沢口靖子&内藤剛志が挑戦し続けた20年「科捜研の女 -劇場版-」“ドモマリ”が急接近!?

映画
2021年07月21日

1999年の放送開始から20年以上、高視聴率を打ち出し続けているテレビ朝日の超人気シリーズ『科捜研の女』。科学の進歩と時代性を取り入れながら“現行の連続ドラマ 最⻑シリーズ”の記録を常に更新し、その勢いは留まることを知らない。解決した事件数は250を超える、“科学捜査ミステリー”の最高峰が、2021年ついにスクリーンに登場する。

『科捜研の女 -劇場版-』は9月3日(金)より全国公開。主人公・榊マリコ(※榊の字は木偏に神の「榊」が正)役の沢口靖子、マリコとバディを組む京都府警の土門薫刑事役・内藤剛志をはじめ、テレビシリーズのレギュラーキャスト10人が勢ぞろいで<世界同時多発不審死事件>に挑む。さらに、マリコたちが対峙するシリーズ史上最強の敵となる天才科学者・加賀野亘役で佐々木蔵之介が出演。

本作の撮影は、テレビシリーズのシーズン20が終わった後、間もなく京都でスタートした。ホームグラウンドである京都での撮影ということもあり、キャスト陣の抜群のチームワークで順調に撮影は進んでいった。主演の沢口は「劇場に来てよかったと思える作品にしたい」と意気込みを語り、そんな特別な思いがスタッフ・キャストにも伝染し、いい意味での緊張感が漂っていた。

特にあうんの呼吸を見せていたのは、マリコと土門として長年タッグを組む沢口と内藤だ。劇場版では、長回しによるシーンが増えたものの、抜群の安定感で撮影はスムーズに。沢口は内藤を「お兄さんのような存在」と表現し、内藤も親しみを込めて沢口を「やっちゃん」と呼ぶなど、役柄さながらの信頼関係がうかがえる場面も。例えば、物語終盤の二人のシーンについて、沢口はこう語っている。「せりふの裏に込められた思いを出したいと相談したら、内藤さんは“ああ、いいよ!”と乗ってくださって、ちょっとした+αの思いを表現することができました」と。常に意見を出し合い、より良いものを作ろうとするキャスト陣のあくなき挑戦心が長年愛される作品を支えてきたのだ。

内藤は本作について「20年間、応援してくださった皆さまへの感謝を込めて演じるとともに、スタッフも俳優も“テレビシリーズとはどこか違う何かを見せたい”と思って取り組んでいます」とファンへの感謝と劇場版に込めた思いを明かす。

過去には幾度となく危険な目に遭いながらも、マリコのピンチを救ってきた土門。そんな二人の関係に進展はあるのか、ファンは気になるところだろう。今回公開された場面写真の中には、土門がマリコを抱きとめる、衝撃のカットも。約20年ぶりに登場するマリコの元夫・倉橋(渡辺いっけい)も加わることで、変化する二人の関係性にも注目だ。果たして、マリコや土門はシリーズ史上最強の敵にどう立ち向かっていくのか。9月3日(金)、その全容が明かされる。

『科捜研の女 -劇場版-』
2021年9月3日(金)より全国公開

(STAFF&CAST)
脚本:櫻井武晴 音楽:川井憲次 監督:兼﨑涼介
出演:沢口靖子、内藤剛志、佐々木蔵之介、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、佐津川愛美、渡部秀、山本ひかる、石井一彰、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、田中健、野村宏伸、山崎一、長田成哉、奥田恵梨華、崎本大海

(STORY)
京都、ロンドン、トロント…「助けて」と叫びながら高所から飛び降りたのは、全員が科学者だった。だが、犯罪につながる物的証拠はゼロ。各地で自殺として処理されようとしていたが、榊マリコ(沢口)をはじめとする科学捜査研究所のスペシャリストたちと捜査一課の土門刑事(内藤)、解剖医の風丘教授(若村)らは、半ば強引に捜査を進めていた。やがてマリコたちは、「未知の細菌」の発見で世界的に脚光を集める天才科学者・加賀野亘(佐々木)にたどりつく。だが、加賀野には鉄壁のアリバイが存在するのだった…。スクリーンに散りばめられた謎を解かなければ、死の連鎖は止められない!

公式HP:https://www.kasouken-movie.com

©2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会