血塗られた歴史×怪奇伝説の極上ホラー「ラ・ヨローナ 〜彷徨う女〜」予告編が解禁

映画
2020年06月22日

 ホラー映画「La Llorone」(原題)が邦題「ラ・ヨローナ 〜彷徨う女〜」として、7月10日(金)より全国で順次公開される。それに先駆け、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

 本作は25万人の死者を出したと言われる、1960年から36年もの長きに渡ったグアテマラの内戦の血塗られた歴史をベースに、中南米に伝わる怪奇伝説“ラ・ヨローナ”を取り入れ、悲劇に彩られた歴史と幻想的な世界観を現代の恐怖の物語として描いている。

 “ラ・ヨローナ伝説”とは、中南米で古くから伝わる怪談。夫に捨てられた女が、子どもを溺死させた後に自殺する。女の悲しみは死後も魂となって彷徨い続け、その嘆きの声で人々を怖がらせたという物語だ。

 監督を務めたのは「火の山のマリア」で第65回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、世界が大きな期待を寄せる新鋭ハイロ・ブスタマンテ。本作は第76回ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門受賞や、第32回東京国際映画祭コンペティション部門選出など世界の映画祭で絶賛されている。

 今回解禁されたポスタービジュアルには、水面に浮かぶ謎のメイド・アルマの姿が映し出されている。その儚く悲しげな表情は何を訴えているのか、そして彼女は一体何者なのか。美しく謎めいた世界観に引き込まれる、印象的なビジュアルだ。

 また、予告編では内戦時の事件をめぐる歴史的裁判が続く中、自身の正当性を訴える元将軍エンリケとその家族が、突如聞こえてきた女のすすり泣く声と混乱の中現れた新しいメイドの存在により、徐々に何かに追い詰められていく姿が映し出される。物語の奥に隠された重く深い悲しみが観る者の胸を突き刺す、繊細かつ巧妙に組み立てられた映像が極上の恐怖を予感させる映像に仕上がった。

<動画>
「ラ・ヨローナ 〜彷徨う女〜」予告編

<作品情報>
「ラ・ヨローナ 〜彷徨う女〜」
2020年7月10日(金)より、シネマカリテ、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺 ほか全国順次ロードショー

出演:マリア・メルセデス・コロイ、マルガリタ・ケネフィック、 サブリナ・デ・ラ・ホス、フリオ・ディアス
監督・脚本:ハイロ・ブスタマンテ
配給:ギャガ

<WEB>
公式サイト:https://gaga.ne.jp/lallorona/

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