大谷亮平「彼らの熱い気持ちをしっかり届けたい」『全国高校ラグビー』ハイライト番組MCで木下彩音、元日本代表・廣瀬俊朗とスクラム

エンタメ総合
2022年11月24日
『KOBELCOスポーツスペシャル ノーサイド劇場~高校ラグビー青春ノンフィクション~』会見©MBS

12月27日(火)に開幕する「第102回全国高校ラグビー大会」のハイライト番組『KOBELCOスポーツスペシャル ノーサイド劇場~高校ラグビー青春ノンフィクション~』(MBS/TBS系)の司会を大谷亮平、木下彩音、元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗が務めることが決定。大谷と木下が記者会見に登壇した。

冬の風物詩である「第102回全国高校ラグビー大会」が、12月27日からラグビーの聖地・東大阪市花園ラグビー場で開催。高校ラガーマンによる熱い戦いが連日繰り広げられる。

今大会のハイライト番組『ノーサイド劇場』は、1回戦から準決勝まで各試合開催日の深夜、そして激戦から勝ち上がった2校による決勝戦(2023年1月7日(日)開催)の前夜に放送する。番組では決戦の見どころだけでなく、出場選手や支えてきた関係者たちそれぞれの青春をかけたチームのノンフィクションストーリーを送る。

司会は、2019年7月期に放送された日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』でラグビーチーム「アストロズ」の監督・柴門琢磨を演じた俳優・大谷亮平と、アストロズのエース・浜畑譲選手役を演じた元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗、さらに前回も司会を務めた第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリの木下彩音。3人が強力なスクラムを組み、泥と汗と涙にまみれた高校ラガーマンたちの物語に迫る。

スケジュールの都合で記者会見を欠席した廣瀬は「大阪生まれで、小学校低学年から毎年、花園ラグビー場に高校ラグビーを見に行っていました。高校時代には立つことができなかった憧れの場所に、今回、違う立場で携わることができて、とても楽しみです。(ポスター撮影の際)TBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』で共演させていただいた大谷さんと、久々にお会いできてすごくうれしかったですね。彼は監督役で、僕も最後はGM役だったので「同志」という感じです。また一緒にお仕事ができて、わくわくしています」とコメントを寄せている。

大谷亮平、木下彩音の記者会見コメント

◆「高校ラグビーに対する思い」や「司会を務める意気込み」について

大谷:高校生って自分と20歳以上離れているので、イメージとしては、まだ子供だな、かわいらしいという印象があったのですが、先日、ある強豪校の取材に行き、実際に練習に参加させてもらい、圧倒されましたね。最初の印象が覆ったというか。もちろん、強豪校だったので、体格のすごさ、プレーのすごさは想定内だったんですけど。高校生ならではというか、若さから出てくる彼らしかもっていない生き生きした感じや、いい意味でワイワイしている空気感が、やっぱりあの雰囲気は胸にくるものがありました。本当に限られた高校生活の中で打ち込んで頑張っているんだなと、心をつかまれましたし、間違いなくここにはドラマがあるんだなと確信しました。

この番組ではハイライトであったり、ノンフィクションストーリーが流れると聞いているのですが、その中身はまだ見ていないので、非常に楽しみにしています。僕も高校生のときにバレーボールをやっていて、スポーツは違うのですが、一生懸命取り組んだ身としては、どうしてもこの番組を収録しながら、当時のことを思い出したり、自分と重ね合わせたりすると思います。

実際、取材で高校の門をくぐった時点でいろんなことが思い返されたりしました。間違いなく収録中、自分の中でいろんな気持ちが湧き出てくると思うのですが、その自分の気持ちを大切に、その気持ちも乗せながら、彼らの熱い気持ちをしっかり届けたいなと意気込んでおりますので、皆さん、たくさん支援していただけるとうれしく思います。

木下:ありがたいことに、昨年に続いて司会を務めさせていただくことになりました。一年目は分からないことが多くて探り探りではあったのですが、見ているとラクビーの面白さをすごく感じましたし、それを伝えたいなと思いました。やっぱり一年目より二年目のほうがラグビーの知識が増えたので、その分、高校生ラガーマンたちのリアルな想いと努力を見ている人たちに伝えられるように頑張りたいと思っております。

◆大谷さんは、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』にも出演されましたが、ラクビーの面白さや、魅力は、どこに感じていますか?

大谷:ラクビーといえば、やっぱり「熱さ」。ドラマには、ラグビーの経験者が大勢出演されていたので試合に挑む姿勢などを教えてもらっていました。廣瀬俊朗さんにも、もちろんいろいろ伺っていました。彼らも試合で体と体をぶつけていくので怖さや不安もあると。でもそれがあったら勝負にならないので、ロッカールームで叫んだり、涙を流したりして、気持ちを鼓舞して試合に向かっていくと聞きました。僕はバレーボールをやっていましたが、その世界ではなかったことなので、その「熱さ」がドラマですら、ダイレクトに感じたことだったので、ラグビーは、すごく魅力の詰まったスポーツだなと思います。

◆高校生の練習を見られたということですが、変わらずその「熱さ」は高校生も持っていると思われましたか?

