山﨑賢人主演で「ゴールデンカムイ」実写映画化!アシㇼパ役は山田杏奈 24年1月公開【コメントあり】

映画
2023年08月30日
「ゴールデンカムイ」©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

実写映画「ゴールデンカムイ」の公開日が、2024年1月19日(金)に決定。主人公・杉元佐一役の山﨑賢人、アイヌの少女・アシㇼパ役の山田杏奈をはじめとしたキャスト・スタッフが一挙解禁され、コメントも到着。ティザービジュアル&PV映像も公開された。

本作は、明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に繰り広げられる、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリー&サバイバル・バトルアクション。原作は、2014年より集英社「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、多くのファンに惜しまれつつも2022年4月に約8年におよぶ連載を終了した野田サトルによる同名コミック。

元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシㇼパと共に、埋蔵金の在りかが描かれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて旅をする物語で、同じく埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団や、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三なども登場。歴史ロマン、狩猟、グルメ、アイヌ民族文化などさまざまな要素が丁寧に織り込まれた比類ない作品として、熱烈な支持を獲得した。

原作漫画は全31巻でシリーズ累計2500万部超(※2023年8月時点)のベストセラーとなっており、「マンガ大賞2016大賞」(2016)、「手塚治虫文化賞 マンガ大賞」(2018)、「第51回日本漫画家協会賞 大賞」(2022)など、多くの賞を受賞。

2018年4月からはTVアニメの放送も開始(※現在、第4期まで完結)。連載完結記念として2022年4月からスタートした「ゴールデンカムイ」展は、東京を皮切りに現在も全国を巡回しており、連載が終了した今も幅広く人気を獲得し続けている唯一無二のエンターテインメント超大作だ。

昨年4月、実写映画化が発表され注目を集めていた本作が、このたび満を持して始動。強烈なキャラクターたちに魂を込めた超豪華キャスト陣とキャラクタービジュアルが一挙解禁された。

主人公の「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を演じるのは、山﨑賢人。ヒグマに襲われる杉元を助けたことから相棒として旅をすることになるアイヌの少女・アシㇼパ役には、山田杏奈。

大日本帝国陸軍第七師団上等兵のすご腕スナイパー・尾形百之助役に、眞栄田郷敦。“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯・白石由竹役に、矢本悠馬。

第七師団軍曹で鶴見中尉の側近・月島基役に、工藤阿須加。第七師団一等卒、双子の軍人・二階堂 浩平/洋平役を1人2役で、栁俊太郎。第七師団一等卒、東北マタギの生まれの谷垣源次郎役に、大谷亮平。

「不敗の牛山」と呼ばれる柔道の達人・牛山辰馬役に、勝矢。元・新選組二番隊組長で剣の達人・永倉新八役に、木場勝己。アシㇼパの祖母・フチ役に、大方斐紗子。北海道に眠る莫大な金塊の存在を杉元に伝える男・後藤竹千代役に、マキタスポーツ。アシㇼパの大叔父役に、秋辺デボ。

そして、杉元とアシㇼパが探す、金塊を同じく狙う大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役に、玉木宏。杉元・鶴見と同じく金塊を狙う、元新選組・鬼の副長・土方歳三役には、舘ひろし。超豪華キャスト陣による、魂全開の芝居合戦に期待が高まる。

今作を牽引するのは、第1弾・第2弾共にその年の邦画実写No.1の興行成績をたたき出し、累計興行収入100億円を超え、現在第3弾も大ヒット公開中の「キングダム」シリーズを手掛けた制作プロダクションCREDEUS。

監督には、これまでEXILE、安室奈美恵、DREAMS COME TUREなど数々の有名アーティストのMVを500作品以上手掛け、「VMAJ 年間最優秀ビデオ賞」を5年連続受賞した経歴を持つ久保茂昭。

脚本には、「キングダム」シリーズ、ドラマから劇場版までを手掛けた「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」、昨年の映画興行収入No.1を記録した「ONE PIECE FILM RED」など、数々の大ヒット作でその手腕を発揮している黒岩勉。同じく「キングダム」シリーズ、Netflixドラマ『今際の国のアリス』シリーズ、映画「東京リベンジャーズ」シリーズのやまだ豊が音楽を担当。

