The TOMOYUKI YARA & m.c.A・Tインタビュー!無観客ライブ「B I T T E R fnk 75%」10・25生配信

特集・インタビュー
2020年10月21日
The TOMOYUKI YARA & m.c.A・T
The TOMOYUKI YARA & m.c.A・T

2018年からスタートした新感覚ダンス&ライブエンターテインメント「THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE」。その総合プロデュースを務める屋良朝幸さんと、音楽監督として参加してきたm.c.A・Tさんがタッグを組み、さらに進化したプロジェクトが始動。その第1弾として、10月25日(日)に無観客ライブ「B I T T E R fnk 75%」を東京グローブ座より配信する2人に、お互いの印象やイベントに懸ける思いを聞いた。

◆あらためてお二人でユニットを組まれるということで、どんな思いがあったんですか?

屋良朝幸:これは完全に僕からA・Tさんへのムチャぶりです(笑)。僕が10代のころにA・Tさんの音楽と出会い、それがダンスを本格的に始めたきっかけになったぐらい、ずっと憧れていた存在で。叶わないと思っていた「~DISCOTHEQUE」も快く引き受けてくださったので、おそらく僕はちょっと調子に乗っているんでしょうね(笑)。「~DISCOTHEQUE」でも、A・Tさんは僕が作りたい音楽のイメージを投げさせてもらうと、自分の想像を超えるものを作ってきてくださるんです。やっぱりファンクという部分で、僕の好きなダンスとA・Tさんの作る音楽が完璧にハマっていると感じていて。その部分の信頼とリスペクトがすごく大きいです。ただ「~DISCOTHEQUE」に関しては、3回やり終えた時に僕の中ではここで一区切りだなという感覚があって。それが何かっていうのは明確には分からないんですけど、ここで区切りをつけなきゃいけないタイミングだと思ったんです。それでダンスはもちろんだけど、音楽的な部分をもっと追求していきたいなという思いに変わって。“もしA・Tさんとユニットを組んだら自分はどうなるんだろう?”というのを考えたんですよ。「どうですかね?」ってちょっと聞いたら、「え、オレなんかでいいの?」って言ってくださって(笑)。

m.c.A・T:俺は基本的にプロデュースとか裏方の方が性に合っているので、話を聞いた時はびっくりしましたね。屋良っちにいいことがあればいいんだけど、俺と組むことにメリットがあると思えなくて(笑)。

屋良:そんなことないですよ!(笑)

A・T:連名については、決めるまでにかなり時間を延ばしてもらいました。いろいろ話す中で、「The」を付けたら取りあえず“私たちのお墨付きです”っていう雰囲気になると思って。「The TOMOYUKI YARA & m.c.A・T」という名前になったんです。

屋良:普通に英語で考えると、どうして「The」って付くの?って感じちゃうと思うんですけど。ユニット名だから「The」なんですよね。

A・T:うん。それが分かりやすいんじゃないかなと思って。それが決まったころは逃げも隠れもしないと誓いましたけど(笑)。

屋良:さらけ出していただきたいです(笑)。でも僕の中では今まで絶対にできなかったようなことだし、ジャニーズとしても新しい道を作れるし。かなり大きな一歩になると思っていて、A・Tさんとの化学反応が楽しみです。

A・T:これまで一緒にやっていて、歌って踊れる人なんだなっていうのがよく分かりました。歌いながら踊れる人というのは少ないですから。レコーディングの時もしっかり音程が取れているし、声も俺に合いやすいと思っていて。

屋良:カラオケでA・Tさんの曲をずっと歌ってきましたから(笑)。

A・T:一度、一緒にカラオケに行ったことがあるんだよね。屋良っちはほとんど知ってるんですよ、俺の曲を。俺が歌っている時に途中で「えーと…」ってなっても、横からちゃんと歌詞を教えてくれる(笑)。

屋良:ははは(笑)。俺が歌う時にはA・Tさんがコーラスを入れてくれて。5時間ぐらい歌ってましたけど、“こんなぜいたくなカラオケある?”って思いました(笑)。

◆人間としては、お互いにどんなところが魅力だと感じていますか?

屋良:きっと“生m.c.A・T”を体感してもらえたら、その魅力が分かると思います。

A・T:魅力?(笑)

屋良:はい(笑)。一緒にお酒を飲むと、すごくすてきなA・Tさんが出るんですよ(笑)。僕からしたら大先輩だし、出会うまでは手が届かない存在だと思っていました。でも初めて会った時から壁を作らず、すごく親しくしてくれて。その人間味のある感じがA・Tさんの魅力だと思います。

A・T:屋良っちの魅力は、プロデューサーとして的確に物事を言ってくれるところですね。これは人によると思うんですけど、例えば「こういう曲を作ってください」って具体的な話があると、俺からするとイメージがしやすくて。デモテープを送るとすごく反応してくれるし、一緒に作っていく上で心地がいい人だと思います。

