◆シーズン1が2017年に始まり、4年にわたってジャスミンを演じてきましたが、北さんがこの役を演じる上で意識してきたのはどんなことでしょう?
一番は、物怖じしないということです。というのも、シーズン1の撮影に入る前に松居(大悟)監督から「オーディションの時以上に暴れてほしい」と言われたことがありまして。それで、私なりにイメージして撮影に臨んだのですが、やはり現場に行くとそこで生まれる空気感などもあり、うまく自分を出せなかったところがあったんですね。ましてや、あれほどの大先輩方との共演ですから、どこか振り切れていないジャスミンがいて(笑)。そのことで、“もうちょっとこうすればよかったな”という後悔があったので、シーズン2では積極的に挑戦していくことにしたんです。そうしたら、どんどんと楽しくなっていって。おかげで、少しは度胸がついたかなと思っています(笑)。
◆今はもう、あまり緊張されなくなったんですか?
いえいえ(笑)。でも、緊張より楽しさのほうが大きくなりましたね。
◆それも何かきっかけがあってのことですか?
自然とだと思います。シーズン1の最初のころは本番以外でもすごく緊張していて、現場ではなるべく目立たないようにと思っていったんです(苦笑)。でも収録を重ねていくうちに、カメラが回っていないところでの元祖の皆さんの会話を聞くのが大好きになっていって。もう、本当に楽しいんです! それで、気づいたら私も一緒にゲラゲラ笑うようになっていて、いつしか皆さんの近くにいるほうが緊張がほどけるようになっていたんです。