また、原作・TVアニメシリーズでもアイヌ語の監修を行った千葉大学名誉教授の中川裕、キャストとしても参加する秋辺デボがアイヌ文化の監修を行うなど、まさに「ゴールデンカムイ」実写化プロジェクトにふさわしい、各分野最強の布陣が集結した。

さらに、杉元佐一とアシㇼパによる、大迫力のティザービジュアルも解禁。“果たすべき、使命はあるか”という力強いコピーと共に、北海道の大自然の中で生き抜く杉元とアシㇼパの生命力あふれるティザービジュアルとなっている。

併せて、プロモーション映像も初公開。作品の世界観を追求し、北海道はもとより、全国縦断の大規模ロケを敢行した本作。雪山を歩く三十年式歩兵銃を持った軍帽姿の男、少女の小さな手の中にあるマキリ(※アイヌ民族によって用いられている短刀)、そして不思議な模様の刺青をもつ男たち…。

杉元(山﨑賢人)、アシㇼパ(山田杏奈)、尾形(眞栄田郷敦)、白石(矢本悠馬)、鶴見(玉木宏)、土方(舘ひろし)ら豪華キャスト陣の真に迫る表情と一挙手一投足が、物語に息吹を与える。

すべての物語が始まる二〇三高地の激戦に爆破シーン、肉体と肉体がぶつかり合う雪原での死闘では、山﨑の高い身体能力を生かしたアクションシーンも。 莫大なアイヌの埋蔵金を巡り、極寒の大地をも焦がす灼熱の埋蔵金サバイバル・バトル。24年1月の公開に向け、期待が高まる映像となっている。

山﨑をはじめとしたキャスト・スタッフのコメントは下記に掲載。

「ゴールデンカムイ」©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

コメント

杉元佐一役:山﨑賢人

「ゴールデンカムイ」は大人気の原作なのでとてもプレッシャーに感じましたが、お話をうかがった時に“絶対面白くなる”という確信がありました。信頼しているチームとまた一緒に新しいことへ挑戦できるということも自分の中では大きかったです。今まで成長していく役が多かったのですが、杉元という役では、乗り越えた後の失ってしまったものや忘れてしまった感覚を取り戻していく男を表現できればと考えていました。自分も年を重ねて、今まで見せたことのないものをたくさん出すことができたのではないかと思います。原作者の野田先生にお会いした時に「味方ですから」と言ってくださりとてもうれしく思いましたし、心強かったです。撮影は、大自然の中や豪華なセットで1つひとつ丁寧に創り上げてる達成感がありました。完成が楽しみです。

アシㇼパ役:山田杏奈

今回「ゴールデンカムイ」というたくさんの方々に愛されている漫画の実写化に携わらせていただくことになり、本当に光栄です。同時に年齢や身長など原作と異なる部分に不安も感じましたが、自分に任せていただいたことに責任を持って演じようと覚悟しました。現場で演じるほどにアシㇼパの意思を持って進む姿、想いの強さに共感し彼女がより好きになりました。
スタッフ、キャスト全員でもっといいものにしようと話し合い、(撮影を)進めていきました。それぞれの作品に対する愛と役に対する愛にあふれた温かく幸せな現場でした。杉元役の山﨑さんと長期にわたってご一緒するのは今回が初めてだったのですが、山﨑さんとなら杉元とアシㇼパとしての、相棒としての関係性を築いていけると撮影が始まってすぐに感じました。
映画を皆さまの元に送り出せる日がとても楽しみです、どうぞよろしくお願いします!

尾形百之助役:眞栄田郷敦

原作でも尾形は大好きだったので、演じられて光栄でした。漫画の魅力を生かしながら、魂を吹き込めたらなと。皆さんのリアルかつ再現度の高いキャラクター、原作にも登場するロケ地やセット、雪山などの大自然での撮影はどれも「ゴールデンカムイ」の世界観そのもので、自然と尾形として生きれていたような気がします。
が、尾形百之助の魅力はまだまだこんなもんじゃない。今から続編希望です。ご期待ください。

