東山紀之が宮本亞門演出の舞台『チョコレートドーナツ』でドラァグクイーン役に挑戦

エンタメ総合
2020年08月27日

チョコレートドーナツ

東山紀之が宮本亞門演出の舞台『チョコレートドーナツ』で主演を務めることがわかった。

原作は、育児放棄された障害を抱える子供をゲイの男性が育てたという実話を基にしたトラヴィス・ファインの映画「チョコレートドーナツ」。PARCO劇場オープニング・シリーズの1作品として、宮本の演出で初舞台化されることとなった。

本作で東山が演じるのは、シンガーを夢見ながらショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人・ポール、隣室のダウン症の少年マルコと出逢いで変化していく。

ルディと共に少年マルコを育てようと、世間と闘う地方検事のポールを谷原章介、ダウン症の少年マルコ役で、実際にダウン症をもつ高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演する。共演は高畑淳子、モロ師岡、堀部圭亮、八十田勇一ほか。

チケットの前売りは2020年10月25日(日)より開始。

演出:宮本亞門 コメント

この難役に東山さんが挑戦することに、心から敬意を表します。今までドラァグクイーン役は日本でも多くの男優が演じてきましたが生半可ではできません。特に今回のルディは、傷つき、ボロボロになっても真っ向から社会と戦う、愛情深い人間です。原作の映画でもアラン・カミング氏が壮絶な演技で観客の心を鷲掴みにしました。東山さんは、蜷川幸雄氏が演出した「さらばわが愛 覇王別姫」や「サド侯爵夫人」で女形や女性を演じられていますし、今回の生々しいドラァグクィーン・ルディをどう演じるか、演出家としてとても楽しみです。また、谷原さん演じるポールも作品を通して戸惑い変化していく難しい役です。東山さん、谷原さん、そしてダウン症のある少年マルコ役の高橋君、丹下君がみせる愛の姿、このコロナ禍で、本気で挑む舞台に是非ご期待ください。

チョコレートドーナツ

東山紀之 コメント

この作品は苦しい状況の中でも“愛”や“希望”の為に必死に立ち向かう人間の姿を描いています。私が演じるルディは、感情の起伏が激しいけれど、愛情深い人物なので、とても難しい役柄だと感じています。宮本亞門さんが表現する世界観を楽しみながら全身全霊で演じたいと思います。ルディとして、谷原さん演じるポールとダウン症のある少年マルコ役の高橋くん、丹下くんを最後まで愛し抜きます。ドラァグクイーンのショーシーンでは様々なダンスを披露しますし、名曲の歌唱シーンもありますので、どうぞ楽しみにしていて下さい。

谷原章介 コメント

「チョコレートドーナツ」甘いタイトルですが切なくて悲しくも温かい物語。劇場で映画を観て大好きになった作品でした。今回、東山さんのドラァグクイーン姿、踊り、歌、そして何よりダウン症のある役者さん高橋さん丹下さんとお芝居できることが楽しみ。亞門さんの演出が優しくそして暖かく皆を包み込んでくれる事間違いなしです。深いテーマはそこにありますが、まずは難しい事抜きにして楽しんでいただきたいと思います!

チョコレートドーナツ

公演情報

PARCO劇場オープニング・シリーズ「チョコレートドーナツ」
2020年12月7日(月)~12月30日(水)
PARCO劇場
2021年1月~
長野、仙台、大阪、愛知にて上演

原作:トラヴィス・ファイン(トラヴィス・ファイン監督『チョコレートドーナツ』より)
翻案・脚本:谷賢一
訳詞:及川眠子
演出:宮本亞門
出演:東山紀之、谷原章介、堀部圭亮、八十田勇一、大西多摩恵、下総源太朗、まりゑ、エミ・エレオノーラ、矢野デイビット、高橋永/丹下開登(ダブルキャスト)、穴沢裕介、佐々木崇、高木勇次朗、シュート・チェン、米澤拓真、モロ師岡、高畑淳子
企画・製作:パルコ

WEB

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/choco