中島健人×堤真一「おまえの罪を自白しろ」特別対談映像が解禁 見どころ、互いの印象、演技論まで熱く語る!

映画
2023年10月10日
左から)堤真一、中島健人 ©2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会

10月20日(金)公開の映画「おまえの罪を自白しろ」より、主演・中島健人×堤真一の特別対談映像が解禁された。

本作では、江戸川乱歩賞をはじめ数々の賞を受賞する社会派ミステリーのヒットメーカー・真保裕一の同名小説を、映画「舞妓Haaaan!!!」(07)、ドラマ『Mother』(10)、『Woman』(13)などのヒット作を生み出した水田伸生監督が映画化。

政治家一族の宇田家の次男・宇田晄司(中島健人)は建築会社を設立するも倒産し、やむなく政治スキャンダルの渦中にいる国会議員の父・宇田清治郎(堤真一)の秘書を務めながら、煮え切らない日々を送っていた。

ある日、一家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐される。犯人からの要求は「おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫。そんな状況下でも、清治郎は内閣府副大臣という地位と権力に固執し口を閉ざす。そして、清治郎が握る国家を揺るがす“罪”は、誘拐事件を捜査する警察、罪を追及するマスコミ、そして国民をも巻き込む前代未聞の大事件へとつながっていく。

初タッグにして“罪”を巡り対立する父子を演じた中島と堤。対談映像では、互いの印象から本作の魅力、俳優としての作品への向き合い方について語り尽くす2人の姿が映し出されている。

中島は、日本映画界を代表する俳優の堤との初共演にずっと緊張していたそうで「クランクインまでビクビクしていた」と振り返りながら「堤さんは、武骨であり強靭な性格の持ち主なんだろうなって、清治郎という役を通してもめちゃくちゃ伝わってきました」と語る。

一方、堤は中島の印象を、「元気で真っすぐな人。彼の魅力がそのまま役にも反映されているし、その部分を監督が見ていたんだろうなと思う」と、役柄との重なりを明かした。

また、中島が大先輩である堤に役への臨み方を聞くと、「役作りなんてしたことない。資料を読んだりするのは自分に安心材料を与えているだけだから」とベテランの堤ならではの持論を展開。それを聞いた中島は「お守り…“役守り”みたいな!」と、納得した様子を見せた。

©2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会

父子でありながら、政治家と秘書の関係でもある清治郎と晄司。秘書とは政治家にとって、中島は「マネージャー」、堤は「共犯者であり、パートナー」と表現する。

中島は、「マネージャーさんが使っているスケジュール管理アプリで僕も仕事を把握しているんですが、グループと個人の仕事で色分けされているんですよ。晄司のタブレットを見た時にも仕事ごとに色分けされていて、すごい共感したんです」とその意図を明かした。

撮影時のエピソードの話になったところ、堤から中島に馬刺しを送る約束を忘れていたことが判明。「送っていただけないと“罪”ですよ! 息子待ってますんで」と中島が指摘する、仲むつまじい一面も見せた。

最後に、2人から本作の見どころを。堤は「社会派のドラマ要素だけでなく、エンターテインメント要素も強いのですごく楽しめる。一方で、政治の闇が見え隠れするので、主人公はこの先どうなっていくのか…。見た方がどういう感想をもつのか楽しみです」と語る。

脇を固める豪華キャスト陣を“映画的レジェンド”と表しつつ、「晄司の正義に見えて実は狡猾なところが一番のポイント」と口にする中島。

さらに、「中島健人個人としても、俳優としての次なるフェーズに大きな一歩を進めることができた作品です。スリリングだけど見ると心がスカッとする作品になっていますので、“罪の自白の先に何が待ち受けているのか”を、ぜひ映画館でお楽しみいただけたらなと思います」と締めくくった。

中島も言及した、自白の先に待つ“罪の真相”とは。そして晄司は幼い家族の命を救うことができるのか。本当の敵は誘拐犯か、この国なのか。壮大なスケールで描かれる前代未聞のタイムリミットサスペンス、手に汗握る衝撃の結末に注目だ。

特別対談映像

作品情報

©2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会

「お前の罪を自白しろ」
2023年10月20日(金)ロードショー

出演:中島健人 堤真一 池田エライザ 山崎育三郎 中島歩 美波 尾野真千子 金田明夫 角野卓造 ほか

監督:水田伸生
脚本:久松真一
原作:真保裕一『おまえの罪を自白しろ』(文春文庫刊)
音楽:平野義久

主題歌:B’z「Dark Rainbow」(VERMILLION RECORDS)

©2023『おまえの罪を自白しろ』製作委員会