白石由竹役:矢本悠馬

元々、原作を読んでいて、お話をいただく前から、実写化するなら自分の推しメンの白石由竹を演じたいと思っていたので、こういう巡り合わせは役者冥利に尽きるというか、役者をやっていて良かったなと感じました。初日は、白石が好きすぎて、勝手に自分でプレッシャーをかけ、ガチガチになっていましたが、見た目は限界があるので、白石が持っている内面をリスペクトし、模写しつつ自分の解釈とオリジナリティを混ぜられたらと演じました。
体も鍛えたので、その仕上がりも見ていただきたいですし、ヌルヌルの白石の見せ場もあるので、気持ち悪いシーンになっていたらうれしいです。「ゴールデンカムイ」ファンの皆さんに楽しんでいただける、良い出来になっていると思います。

月島基役:工藤阿須加

元々原作のファンで、連載当時からずっと読み続けてきた作品だったので、お話をいただいた時は、心からうれしく思いました。月島役が自分に務まるのかという不安、プレッシャーが正直ありましたが監督やスタッフの皆さんを信じやり切るだけだと思い、参加させていただきました。漫画の世界観やビジュアルを各部署の皆さんが細部に渡って一つひとつ丁寧に作り上げてくださっているので、 その素晴らしさに毎回驚かされていました。僕も原作ファンとして楽しみにしていますし、見てくださる方にも楽しんでいただける作品になっていると思います!

二階堂浩平/洋平役:栁俊太郎

元々、原作のファンだったので、お話をいただいた時は自分が「ゴールデンカムイ」という世界の中に参加できるという喜びと驚きで、率直にとてもうれしかったです。二階堂兄弟は、魅力的なキャラクターなので、その良さをどう引き出そうかという責任感と、大作なので撮影の空気感を想像してワクワクしていました。原作ファンの方々にも二階堂兄弟を楽しみにしている方が多いと思うので、期待に応えられるよう、狂気を見せるシーンは振り切って、ぶっ飛んで演じました。
真冬の北海道ロケは寒さとの闘いでしたが、「ゴールデンカムイ」を撮影しているんだという実感が湧きました。これぞ「ゴールデンカムイ」という世界観で過ごせてとても幸せな現場でした。

谷垣源次郎役:大谷亮平

多くのファンを持つ人気作品に参加できたことを大変うれしく思っています。癖の強いキャラクターが多い中での谷垣の実直で誠実な人間性に魅力を感じたので、演じる上で現場にて湧き上がる感情を大切に、その気持ちをなるべくストレートに出すよう心掛けました。原作者の野田先生からも谷垣に関しては格別の愛情を注いでいらっしゃると伺ったので、とにかく彼の良さを消さないように私自身も役に愛情を込めて演じさせていただきました。
皆さんにご覧いただける日を楽しみにしています。

牛山辰馬役:勝矢

「ゴールデンカムイ」が実写化されるニュースを見た時に、「牛山やらせてくれないかな」と別の現場でも話していたのですが、その直後にお話をいただき、大喜びしました。やりたいと思える役をいただき本当に光栄なので、全身全霊全力でやっていきたいと思いました。スタッフ皆さんの力ですごい牛山の外側が出来上がったので、それに負けないように内面も埋めたいと思って演じていました。
日本全国から“チンポ先生”と呼ばれるような男になりたいです!

永倉新八役:木場勝己

役者になって53年ほどたちましたが、漫画原作の作品に出演させていただくのは、今回が初めてです。共演の舘さんとは同い年ですが、36年ぶりに現場で再会し、改めて“お互い長いことやってきたんだなぁ”と、しみじみしました。40年以上前、20代の時に「カムイ」というスナックをやっていたので、不思議な縁を感じています。記念すべき作品に出会いました。原作ファンの方がたくさん見ていただくことになると思うので、その方たちの持っている印象に近づけたいと思っていましたが、ぜひキャラクターの新しい一面としても見ていただけたらと思います。

フチ役:大方斐紗子

今回アイヌの役を初めてやらせていただきました。アイヌ民族の風習や方言が分からないので最初は苦労しましたが、アイヌ語監修の中川先生をはじめとしたスタッフの皆さん、共演者の皆さんのおかげで最後までやり遂げることができました。ありがとうございました。