大谷:練習ですけど、体と体がぶつかっていくスポーツ、ラクビーを続けることって相当な覚悟がいると思うんですよ。なかなか半端な気持ちじゃ続けていくのが難しいスポーツだなと思いました。宮崎の高校を訪問取材したとき、「何が面白いの? どういう瞬間が、どういうプレーが面白いの?」って見ていると練習が大変そうだったんで、つい聞いたことがあります。皆さん、いろんな答えがあったんですけど、それぞれ「熱い」思いを感じているんだなというのは伝わりましたね。

◆大会を迎える高校生に伝えたいことは何でしょうか?

大谷:今年で42歳なんですけど、僕が高校生の頃は、なかなか大変な時代だったんですよ。指導が今とまったく違うわけで、あの頃は、何が楽しかったんだろうってのがあるんですけど。とにかく苦しくって、楽しさをどう見いだしたらいいかなという、そんな高校生活だったので。今の高校アスリートを見ていると、うらやましいですね。笑顔が見えたり、監督やコーチが褒めたり。あんなことなかったですから。厳しい指導が問題にもなっていますけれど、今、若いアスリートたちが、どんどん世界に羽ばたいている、実力を発揮している選手が増えているということは、やっぱり今の指導スタイルが良い方向に向かっているんだなということを感じます。高校生ラガーマンに伝えたいのは、本当に伸び伸びと後先を考えずに、一生に数えるほどしかない全国大会の舞台なので、思いっきり悔いのないように。その時の、その大会の、その試合は、そのメンバーとでしか挑めないので、本当にラクビーはワンチーム、その仲間と思い切って戦い抜いて欲しいと思います。

木下:私もこれからいくつかの高校に取材に行かせてもらうのですが、学校によって色が全然違っていて、一人一人の努力や物語があるので、それをしっかり受け止めて理解して伝えたいと思います。どのチームにも勝ち抜いてほしいと思うのですが、やっぱり勝負事ですので。年齢も近いですので、高校生の目線になって伝えられればと思います。

◆俳優が本業で、今回は司会と分野が違うと思うのですが、司会に懸ける意気込みを聞かせてください。

大谷:司会なんですか!?(会場笑) 司会をさせてもらうのですが、僕でいいんですか?ということは何度も確認しましたので。自分が今までスポーツをやってきて、その気持ちだったり、アスリートに対しての思い、リスペクトがあります。僕は高校の時も、全国大会に進んだことはないし、大学の時もレギュラーではありませんでした。だから、高校で全国大会に出る皆さんは、すごいと思います。こういう仕事をさせてもらっていると、そういう方々と会う機会があるのですが、当時の自分と比べて、とんでもない人たちだなという思いがずっと残っているんです。高校生を見てもそうです。そういうリスペクトを持ちながら、司会として未熟な部分はあると思うのですが、廣瀬さんも木下さんもいらっしゃるので、力をお借りしながら自分の持っている力を自然に出せていけたら、今までにない司会になるんじゃないでしょうか?

◆木下さんは、昨年、小島瑠璃子さんからヒートテックを用意しろというアドバイスがありましたよね。前回の経験を踏まえて、それ以外に役に立ったものはありますか?

木下:そうですね。ヒートテック以外ですよね。(会場笑)小島さんの出られていたVTRを見直して、勉強させてもらっています。小島さんに負けないように、越えられるように、というのを目標にして頑張ります。

◆大谷さんは「ノーサイド劇場」の支配人という役割ですね。

大谷:僕大好きなんですよ、スポーツの裏の部分って。ラグビーにもいろいろなドラマがあると思うんです。たくさんの方々に見てもらいたいし、それを見ることによって、試合中の選手を見るときの気持ちの入り方が違うので。僕は、しょっちゅう泣いていますよ。裏話を知って試合を見ると、あぁこんな過去があったんだとか、こういうことを乗り越えてこの舞台に立ってるんだ、ということをより感じることができます。ラグビーというスポーツの楽しさもありますけど、その「熱さ」に便乗して勇気をもらったりとか、前向きに進んでいこうという思いもあると思います。熱く、たくさんの方々に見ていただけるように頑張ります。

◆この番組対する思いや、言い残したことがありましたらお願いします。

木下:高校生たちの熱い思いをしっかり伝えられるように頑張ります。今日のような会見を行うと、あらためてラグビーを身近に感じます。ラグビーの試合をたくさん見て勉強して、自分を奮い立たせて頑張りますので、どうぞ見守ってください。よろしくお願いします。

大谷:ポスターを見ても、三者三様といいますか、廣瀬さんはもちろん元全日本でラクビーの専門家としての意見、木下さんはラクビーを愛する女性からの視点、僕は、やっぱりちょっとバレーボールのことも考えながら、その違いからの意見だったり、思いが出てくると思うんです。その3人が、それぞれの意見を、感情を出して、「熱い」思いをぶつけて、見応えのある面白い番組にしていきたいと思います。

番組情報

『KOBELCOスポーツスペシャル ノーサイド劇場~高校ラグビー青春ノンフィクション~』©MBS

『KOBELCOスポーツスペシャル ノーサイド劇場~高校ラグビー青春ノンフィクション~』
MBS/TBS系
2022年12月27日(火)~2023年1月5日(木)(関西ローカル)
2023年1月6日(金)深夜0時15分~0時45分(全国)

公式サイト:https://www.mbs.jp/rugby/
公式Twitter:@RugbyMBS

この記事の写真

©MBS