ドニ―・イェンが認めた逆輸入俳優・木幡竜主演映画「生きててよかった」公開決定

映画
2022年01月26日
©2022 ハピネットファントム・スタジオ
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木幡竜主演の映画「生きててよかった」が、5月13日(金)より全国公開されることが決定した。

綾野剛主演×藤井道人監督のタッグで話題を呼んだドラマ『アバランチ』で“最狂の敵”を演じ、注目を集めた木幡。本作では、年齢と身体の限界を超えてもなお、闘い続けることしか生きる価値を見出せない元ボクサーの主人公・創太を演じる。

木幡は、プロボクサー、サラリーマンを経て一念発起で俳優を志すもなかなか芽が出ず、不遇の時代を過ごしたが、オーディションで出演を勝ち取った中国映画「南京!南京!」(09)で高い評価を獲得。その後、単身中国に渡り中国語を学びながら、翌年にはアンドリュー・ラウ監督の「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」(10)でドニ―・イェン、スー・チー、アンソニー・ウォンらと並び、悪玉のトップを演じ異彩を放った。

そして、昨年『アバランチ』で“最狂の敵”を演じ、対峙した綾野も「元々ボクサーということでキレもすごいありますし、アクションも次の一手が全く読めないので、必死に避けるしかないですし、必死に打ち込むしかない」と称賛。本作でも、今までの日本のアクション映画の常識を覆す、演技を超えた本物の格闘を披露。まるでリングの上にいるかのような臨場感あふれる死闘を繰り広げている。

監督・脚本を務めるのは、自身の境遇や経験を基に手掛けた「くそガキの告白」(11)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を獲得した鈴木太一。本作について「早くこの映画を創りたい! と切に切に願った6年以上の年月を、僕も木幡さんもジリジリと過ごし、その思いを一気に吐き出しました」と語った。

公開決定と合わせて、主人公・創太のファイトシーンのリハーサル映像が解禁。劇中で幾度となく登場する迫力満点でリアルなボクシングと地下格闘技のファイトシーンは、実戦さながらの動きを何度も何度も繰り返し、緻密なカメラワークを計算して作り上げたもの。アクション監督の園村健介率いるアクションチームと木幡の汗と努力の結晶であることが伝わる映像となっている。

木幡竜 コメント

この映画はいろんな意味で僕自身の人生が詰まったものになったと思います。このような役を頂けたことに感謝し、全身全霊でやり遂げました。スポーツ選手は全員が引退を経験します。引退したボクサーは次に何をやればいいのか分からず、さまよう人間も少なくありません。本当の幸せとは何なのか。リングでしか生きられない武骨な男と、そんな男を見守り続けた女の強さに刮目ください!

鈴木太一 コメント

リングの中でしか生きられない人間がいる。木幡竜さんにそのような人間の話を聞いたのはもう6年以上も前のことです。
そこから脚本を書き始め、ついに映画が完成し公開できることをとてもうれしく思います。
早くこの映画を創りたい! と切に切に願った6年以上の年月を、僕も木幡さんもジリジリと過ごし、その思いを一気に吐き出しました。まだまだ未熟者の二人でしたが、多くの熟練者の方々に支えていただき、ここまでたどり着きました。
しんどいことも多い世の中、思うようには生きられない、それでも最後は生きててよかったと笑いたい、そんなことを、今、思います。よろしくお願いいたします。

「生きててよかった」メイキング映像

作品情報

「生きててよかった」
2022年5月13日(金)全国公開

主演:木幡竜
監督・脚本:鈴木太一(『くそガキの告白』)
アクション監督:園村健介(『ベイビーわるきゅーれ』)

製作・配給 ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト:happinet-phantom.com/ikiteteyokatta
公式Twitter:@ikitete_movie

©2022 ハピネットファントム・スタジオ

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