後藤竹千代役:マキタスポーツ

今回、人気作の「ゴールデンカムイ」に出演できると聞いた時は、非常に光栄でした。「ゴールデンカムイ」は奇想天外でもありますが、リアリティもあり、人間の欲望が詰め込まれたエンターテインメント作品です。加えて、歴史的な大河も物語には備わっており、いろいろな角度で味わえる作品に関われたことはうれしかったです。私が演じる後藤竹千代は、物語の起点となる役です。それゆえ「原作と違うじゃない」と言われないように、でもマキタスポーツらしさは失わないように緊張感を持って演じたのを覚えています。全くの善人がいないところが面白い作品だと思いますので、皆さんも心の向くままに楽しんでください。

大叔父役:秋辺デボ

原作の漫画は一見したところ、ハードな描写が多く、俺とは縁遠い世界だと思っていました! それが運命のいたずらか? アイヌ文化監修をすることになり、どういうわけか? 大叔父(原作では叔父)に抜てきされ、慌てて原作を読み、手の平返しに好きな漫画となりました(笑)。やれる準備はひげを伸ばし髪の毛も伸ばしたこと。アイヌにとってひげは古来から大切なたしなみでした!
撮影は一流のスタッフ、役者、監督に囲まれてアイヌ民族の1人として思いっきりやらせてもらったと実感しました。空想でありながら現実感あふれるこの映画がスクリーンいっぱいに映し出され、映画ファンの皆さまに届くことを期待しております!
ソンノ・イヤイライケレ!

鶴見篤四郎役:玉木宏

僕自身、「ゴールデンカムイ」のファンなので、大変な作品になるということは承知していました。それを踏まえても今作に参加できることが楽しみでした。今回いただいた鶴見中尉という役は、とてもやりがいのあるキャラクターなので、演じることができてうれしいの一言です。原作を読んでいて感じた、先の読めない怖さや恐ろしさ、一筋縄ではつかみ切れない所をお芝居でも出せたらと思って演じました。原作へのリスペクトを込めて、原作ファンの皆さんにも満足していただける作品になるよう、キャストの一員として臨みました。出来上がりが楽しみです。

土方歳三役:舘ひろし

有名な原作の映像化に、参加させてもらい大変うれしい思いです。今作は、実は土方が生きていたら…という設定ですが、土方歳三というのは、常々演じてみたいと思っていた役でした。土方は誰よりも武士ということに憧れ、武士よりも武士らしくしたいという想いがあったのではないかと。原作漫画に加え、土方の本も読み直し、イメージを膨らませ、演じさせていただきました。漫画を読んだ時に、それぞれがイメージする世界があると思いますが、今作はそれを超えた映像を皆さんにお見せできるのではないかと、今から公開が楽しみです。ぜひ、期待していてください。

原作者・野田サトル
「ゴールデンカムイ」原作者・野田サトルコメント ©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

もう記憶が薄れるほど何年も前から進んでいた実写化の企画ですが、原作でご協力していただいた方たちはもちろん、それ以上の膨大な方たちのおかげでゴールデンカムイの実写化が実現できたことに多大なる感謝と原作者として幸せを感じております。
僕は実写関係者の皆さんの「ゴールデンカムイ」に対する愛情を肌で感じました。
個人的に気になっていたのは小道具なのですが、アイヌの民具、衣装は本当にアイヌルーツの伝統工芸の作家の方々が大勢で作ってくださっていますし、杉元の30年式小銃などもどこに出しても恥ずかしくないものです。そして華のあるキャストの皆さま。実際に作品を見てくだされば原作ファンの方たちも実写を愛せるはずだと信じています。
ただの原作者としてではなく製作チームの一員としてこの実写をたくさんの方たちに楽しんでいただきたいと願っております。

松橋真三プロデューサー(CREDEUS)

WOWOWから、「世界で勝負できる最高のエンターテインメント作品を作れないか?」と相談され、強い覚悟と巨額の制作費がかかりますよ、と念を押し、本企画を提案させていただきました。とはいえ、原作権は争奪戦。獲得までの道のりは長く、企画開発と調査にも膨大な期間と人力を費やしました。このほど、ようやく、極寒の北海道を中心としたロケ地で、壮大で激しい撮影を完了することができました。志を同じくして集まってくれた素晴らしいキャスト・スタッフのおかげです。その熱量と手応えは、皆さまのコメントをご覧いただければと思います。必ずや「キングダム」に続くスペクタルな作品をお届けできると確信しておりますので、完成まで今しばしお待ちください。

