Sexy Zone 佐藤勝利の初単独主演舞台が上演決定!「キラキラした魅力のある作品」

エンタメ総合
2021年07月07日

Sexy Zoneの佐藤勝利が初の単独主演を務める舞台、PARCO PRODUCE「ブライトン・ビーチ回顧録」の上演が決定。佐藤と共に出演する松下由樹、入野自由、神保悟志らキャスト陣からコメントが到着した。

1980年代に上演されたPARCO劇場の代表作ともいわれるアメリカ・ブロードウェイの大御所コメディ作家ニール・サイモンの三部作、「ブライトン・ビーチ回顧録」「ビロクシー・ブルース」「ブロードウェイ・バウンド」。

“B・B三部作”と呼ばれるこれらの作品は、ニール・サイモン自身を思わせるユージンを中心に描かれる青春成長物語で、新境地を開いたといわれる作品。三部作の1作目となる「ブライトン・ビーチ回顧録」は、サイモンの少年時代を描いたとされ、貧しくもたくましく生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた名作だ。

ブロードウェイでの上演が実に1306回を数える大ヒット作で、83年の初演でユージンを演じたマシュー・ブロデリックはその年のトニー賞を受賞、85年にはPARCO劇場にて日本初演され、大好評を博した。

磨かれたセンスあふれる台詞が躍動し、細やかな人物の動きがキッチリと織りなされていく本作の演出を務めるのは、ドイツ出身で2017年に「チック」にて小田島雄志・翻訳戯曲賞、2018年に読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞、劇団四季の「ロボット・イン・ザ・ガーデン」でも話題の演出家小山ゆうな。

主演は、本作が舞台初単独主演となるSexy Zoneの佐藤勝利。ドラマや映画など多くの作品に出演し、コミカルな役からシリアスな役まで等身大に演じてきた佐藤が、本作の主人公であるユダヤ人一家の次男ユージンを演じる。

今回の発表に際して、佐藤は「舞台に挑戦したい、とずっと思っていました。念願の初ストレートプレイ、とてもうれしいです! 脚本を読ませていただいて、キラキラした魅力のある作品だと感じました」と喜びを表しつつ、本作についても語った。

そして、ユージンの母ケイトは、確かな演技力と柔らかな佇まいで映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する松下由樹。ユージンの兄スタンリーには入野自由、父親のジャック役は神保悟志が務めるなど、多彩な実力派が揃った。期待が高まらずにはいられない本作について、キャスト陣からのコメント全文は次ページに掲載。

佐藤勝利(Sexy Zone)コメント

舞台はとても好きで、よく観に行きます。舞台に挑戦したい、とずっと思っていました。
念願の初ストレートプレイ、とてもうれしいです! 脚本を読ませていただいて、キラキラした魅力のある作品だと感じました。
僕が演じるのは14歳の男の子の役ですが、ちょうど色々なことを覚えだす時期で、まだ何も知らない純粋な子供らしさを大事に演じられればと思います。
僕自身も舞台に関してはまだ分からないことだらけですが、共感できるところもたくさんあって開放的な気持ちを味わっていただける作品なので、どうぞ楽しみにしていただけたらと思います。

松下由樹 コメント

ニール・サイモンの作品は20代の時に「パパ、映画に出して!」に出演させていただきました。
今回またニール・サイモンの作品に参加できて、とてもうれしいです。
ユーモア、登場人物の豊かさがあふれている家族愛を描いたこの作品を、今からキャストの皆さんと演じるのが楽しみです。
劇場でお待ちしています。ぜひお越しください。

入野自由 コメント

いつか挑戦してみたいと思っていた、ニール・サイモンの戯曲。ついに彼の作品の世界へ飛び込めることを、うれしく思います。
個人的なことで恐縮ですが、子役の時以来、約20年ぶりに東京芸術劇場の舞台に立てることもとても感慨深いです。
佐藤勝利さんをはじめとした素敵なキャスト、スタッフと共に作品作りができることを楽しみにしています。
劇場でお待ちしています。

神保悟志 コメント

舞台を経験する者にとって特別な存在であるニール・サイモン。
その洗練されたセリフまわしと細密に描かれたキャラクター。計算し尽くされたストーリー展開。
全てが完璧と言える脚本。
そんな作品に参加させて頂くことは、役者冥利に尽きる、この上ない幸せです。
そして最高の共演者と奏でるハーモニーをどのように演出の小山ゆうなさんが指揮してくださるか、今からとても楽しみです。
ぜひみなさま、その瞬間を劇場にてご体験くださいませ。

小山ゆうな コメント

1983年のニューヨーク初演から2年後、パルコ劇場で早くも上演された「ブライトン・ビーチ回顧録」の話は諸先輩方より度々聞いていました。
まさか、この伝説の作品を、日本初演を手掛けられた故青井陽治さんの翻訳で演出できるとは想像もしていなかったので、驚きと共にとてもうれしく思っています。青井さんが翻訳された言葉は生き生きと躍動していて、登場人物たちにあっという間に魅了されました。
Sexy Zoneのメンバーとして大活躍されている佐藤勝利さんは、初めてのストレートプレイ出演とのことですが、先日お目にかかった際、すでに台本を深く読みこんでいらして戯曲についての話がたくさんできました。コメディでありながら深い人生の趣を感じさせる作品を担うユージンという役に佐藤さんがどのようにアプローチされるか、稽古が始まるのが楽しみです。
ニール・サイモンと佐藤さんはじめ現代に生きる俳優たちの感性が出会うことにより2021年の「ブライトン・ビーチ回顧録」が生まれる予感がしております。まだまだ大変な状況が続きますが、お客さまに見てよかったと思って頂ける作品にすべく稽古していきたいと思います。

公演情報

PARCO PRODUCE「ブライトン・ビーチ回顧録」
【東京公演】2021年9月18日(土)〜10月3日(日)東京芸術劇場 プレイハウス
【京都公演】2021年10月7日(木)〜13日(水)京都劇場

作:ニール・サイモン
翻訳:青井陽治
演出:小山ゆうな
出演:佐藤勝利(Sexy Zone)、松下由樹、入野自由、神保悟志 ほか
企画製作:パルコ