伊藤沙莉主演、山田佳奈監督「タイトル、拒絶」予告編解禁&メッセージ到着 11・13公開決定

映画
2020年08月03日

「タイトル、拒絶」

主演・伊藤沙莉、監督・山田佳奈の映画「タイトル、拒絶」の公開日が11月13日(金)に決定。これにあわせて予告編が解禁され、山田監督と伊藤のメッセージも到着した。

本作は、2013年に山田監督自身により初演された同名舞台の映画化で、長編初監督作品。それぞれが抱える事情に抗いながらも力強く生きようと進むセックスワーカーの女たちの姿を描く。

主演の伊藤が演じるのは、以前に体験入店で店に来たものの、いざ行為の段階になって怖気づいてホテルの外に助けを求めて逃げ出したカノウ。

癖の強いデリヘル嬢役を演じるのは、恒松祐里、佐津川愛美、森田想、円井わん、行平あい佳、野崎智子、大川原歩、片岡礼子。さらに、モトーラ世理奈、池田大、田中俊介、般若、でんでんらが出演する。

解禁された予告編では「ワタシの人生なんてクソみたいなもんだと思うんですよね」と、主人公のカノウが真正面切って語りかけてくる。その一方で、デリヘル嬢として過ごす女たちの日常とセンセーショナルなシーンが切り取られている。

「タイトル、拒絶」予告編

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山田佳奈監督、伊藤沙莉メッセージ

山田佳奈監督

とても思い入れのある作品がついに公開という運びとなりました。去年の冬に撮影をしたのが嘘のように状況も大きく変化し、映画の可能性を自分自身考える日々が続きましたが、私にできることは人の生活における不安や遣る瀬無さに、そっと手を添えることではないかと思っています。出演者、スタッフ、すべての人が全力でクリエイティブに関わってくださった作品が公開になること、本当に誇らしく思います。セックスワーカーの彼女たちを通して、観てくださった方々が力強く踏み出せますように。そう願っております。

伊藤沙莉(主人公・カノウ役)

昨年、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門での正式出品以来、ようやく再び作品をたくさんの方々に観ていただける機会が巡ってきました。必死に、もがきながら、なんとか生きているという点では、今こういう時代だからこそ、より多くの方々に観ていただきたいなと思います。

作品情報

「タイトル、拒絶」
2020年11月13日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

<ストーリー>
雑居ビルにあるデリヘルの事務所。バブルを彷彿させるような内装が痛々しく残っている部屋で、華美な化粧と香水のにおいをさせながらしゃべくっているオンナたち。カノウ(伊藤沙莉)は、この店でデリヘル嬢たちの世話係をしていた。オンナたちは冷蔵庫に飲み物がないとか、あの客は体臭がキツイとか、さまざまな文句を言い始め、その対応に右往左往するカノウ。
店で一番人気の嬢・マヒル(恒松祐里)が仕事を終えて店へ戻ってくる。マヒルがいると部屋の空気が一変する。何があっても楽しそうに笑う彼女を見ながら、カノウは小学生の頃にクラス会でやった『カチカチ山』を思い出す。
「みんながやりたくて取り合いになるウサギの役。マヒルちゃんはウサギの役だ。みんな賢くてかわいらしいウサギにばかり夢中になる。性悪で嫌われ者のタヌキの役になんて目もくれないのに…」
ある時、若くてモデルのような体形のオンナが入店してきた。彼女が入店したことにより、店の人気嬢は一変していった。その不満は他のオンナたちに火をつけ、店の中での人間関係や、それぞれの人生背景がガタガタと崩れていくのだった…。

<キャスト>
伊藤沙莉
恒松祐里、佐津川愛美/片岡礼子/でんでん
森田想、円井わん、行平あい佳、野崎智子、大川原歩
モトーラ世理奈、池田大、田中俊介、般若

<スタッフ>
監督・脚本:山田佳奈
劇中歌:女王蜂「燃える海」(Sony Music Labels Inc.)
プロデューサー:内田英治/藤井宏二
キャスティングプロデューサー:伊藤尚哉

企画:DirectorsBox
制作:Libertas
製作:DirectorsBox/Libertas/move/ボダパカ
配給:アークエンタテインメント
レイティング:R15+

URL:http://lifeuntitled.info/
公式SNS:https://twitter.com/titlekyozetsu

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