映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」BSテレ東で3月放送

映画
2021年01月01日

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」が今年3月、BSテレ東で無料テレビ初放送することが決定(BSテレ東4Kで同時放送、4K放送はテレビ初)。

2019年12月に公開された今作は「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりの完全新作となる第50作で、過去のシリーズを絡めた現在のくるまやの人間模様が描かれた感動作。新時代を生きる私たちのためによみがえった寅さんの姿を4K放送ならではの超高精細のきれいな映像で楽しめる。

車寅次郎(渥美清)の甥・満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せた泉(後藤久美子)のその後の物語。別々の人生を生きてきた2人を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)、そしてくるまやを囲む人たちを描く。

物語は、満男の妻の七回忌の法要から始まる。柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗はカフェに生まれ変わり、その裏手に昔のままの住居がある。そこで暮らしているのは博とさくら夫婦。いつ帰ってきてもいいように、と寅さんの部屋は昔のまま。法事の後、ひとしきり昔話に花が咲く。寅さんが美女を連れてくるたび、家中が大騒ぎだったことなど。満男は、長いサラリーマン生活の合間に書いた小説が認められ、小説家になっていた。ある日、最新作の出版記念サイン会に臨んだ満男は、その列に並ぶ客の中に初恋の人、一度は結婚の約束までした女性、及川泉の姿を見てぼうぜんとなる。今はヨーロッパで生活している泉は仕事で来日し、偶然サイン会に参加したのだった。満男は「君に会わせたい人がいる」と小さなJAZZ喫茶に泉を連れて行く。経営者の顔を見て驚く泉。それはに奄美大島で会った寅の恋人のリリー(浅丘ルリ子)だった。懐かしい人たちとの再会、そして思い返す寅さんのこと。それは満男と泉に温かい何かをもたらしていく。泉はその夜「くるまや」を訪れることになり…。

◆夏目健太郎プロデューサー コメント
「『男はつらいよ お帰り 寅さん』は約1年前に公開されたばかりの話題作! それだけ注目された作品を無料テレビ初でBSテレ東が放送できるなんて…。ずっと寅さんを放送し続けている実績を配給する松竹さんが高く評価してくれたこと、素直にうれしいです。第1作公開から50年目の新作・第50作、ギネス級の記録となるシリーズ『男はつらいよ』。“お帰り 寅さん”を私が見た感想は寅さんの系譜を踏襲しつつ、他で見たことがない新しくて懐かしい不思議な作品、終盤何か泣きっぱなしになって感動していたこと、今でもはっきり憶えています。また今見たら、別の発見があるのかも…。コロナ禍で皆さん、大変なことと思います。そんな中で寅さんが大好きな人もそうでない人も、寅さん自体ほぼ知らない人も、この作品はみんなが見て楽しめて、そして心の癒しになるのでは? こんな時代だからこそおススメの作品です。もちろん他の49作品もBSテレ東とBSテレ東4Kで放送していますので是非是非ご覧になってください!」

「男はつらいよ お帰り 寅さん」
【放送日時】 2021年 3月放送予定
【放送局】 BSテレ東(BS7ch)/BSテレ東4K(4K7ch)
【出演】 渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、桜田ひより、池脇千鶴、夏木マリ、浅丘ルリ子 ほか
【原作・監督】 山田洋次

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