演。

本作は、松尾スズキの初翻訳で話題となった絵本「ボクの穴、彼の穴。The Enemy」を舞台化。2016年に旧PARCO劇場のクライマックス・ステージを飾った傑作を、新たなキャストを迎えて再演する。

2016年に塚田僚一、渡部秀が演じた2人の兵士役を、2020年版では新生PARCO劇場のオープニング・シリーズ第一弾「ピサロ」で太陽の息子・インカ王アタウワルパを演じた宮沢氷魚、同作で将軍ピサロの小姓マルティンを演じた大鶴佐助が務める。演出は前作に続いてノゾエ征爾が担当する。

ノゾエ征爾(翻案・脚本・演出)コメント

気がついたら霧があたり一面に立ち込めていて、あっと言う間に、関わる4本の演劇作品がその中に消えていった。呆然と立ち尽くすも、その呆然としている様すらも誰からも見えないほどの濃霧。はてどうしたものか。しかし、消えるものあれば現れるものアリ。一瞬フッと晴れた隙間からコレが現れた。ボクの穴、彼の穴。やろうかって。4年前にもやった演目だけど、今こそでしょって。見えない敵との疑心暗鬼にかられる孤独な兵士の物語。読み返すと、今の状況だからこそ考えさせられるところ山ほどアリ。涙拭いながら頑張った初演のキャストさんが作り上げてくれた部分も山ほどアリ。それがあっての今、この生活下だからこそ滲み出るものを全て作品に乗せて(濃霧ゆえにどこが正面かもわからないのだけど)、真正面から戦いましょうぞ、この素晴らしきお二人と。穴から顔を出した時、きっとなかなかの眺めなのではないでしょうか。

宮沢氷魚 コメント

世の中がこのような状況にある中、どうにかして皆さんに感動や喜び、エンターテインメントの素晴らしさを届けたいと日々考えていました。そんな中、今回のお話を頂いて本当に救われました。今回の作品は、見えない敵との戦争。お互いを「モンスター」だと思い込み、相手を憎み、疑い、軽蔑する。自分を正当化し相手に全ての不幸をなすりつける。まさに今の世の中と重なります。僕は今だからこそこの作品をやる意味があると思います。初めての二人芝居を親友の大鶴佐助と演じられる幸せ、そして、初舞台の劇場であるプレイハウスで再び芝居ができることを本当に嬉しく思っています。

大鶴佐助 コメント

今この状況下で「ボクの穴、彼の穴」を上演する事に僕はとても意味があると思いました。物語の登場人物が目に見えない不確かなモノに怯え疑心暗鬼になっていく様が今の日常ととても通じており、虚構と現実が地続きになっている印象を受けました。相手役の宮沢氷魚くんとは気心の知れた仲なので、稽古場でノゾエさんの演出を一緒に浴び、もがきながら作品の旅をしていきたいです。

作品情報

ボクの穴、彼の穴。

PARCO Production「ボクの穴、彼の穴。The Enemy」
2020年9月17日(木)~9月23日(水)
東京芸術劇場 プレイハウス

原作:デビッド・カリ
イラスト:セルジュ・ブロック
翻訳:松尾スズキ(千倉書房より)
翻案・脚本・演出:ノゾエ征爾
出演:宮沢氷魚 大鶴佐助

チケット料金:8,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
チケット一般発売日:8月15日(土)
発売窓口:※各プレイガイドでのチケット取扱いは先行販売、一般発売ともWebのみ
PARCO STAGE:スマホアプリ「パルステ!」パルステで検索
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/bokuana/
ローソンチケット:https://l-tike.com/bokuana/
イープラス:https://eplus.jp/bokuana/
東京芸術劇場ボックスオフィス:https://www.geigeki.jp/t/

WEB

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/bokuana2020