大瀧亮プロデューサー(WOWOW)

このたび、映画「ゴールデンカムイ」の製作幹事を務めさせていただきます。野田先生が紡がれた個性的で魅力的で激アツな原作を実写化する重責を感じつつも、素晴らしいキャスト・スタッフとパートナー社が集結してくださり、準備から撮影、仕上げ、プロモーション、どの局面も日々心が震える刺激的な積み上げをしています。
原作コミックスには「カント オㇿワ ヤク サㇰ ノ アランケㇷ゚ シネㇷ゚ カ イサㇺ」(天から役目なしに降ろされた物はひとつもない)というアイヌの言葉が記されていますが、これを読むたびに自らの役目をしっかり全うしなければと背筋が伸びます。それはきっとこの原作の実写化と長期間に渡り対峙した皆が等しく感じていることと思います。本作に携わる全ての人の作品愛がしっかりとお客さまに届きますように完成までさらなる高みを目指して精進してまいります。ぜひご期待ください。

久保茂昭監督

僕は元々、この原作の大ファンであります。ファンであればこそ、原作へのリスペクトや愛情のこもった作品になることは望めるかもしれないですが、それだけでこの「ゴールデンカムイ」の世界観を表現できるとはみじんも思いませんでしたし、責任とプレッシャーがとても重くのしかかりました。原作が描いている世界をどれだけリアルに伝えられるか、スタッフと考え、調べ、足を運び、学びながら1年以上をかけて制作に取り組みました。
壮絶な金塊争奪戦の中でそれぞれの役目を全うすべく、時に死闘を繰り広げていく登場人物たちですが、アイヌと関わり、どこか愛らしい日常や表情が垣間見えることで、キャラクターたちの人間味といとおしさが増し、その反面で、より一層金塊争奪戦の緊迫感が増していきます。
また、強靭な意思を持ち、自分たちの文化、信仰を守るべく戦ってきた、かつてない強いアイヌ像をアシㇼパを通して描いています。地続きにつながっていく人間模様や、壮絶な刺青の争奪戦を描くための準備に全てを費やしました。 多くの大自然の中での撮影もまさに戦いでもありました。 それが研ぎ澄まされた映像となって描かれていると思います。 ぜひ、劇場の大画面でアイヌ文化、明治時代、大自然で展開する金塊争奪戦の大スペクタクルの始まりを感じてほしいです!

映画「ゴールデンカムイ」プロモーション映像

ストーリー

舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期―。
日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地での鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、その在りかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。囚人の刺青は24人全員で一つの暗号になるという。
そんな折、野生のヒグマの襲撃を受けた杉元を、1人のアイヌの少女が救う。「アシㇼパ」という名の少女は、金塊を奪った男に父親を殺されていた。金塊を追う杉元と、父の仇を討ちたいアシㇼパは、行動を共にすることとなる。
同じく金塊を狙うのは、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉。日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のため、北海道征服をもくろんでおり、金塊をその軍資金代わりに必要としていた。そして、もう1人。戊辰戦争で戦死したとされていた新選組の「鬼の副長」こと土方歳三が脱獄囚の中におり、かつての盟友・永倉新八と合流し、自らの野望実現のため、金塊を追い求めていた。
杉元&アシㇼパVS.第七師団VS.土方歳三…。
雄大な北の大地を舞台に、一攫千金、三つ巴のサバイバル・バトルが、今始まるッ――‼‼

作品情報

「ゴールデンカムイ」
2024年1月19日(金)全国公開

出演者:
山﨑賢人
山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 栁俊太郎 / 矢本悠馬
大谷亮平 勝矢
木場勝己 大方斐紗子 秋辺デボ マキタスポーツ
玉木宏・舘ひろし

原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:久保茂昭
脚本:黒岩勉
音楽:やまだ豊
アイヌ監修:中川裕 秋辺デボ
製作幹事:WOWOW・集英社
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝

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©野田サトル/集英社 ©2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会