小野賢章がナレーション参加した予告編解禁!映画「PLAY 25年分のラストシーン」

映画
2020年07月29日

11月6日(金)より公開のフランス映画「PLAY 25年分のラストシーン」より、小野賢章がナレーションで参加した日本版予告編が解禁された。

2019年、サン・セバスティアン国際映画祭に正式出品された本作。1990年代から2010年代まで、25年にわたり撮り続けたホームビデオの映像をつないで振り返る手法で、当時の時代の空気感をリアルに再現している。

90年代カルチャーを彩るジャミロクワイ、オアシス、レニー・クラヴィッツ、アラニス・モリセットなど、それぞれの時代を感じさせる名曲とともに人生を“PLAY(再生)”していく主人公のマックスを演じるのは人気コメディアン、マックス・ブーブリル。盟友アントニー・マルシアーノ監督のアイデアに惚れ込み、共同で脚本も手がけた。

今回解禁となった日本版予告編では、「撮り続けて25年になる。最初から再生しよう」と38歳の主人公マックスがセルフカメラに語りかけるシーンから始まり、13歳のとき初めてビデオカメラを手にした自分の姿へとつながれる。

家族や一緒にふざけ合った友達の笑顔、仏サッカーW杯でのどんちゃん騒ぎ、そして初恋のエマから「私のこと好きなの?」と聞かれても素直になれず、失って初めて知る自分の現実。そして新たに「映画」のラストシーンを準備することを決意する、マックスの姿が映し出されている。

アントニー・マルシアーノ監督は、時代の空気感を再現するために、90年代のビデオ画質に近づけるカメラテストを半年かけて行い、ラッシュフィルムのようなラフさを演出するため、あえて聞き取れないセリフを入れるなど、通常とは逆の整音作業にもこだわったという。

1990年代〜2010年代には、世界を揺るがす大事件も起きたが、2001年米同時多発テロ事件や2015年パリ同時多発テロ事件などは編集でカットした。その理由について、「人生の悲しい出来事を撮るためにビデオカメラを使うわけではない。マックスがカメラに夢中になったのは、ありふれた日常の中にある平凡な幸せと、いつも自分のそばにいてくれた大切な人たちを記録するためだったのだから」と監督は語る。

また、この日本版予告のナレーションを担当したのは、映画やアニメなど幅広い作品で活躍中の人気声優・小野賢章。主人公の気持ちを代弁するように、「13歳から撮り続けた“僕の25年間”そこにはいつも君たちがいた」「未来は変えられるから、とっておきのラストシーンを」と語りかけるナレーションにも注目だ。

2020年、世界中が新しい生活様式に変えていかなければならない中、仲間や愛する人と一緒に過ごす時間がいかに大切か、監督の本作に込めた思いが胸に響く物語だ。

<動画>
映画「PLAY 25年分のラストシーン」予告編

<作品情報>
「PLAY 25年分のラストシーン」
2020年11月6日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国順次公開

監督:アントニー・マルシアーノ
脚本:アントニー・マルシアーノ、マックス・ブーブリル
出演:マックス・ブーブリル、アリス・イザーズ、マリック・ジディ、アルチュール・ペリエ、ノエミ・ルヴォウスキー
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:シンカ/アニモプロデュース

<STORY>
1993年、パリ。両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックスは、陽気で温かい家族の姿や友人たちとの日々を撮り始める。それは彼のライフワークともいえる趣味になっていった。
38歳になったマックスは、撮りためた25年に及ぶ映像を振り返り、編集する。エマと初めて会った日のこと、仲間との夜遊び、旅行、サッカーW杯、ミレニアム、挫折、成功−そこにはいつも一緒に過ごしていた4人の仲間たちとの日々、そして彼のすべてが記録されていた。
素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、新たに「映画」のラストシーンを準備する。

<WEB>
公式サイト:http://synca.jp/play/

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