◆今回、無観客ライブを開催することに至った経緯を教えてください。

A・T:昨年から屋良っちから相談を受けていたんですけど、「~DISCOTHEQUE」とは表現方法がかなり変わります。

屋良:本来ライブは生で見るのが一番いいと思うんです。でもコロナ渦の今だと、“会場には行きづらいけど、配信だったらちょっと見てみたいな”というお客さんもいらっしゃるんじゃないかなと。自分のファン以外の方にも見ていただける、いいきっかけになればいいなと思います。ただ、誰もお客さんがいない中でやるとなると、歓声がないわけで。その怖さはすごくありますね。

A・T:俺は8月に配信ライブをやらせてもらったんですけど、通常のライブとは非常に手応えが違っていて。特に僕の曲は「カモン!」とお客さんをあおったりするのが多いし、それで構成されている曲もあるので非常に困りました(笑)。

屋良:お客さんに助けられていますからね、僕らは。

A・T:でも一度それを経験したことで、無観客ということに関しては僕は全然大丈夫だと思っています。また、経験した先輩として、「ここはこうした方がいいんじゃないか」とか、僕ができるアドバイスはしていけたらいいなと。

屋良:今回はライブだけじゃない仕掛けも用意しています。ライブとしてまず音楽をしっかりお見せしつつ、ダンスでは今まで自分が表現してこなかったような新しい空気感を出していけたら。“配信だからこそ楽しめるコンテンツにしたい!”という気持ちでチャレンジしたいです。

◆タイトルの「B I T T E R fnk 75%」に込めた意味は?

屋良:「~DISCOTHEQUE」を3回やって、僕の中ではここで一区切りだなという感じがあって。それが何かって言われると明確には分からないんですけど、ここで区切りをつけなきゃいけないタイミングだと思ったんですよ。「~DISCOTHEQUE」は多分、20代ぐらいのパフォーマンスを目指してやっていたのかなって思ってるんですけど(笑)。それとは別に、今回は大人の色気や渋さを出せればいいなと。僕が今37歳で、この年齢だからこそ見せられるものという意味で、この「BITTER」っていう言葉をちょっと使わせてもらいました。で、僕の中での「BITTER」おそらく75%程度だろうと(笑)。その先に伸びしろもあるっていうことでもあるんですけど。「75」っていう数字はすぐ降りてきましたね。

A・T:俺は97%ぐらいだけど(笑)。

屋良:いや、A・Tさんの方が若い可能性がありますよ(笑)。

A・T:いやいやいや…(笑)。でも「BITTER」っていいですよね。「75」という数字も、屋良っちを表現している感じがしていいなと思います。

◆最後に、ライブを楽しみにしている皆さんへメッセージを。

屋良:僕としては、こうしてユニットを組ませてもらって音楽もたくさん作ってもらっているので。もっといろんな人にこのエンターテインメントを見てもらいたいと思っていて。音楽的にも今の流行りのじゃなくて、ちょっと時代を感じる曲だったりとか。一周回って新しく感じてもらえたらいいなと思っています。

A・T:屋良っちの欲求をどこまで満足させられるかっていうのが俺の一番の仕事だと思っているんですけど。俺は自分のライブではやりますけど、やっぱり前へ出るタイプじゃないから照れくさいです(笑)。

屋良:ガンガン出てもらわないと(笑)。ダンスもお願いしますね!

A・T:そうねぇ…(笑)。まぁでも突拍子もないことを考えるのがプロデューサーだから、それでいいと思うんです。その結果、できなかったらそれは仕方ないもんね(笑)。

屋良:A・Tさんが「できなかった~!」って言ってる生配信はちょっと見てみたいですけどね(笑)。

PROFILE

●やら・ともゆき…1983年2月1日生まれ。千葉県出身。AB型。俳優、タレント、振付師と幅広く活躍中。最近の出演作にミュージカルコメディ「Gang Showman」など。11月1日(日)より『日曜はカラフル!!!』(TOKYO MX)に「11月マンスリーアシスタント」として出演決定。

●エムシーエーティー…北海道出身。1993年にアーティストとして「Bomb A Head!」でデビュー。DA PUMPをはじめ、さまざまなアーティストのプロデュースおよび楽曲提供も手掛ける。現在、YouTubeのavexチャンネル、aquiowonder(アキオワンダー)チャンネルにて楽曲のMVを配信中。

公演概要

「B I T T E R fnk 75%」

「B I T T E R fnk 75%」

出演:The TOMOYUKI YARA & m.c.A・T(屋良朝幸、m.c.A・T)ほか
日程:2020年10月25日(日)後8・00開演
※無観客生配信
※見逃し配信
2020年10月26日(月)正午~11月1日(日)後11・59(Johnny’s netオンライン)
2020年10月26日(月)正午~11月1日(日)後10・00※特典映像付き(Theatrelive)
2020年11月17日(火)正午~11月23日(月・祝)後10・00(Theatrelive)

<視聴チケット価格>
本編映像視聴チケット:2500円(税込)
特典映像付き本編映像視聴チケット:3300円(税込)

最新情報は公式サイト(www.discotheque-official.com)でチェック!

●text/橋本吾郎