藤竜也が、2023年初夏公開の映画「それいけ！ゲートボールさくら組」で主演を務めることが決定した。
スクリーンデビューから60年、「愛のコリーダ」（1976）や「龍三と七人の子分たち」（2015）など昭和から現在に至るまで、さまざまな主演作や代表作を世に送り出してきた日本を代表する名優・藤竜也が80代最初の主演を務める映画「それいけ！ゲートボールさくら組」。藤は、青春時代の友である元ラグビー部マネージャー・サクラが経営するデイサービス“桜ハウス”の倒産危機を知り、今自分たちができることで手助けしようと奮起する主人公・織田桃次郎を演じる。
昨年11月の本作撮影時のインタビューで、藤はオファーについて「非常にうれしいです。私、80代に突入して最初の仕事、映画のオファーが来たわけですからね」とコメント。
さらに昨年11月のクランクアップ時には「野田（孝則）監督が仰ったんだけど『人生には遅すぎることなんて一つもない』というこの映画のコンセプトの下、痛快なお話が展開するから、楽しく観ていただけるものになると思いますね」とメッセージを寄せている。
桃次郎は、かつての仲間たちを集結させて「チームさくら組」を結成し、ゲートボール大会に出場して優勝を目指すことに。そんな高校時代からの元ラグビー部仲間として、石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎が共演。平均年齢75歳、合計379歳の超ベテラン俳優が、スクリーンで所狭しと大暴れする。
さらに同じく桃次郎たちと青春時代を過ごした元ラグビー部マネージャーで、今は桜ハウスを経営する物語の中心人物・木下サクラ役は山口果林、サクラの娘・木下春子役は田中美里。他にも、桃次郎たちのかつてのラグビー部仲間で今は亡き盟友役として毒蝮三太夫（特別出演）や、その孫娘で桃次郎たちにゲートボールをスパルタ指導する女子高生・嶋田七海役に本田望結が名を連ねる。
また、今年9月30日に亡くなった落語家の三遊亭円楽師匠も解説者役で友情出演。生前プライベートでもゲートボールに携わるほどの愛好家だった円楽師匠。本作の村岡克彦プロデューサーは、藤の次に円楽師匠への出演をオファーしたといい、「オファーしたのはもう3年以上前ですが、明治座の楽屋に押しかけ、『どうしてもこの映画を成功させてゲートボール人気を復活させたいんです！』と訴え、その場で即「やるよ！」とのひと言をいただきました。座っているのもしんどそうでしたが、僕らの目を見据えて笑顔で引き受けていただきました。本当は真っ先にこの映画を観てもらいたかった人です」と出演決定の裏側を明かし、故人への哀悼の意を表した。
作品情報
「それいけ！ゲートボールさくら組」
2023年初夏全国ロードショー
出演：藤竜也
石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎、田中美里、本田望結／山口果林
毒蝮三太夫（特別出演）、三遊亭円楽（友情出演）
監督・脚本：野田孝則
特別協賛：Dr.Recella（ドクターリセラ株式会社）
協力：公益財団法人日本ゲートボール連合 千葉県ゲートボール連盟
製作：ファーイースト
配給：東京テアトル
©2023「それいけ!ゲートボールさくら組」製作委員会
