モトーラ世理奈、西島秀俊ら出演「風の電話」特別先行配信

映画
2020年04月25日
「風の電話」

 1月24日に公開された映画「風の電話」が動画配信サービス「クランクイン!ビデオ」と「Paravi(パラビ)」で特別先行配信されることが決まった。

 本作は、岩手県大槌町に実在する電話ボックス「風の電話」をモチーフに、「M/OTHER」「不完全な二人」の諏訪敦彦監督が映像化。主人公・ハルをモトーラ世理奈が演じ、西島秀俊、西田敏行、三浦友和ら日本を代表する名優たちが、彼女の熱演を温かく包む。1月24日に劇場公開され、2月に開催された第70回ベルリン国際映画祭では国際審査員特別賞を受賞した。

 「風の電話」は、2011年に、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格さんが自宅の庭に設置したもの。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国につながる電話」として人々に広まり、今も多くの人の来訪を受け入れている。

「風の電話」

「風の電話」
配信中
「クランクイン!ビデオ」:https://video.crank-in.net/
「Paravi(パラビ)」:https://www.paravi.jp/
視聴料金:800円(視聴期間:72時間)

<ストーリー>
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。
憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある風の電話へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

<スタッフ&キャスト>
監督:諏訪敦彦
脚本:狗飼恭子、諏訪敦彦
音楽:世武裕子
出演:モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行(特別出演)、三浦友和、渡辺真起子、山本未來、占部房子、池津祥子、石橋けい、篠原篤、別府康子
製作年:2020年
配給:ブロードメディア株式会社
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

URL:http://www.kazenodenwa.com/