8月22日（月）に東京ドームにて、俳優・黒羽麻璃央がプロデュースする「ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2022」が開催された。
黒羽麻璃央がキャプテンを務める「BLACK WINGS」の監督にはEXILE/EXILE THE SECONDの橘ケンチが、和田琢磨がキャプテンを務める「DIAMOND BEARS」の監督にはNON STYLEの井上裕介が就任。両チームの監督によるエンターテインメントな采配で、野球好きな舞台俳優たちが真剣勝負する試合が繰り広げられていく。
午後5時、昨年の試合のダイジェストなどを収めたオープニングムービーが流れ、「今年もみんなで野球やろうぜ！」というメッセージが映し出された後、ZIPANG OPERA（佐藤流司、福澤侑、心之介）のオープニングアクトからイベントはスタート。
配信スタートしたばかりの新曲「STEER THE SHIP」を含めた3曲を披露した。そして、黒羽率いるBWと和田率いるDB、監督の橘、井上、解説を務める三浦宏規、おばたのお兄さんがそれぞれ登場し、1人ずつ意気込みを発表。キャプテン2人の選手宣誓により、大会は開幕した。
監督の橘は「野球は全く分かりません。しかし熱い思いで悲願の初勝利に向けて盛り上げていきたいと思います」と意気込んだが、井上は「世の中的にも外に出るのが厳しい状況の中、こんなにたくさんの方に集まっていただいて、本当に心から…何とも思ってませーん！」とボケて、DBのメンバー全員がズッコケる団体芸で会場を沸かせる。
また、今回の解説者の三浦宏規は「今日は気合い入れて自前のスーツで来ました。僕はジャイアンツのファンクラブに入っています。野球が好きなのでガチの解説をしたいと思います」と。もう1人の解説者であるおばたのお兄さんは「皆さん、今日は盛り上がっていきマーキノ！」と挨拶した。
先攻はBW。トップバッターの阿部顕嵐が死球で出塁し、すかさず盗塁。犠打で3塁に進み、ワイルドピッチで先制した。しかし1回裏、DBも先頭の鳥越裕貴が内野安打で出塁したのをきっかけに、内野安打で同点に追いつき、その直後ボークによって逆転に成功。2回裏にも2点、3回裏にも4点を追加し、リードを7点に広げた。
「1対8」で迎えた4回表、BWが反撃を開始。ランナーを貯めて死球による押し出しで1点、内野安打でさらに2点を返して4点差となった。西川のタイムリー2ベースでランナー2人が生還し、一気に差を2点に詰める。4回裏、DBが「助っ人カード」を使用。リリーフカーに乗って登場したのは、サントリー「ビアボール」の売り子をしていた高橋健介だ。ノーアウトランナーなしからのセーフティバンドという奇策が成功し出塁するが、後が続かず得点には結び付かない。
5回裏、DB の「代打」として解説を務めていたおばたのお兄さんが出場。内野安打で出塁し、2盗、3盗を決めてチャンスを演出するが無得点となってしまう。6回表、レフトに猫が乱入する珍事件発生。高野洸が追いかけて捕まえると、中身は高橋健介だと判明する。そんな動きはありながらも、5回、6回は両チームとも無得点、2点差で最終回へ。
7回表、2アウト2塁・3塁で打者はキャプテンの黒羽が登場する。緊迫する場面だが、最後はキャッチャーフライで試合終了。DBが2点差を守り切り、勝利を手にした。最後は両チームが整列し、スペシャル審判としてサプライズ登場した鈴木拡樹が「すごくいい試合でしたよ。今日はシャワーだけじゃなくて、ちゃんとお風呂に浸かろうか。お疲れさんでした」と選手たちを労い、「礼！」という掛け声でゲームセット。
勝利したDIAMOND BEARSの井上監督は「僕は正直何もやってないので。今回は運良く勝たせてもらいましたけど、また戦える時を楽しみにしています」とコメント。キャプテンの和田は「去年に引き続き、今年も接戦でした。最後の1球まで分からない状況でしたが、選手、お客さまが楽しんでくれていたのが分かりました。みんなで前を向いて力強く進んでいけば明るい未来があると思います。来年も開催できたら、ぜひ会場に来て大きな声援を送ってください」と力強いメッセージを。
惜しくも負けてしまったBLACK WINGSの橘監督は「今回、監督として参加させていただきましたけど、めちゃくちゃ悔しかったです。自分が野球をできない不甲斐なさを感じましたので、バッティングセンターから始めたいです。でも、感動をありがとうございました」と感謝の気持ちを語った。最後のバッターとなったキャプテンの黒羽は「BEARSが強い、強い！ 敵わんわ。でも、うちのチームも練習を含め、一生懸命やってくれました。敗因は最後に僕が打てなかったことです。BLACK WINGSのみんなには花まるをあげてください。悔しいです。3日は眠れないです」と悔しさをにじませる。
試合の最後には、審判として鈴木拡樹が登場し、授賞式で各賞のプレゼンターを務めた。授賞式では、「フェアプレー賞」として西川俊介、「ファインプレー賞」として和田琢磨、「ハッスル賞」として丘山晴己、「ビアボール賞」として有澤樟太郎、MVPとして鳥越裕貴がそれぞれ選ばれ、賞品が贈られた。
最後に、今大会のプロデュースを行った黒羽は「2年連続でこの場所に立てていること、明るいニュースだけじゃないこの時代に、今がすべてだと思える瞬間をつくり上げたこと、前を向く力をこの場所で生み出せたことをうれしく思います。終わってしまう寂しさはありますが、人間って欲深い生きものだなと。来年のことなんてまったく考えていなかったのですが、今話している最中に、来年はどうしようかなと考え始めている自分がいます」と。
続けて「このままでは終われないので、BLACK WINGSは、来年やる際は1週間合宿しましょう（笑）！ …冗談はさておき、この『ACTORS☆LEAGUE』は皆さまの日常における楽しみや胸が躍るようなコンテンツとなるように、これからも精進してまいります」と今後への意気込みを語り、大会を締めくくった。
なお、この試合の模様は「ABEMA PPV ONLINE LVE」で独占生配信が行われた。配信終了後から8月29日（月）23時59分まで見逃し配信で視聴可能となっている。2023年3月にはBlu-rayの発売も決定しており、そちらにも注目だ。
イベント概要
「ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2022」
2022年8月22日（月）東京ドーム
＜キャスト・スタッフ＞
監督：橘ケンチ（EXILE/EXILE THE SECOND）（BW）、井上裕介（NON STYLE）（DB）
キャプテン：黒羽麻璃央（BW）、和田琢磨（DB）
BLACK WINGS チームメンバー（五十音順）：阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、丘山晴己、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、立石俊樹、永田聖一朗、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康
DIAMOND BEARS チームメンバー（五十音順）：石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、富田翔、鳥越裕貴、松井勇歩、松島勇之介、結城伽寿也、横山真史
ゲスト解説：三浦宏規、おばたのお兄さん
オープニングアクト：ZIPANG OPERA（佐藤流司、福澤侑、心之介）
総合演出：川尻恵太
「ABEMA PPV ONLINE LVE」配信情報：https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/35157921
公式HP：https://actors-league.com/baseball/
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