RADWIMPSが藤井道人監督「余命10年」で初の実写映画劇伴音楽を担当 超特報映像も解禁【コメントあり】

映画
2021年09月07日
©2022 映画「余命10年」製作委員会
©2022 映画「余命10年」製作委員会

RADWIMPSが、2022年春に公開される映画「余命10年」で、実写映画では初となる劇伴音楽を担当することが決定。劇伴音楽入りの超特報映像も解禁された。

2017年の発売以来、ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在50万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を「新聞記者」(19)(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)、「ヤクザと家族 The Family」(21)の藤井道人監督が映画化。脚本は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(17)、「雪の華」(19)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当する。

本作の劇伴音楽を担当するRADWIMPSは、実写映画の劇伴音楽を手掛けるのは本作が初。大きなスクリーンで見たくなる美しく透明感のある映像で高い評価を受ける、藤井監督による“涙より切ない”物語に、全編を通じてRADWIMPSの楽曲が彩りを加える。

「初めて実写映画での劇伴作業は挑戦に満ちたもの」だったと話すボーカルの野田洋次郎は「(主人公の)茉莉や和人やその周りで確かに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩があった」と音楽制作の現場を振り返る。また、「総合計時間にすると『余命10年』を100回近く見たが、最終のオーケストラ本番レコーディングで画面を見ながら涙がポロポロと出てきた」と語った。

藤井監督は、野田がクランクインより前に脚本から受けたインスピレーションで作った音楽を聴きながら撮影を進めた。「野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成した。至福の時間だった」と撮影を振り返っている。

また、劇伴音楽入りの超特報映像も解禁。「あと10年しか生きられないとしたら…」とタイプするシーンから始まるこの映像でスタートするのは、優しい鼓動のようなピアノの音色。徐々に音が重なっていく中で、主人公の茉莉のさまざまなシーンでの背中が映し出されていき、RADWIMPSの音楽がその背中にそっと寄り添っているかのように聞こえてくる。「この映画には、あなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います」と野田がコメントしているとおり、茉莉と和人の背中を前に押し出しているような旋律が耳に心地良く届く。

本作の出演者の情報はまだ解禁されておらず、超特報映像ではその後ろ姿のみが映し出されている。出演者情報は、近日の解禁を予定している。

野田洋次郎(RADWIMPS)コメント

このたび、映画「余命10年」の劇伴音楽を務めさせていただきました。
初めて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを見ながら、茉莉や和人やその周りで確かに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらく既にこの映画を100回近く見ていることになります。ですが、編曲も全て終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。
ぜひ、公開を楽しみに待っていてください。

藤井道人監督 コメント

「余命10年」の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。ぜひ劇場で体感して欲しいです。

映画「余命10年」超特報映像

作品情報

「余命10年」
2022年春 公開予定

原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫 NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
音楽:RADWIMPS
配給:ワーナー・ブラザース映画

映画公式ツイッター:@yomei10movie #余命10年
映画公式サイト:yomei10-movie.jp

©2022 映画「余命10年」製作委員会