フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》に隠された秘密とは!? 小芝風花&山田五郎が名画の魅力に迫る!

エンタメ総合
2022年07月25日

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

大阪市立美術館で開催中の『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』の魅力に迫る特別番組『真実のフェルメール~奇跡の一枚~』が、7月30日(土)にカンテレで放送される。

ドイツ・ドレスデン国立古典絵画館が所蔵するヨハネス・フェルメール、レンブラント・ファン・レイン、ハブリエル・メツーら17世紀のオランダ絵画の名品約70点が展示されているこの展覧会の最大の目玉は、修復後世界初巡回となるフェルメールの《窓辺で手紙を読む女》だ。

窓から光が差し込み、室内で手紙を読む女性の姿が描かれたこの作品は、1979年のX線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗りつぶされていることが判明した。長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきたが、2017年の調査でフェルメール以外の人物によって消されたことが分かり、翌年から画中画の上塗り層を取り除き、フェルメールが仕上げた状態に戻すプロジェクトが4年にわたって行われたという経緯が。この美術界における世界的事件に音声ガイドとして関わったのが女優・小芝風花。今回の特番では、小芝が美術評論家の山田五郎と共に大阪市立美術館の展示室をめぐり、アートの世界に浸る。

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

修復で現れた画中画のキューピッドが仮面を踏みつけていることについて、山田が「いつわりの愛を暗示しているのでは?」と水を向けられた小芝は、「私も手紙を読んでいる女性はだまされているのではないかと思うんです。部屋のカーテンをキューピッドが開けているようにも見えるから、隠し事をさらしている感じがしませんか?」と分析。幾通りにも読み解くことが可能で、その謎めいたところが人気のフェルメールの絵画を前に豊かな感性を見せる。

そのほか、番組では《窓辺で手紙を読む女》の繊細な修復過程を追うとともに、フェルメールもよく描いていた17世紀のオランダで実際に食べられていた料理のメニューを再現。山田とカンテレの中島めぐみアナが当時の風俗を体感する。

番組情報

『真実のフェルメール~奇跡の一枚~』
放送日時:2022年7月30日(土)前10・30~11・00(カンテレ・関西ローカル)
出演:小芝風花、山田五郎、中島めぐみ(カンテレアナウンサー)
番組HP:https://www.ktv.jp/vermeer/

イベント情報

特別展 ドレスデン国立古典絵画館所蔵『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82 天王寺公園内)
会期:9/25(日)まで開催中【休館日:月曜日※8/15 9/19は開館】
問い合わせ:06-4301-7285【年中無休:午前8時~午後9時】

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