長澤まさみ×秋山菜津子×阿部サダヲ出演、松尾スズキ作・演出「フリムンシスターズ」WOWOWで2月放送

エンタメ総合
2020年12月08日

「フリムンシスターズ」

11月に上演された松尾スズキの新作ミュージカル「フリムンシスターズ」が、2021年2月にWOWOWで放送されることが決定した。

本作は、東京・Bunkamuraシアターコクーンの芸術監督・松尾スズキによる就任後初の書き下ろし舞台。“フリムン”とは、沖縄の方言で“気がふれる”とか“狂ったような”とか“バカ”を意味する言葉。

故郷の沖縄での過去を捨て、東京・西新宿のコンビニで住み込みのバイトをしながら無気力に暮らす女・ちひろ。実は沖縄のユタの血筋で不可思議な能力を持つ彼女が、昔から憧れていたかつての大女優・みつ子と出会い、その親友のヒデヨシ、コンビニや新宿二丁目かいわいの人々を巻き込み、壮大なスペクタクルストーリーを展開する。

ちひろを演じるのは、2017年の「キャバレー」以来の松尾作品への参加となる長澤まさみ。みつ子を「キャバレー」のほか「キレイ-神様と待ち合わせした女-」など数々の松尾作品に出演している秋山菜津子、ヒデヨシを阿部サダヲが演じる。

そのほか、栗原類、オクイシュージ、片岡正二郎、笠松はるに加え、皆川猿時、村杉蝉之介、池津祥子、猫背椿ら大人計画のメンバーも登場する。

<ストーリー>
都市開発から取り残された西新宿の一角に立つ小さなコンビニで、店舗の真上の薄汚れた部屋に住み、夕方から朝にかけて働くちひろ(長澤まさみ)は、廃棄弁当を食べ、コンビニの店長と寝て、暇さえあればYouTubeでお気に入りの昔のテレビドラマを繰り返し見る日々を送っていた。
一方、ちひろが毎日見ているそのドラマの主演女優・みつ子(秋山菜津子)は、ある出来事をきっかけに10年間休業していたが、大舞台へ復帰することに。親友ヒデヨシ(阿部サダヲ)に付き添ってもらって久しぶりに稽古場へ向かうが、初日から思うようにいかず不安定な精神状態になってしまう。
稽古終わりで飲んだ帰り道、偶然立ち寄ったコンビニでちひろと出会うみつ子とヒデヨシ。この出会いこそが“フリムンシスターズ”誕生のきっかけであり、彼らの戦いの始まりでもあった。

「フリムンシスターズ」
WOWOW
2021年2月放送予定

作・演出:松尾スズキ
収録日:2020年11月12日
収録場所:東京 Bunkamuraシアターコクーン