『世界遺産』30周年 歴代ナレーションとテーマ曲で振り返る番組の歴史

エンタメ総合
1時間前
『世界遺産』
『世界遺産』

2026年4月で放送30周年を迎える『世界遺産』(TBS系 毎週(日)午後6時~6時30分)。本稿では、歴代の番組ナレーションとテーマ曲で番組の30年の歴史を振り返る。

『世界遺産』は日本がユネスコの世界遺産条約に批准した4年後の1996年4月に放送を開始。「人類共通の財産である世界遺産を最新の技術で記録し、未来に残す」をコンセプトに、映像の可能性に挑戦し続けている。

ユネスコの世界遺産リストに登録されている数は、自然遺産、文化遺産、複合遺産を合わせて1,248件(※2025年8月現在)あり、番組で訪れた国は136か国、撮影した世界遺産は700を超える。世界遺産を撮影し続けレギュラー放送しているテレビ局は、世界中でTBSだけとなる。

これまで数々の栄誉ある賞を受賞し、2015年には第53回ギャラクシー賞奨励賞を受賞。放送20年目で、長年にわたる質の高い映像制作が改めて評価された。また、世界遺産の普及に功績があったとして、2006年にユネスコから感謝状が授与されている。さらに2019年には日本地理学会賞の社会貢献部門をテレビ番組で初めて受賞した。

コロナ禍で渡航が制限された2年近くは、現地スタッフに絵コンテやサンプル映像、ドローンの飛行ルートなど詳細な指示を日本から送り、リモートで打ち合あわせを重ねながら番組を制作した。そんなこだわり抜いた映像をナレーションとBGMでシンプルに見せる基本スタイルは、スタート当初から変わらない。

初代ナレーションを務めたのは、デビューから約10年の緒形直人。芝居の幅を着実に広げ俳優としての実力を評価される中でのナレーションは新鮮で、世界遺産が持つ壮大さや重厚感とも合った。テーマ曲は、ギタリストで音楽プロデューサーの鳥山雄司が手掛ける「ソング・オブ・ライフ」。緒形のナレーションとテーマ曲「ソング・オブ・ライフ」が、タレント出演もグルメ情報もない画期的な番組『世界遺産』の幕開けを印象付けた。「ソング・オブ・ライフ」は鳥山がアレンジを重ね、12年の長きにわたり番組テーマ曲として視聴者に親しまれた。

その間、2代目として歌手で俳優の寺尾聰、3代目を俳優のオダギリジョー、4代目を歌舞伎俳優の中村勘九郎(当時は中村勘太郎)が務めた。

2008年4月からのテーマ曲は服部隆之・作曲、宮本笑里・ヴァイオリン演奏の「Les enfants de la Terre~地球のこどもたち~」を採用し、5代目はミュージカル俳優の市村正親を起用。続く6代目はレギュラーで初の女性ナレーションとなった俳優の深津絵里で、オープニングテーマ曲として小松亮太の「風の詩」が新たに加わった。深津のナレーションと「風の詩」のメロディが、冒頭から視聴者を爽やかに世界遺産の世界へと誘った。7代目は、映像や舞台で幅広く活躍する俳優の藤原竜也が務めた。

放送開始から20年目の節目となった2015年10月、ギタリストの松本孝弘がメインテーマ曲「Vermillion Palace」とエンディングテーマ曲「Mystic Journey」を書き下ろし、話題を呼んだ。さらに、2017年10月からはモデルで俳優の杏が8代目を務めた。杏の起用と同時にシンガーソングライター・大橋トリオによるメインテーマ曲「鳥のように」とエンディングテーマ曲「つくる世界」を採用し、スケール感と軽やかさを併せ持つメロディが世界遺産映像の数々をつないだ。

そして、2024年4月からは俳優の鈴木亮平が9代目のナレーションを務めている。世界遺産好きで知識も豊富なことで知られる鈴木は、従来のナレーターではなく、番組初となる世界遺産の案内役=ナビゲーターとして、時折現地取材にも参加し、自身の視点も交え伝えている。2025年からはマルチアーティスト・Vaundyによるテーマ曲「軌跡」の繊細なサウンドがダイナミックな映像を盛り上げている。

なお、4月5日、12日(日)の放送では、第1回でも放送した南米ペルーの世界遺産「マチュピチュ歴史保護区」を特集する。

番組情報

『世界遺産』
TBS系
毎週(日)午後6時~6時30分

ナビゲーター:鈴木亮平

©TBS

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