大久保佳代子が長ぜりふに挑戦 映画「浜の朝日の嘘つきどもと」本編映像解禁

映画
2021年08月29日
「浜の朝日の嘘つきどもと」
©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会

9月10日(金)に全国公開される映画「浜の朝日の嘘つきどもと」より、本編映像が解禁された。

「百万円と苦虫女」(08)、「ロマンスドール」(20)など多くの話題作を世に送り出して来たタナダユキ監督が、主演に高畑充希を迎えオリジナル脚本で挑んだ本作。福島県・南相馬に実在する映画館・朝日座を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身26歳の茂木莉子(本名:浜野あさひ)が恩師と約束した“朝日座再建”のため、小さな“嘘”をついても映画館を守ろうと奮闘する物語。タナダ監督と初タッグを組む高畑が、主人公の莉子(あさひ)。朝日座の支配人・森田保造役には落語家の柳家喬太郎。莉子の高校時代の恩師・田中茉莉子役を大久保佳代子を演じる。

解禁されたのは、茉莉子(大久保)があさひ(高畑)に、映画の仕組みを説明する本編映像シーン。映像は放課後、茉莉子が元気のない様子のあさひに、高校の視聴覚室でお気に入りの映画をこっそり見せた後、おもむろにフィルムの説明を始めるカットから始まる。

夕暮れが差し込む視聴覚室と、茉莉子の優しい語り口、頭上のポップなイラストによって柔らかい雰囲気で進むシーンで、茉莉子はあさひにフィルムの投影方法を説明。「人の目って残像現象」「要するに半分は暗闇を観てるってこと」と話す。「半分暗闇みながら、感動したり笑ったり」「だから映画好きって根暗が多いのかもね、でもなんかいいよね」と笑う茉莉子を見つめ、何かを感じ取ったように「面白い」とつぶやくあさひ。ここから映画の魅力に気づき、のちに朝日座再建に乗り出すことになる。

大久保はこのシーンで長ぜりふに挑戦。5月に行われた本作の完成報告イベントでは、慣れない女優業ということもあり「せりふ全てを覚えなくてもいいパターンもあるのかな? と思って、先輩(高畑)にコソッと聞きました」と明かしていた。その質問に対して高畑は「最悪カンペを近くに置いて読んじゃえば?」と助言したそう。注目の長せりふシーンだったが、そんな不安を感じさせない、魅力あふれるシーンとなった。

「浜の朝日の嘘つきどもと」本編映像【映画の仕組み編】

「浜の朝日の嘘つきどもと」
2021年9月10日(金)全国公開/8月27日(金)より福島県先行公開

公式サイト:hamano-asahi.jp
公式SNS:@hamano_asahi

©2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会

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