和田庵インタビュー「撮影期間の2か月は毎日が濃くてあっという間に過ぎていきました」映画「茜色に焼かれる」

特集・インタビュー
2021年05月21日

◆自分ではどんなところが変わったと思いますか?

もともと僕は会話する場面の“間”を取るのがすごく苦手で。オーディションでも“間”があるとすごく緊張していたんです。なぜかというと“間”があると相手役の人が困っちゃうんじゃないかなって勝手に思っていたので。でもこの作品では石井監督に“間”を大切にするようにと言われて、今までの作品に比べると“間”を取るようにしていると思います。“間”を取ることを意識しただけで、以前とは全然違う演技になるんだなって思いました。

PROFILE

和田 庵
●わだ・いおり…2005822日生まれ。東京都出身。8歳から芸能活動を始め、映画「ミックス。」で俳優デビュー。ドラマ『隣の家族は青く見える』などに出演。語学力と人間力を高めるため単身でカナダに留学し、2020年夏に帰国。本作が帰国後、初出演作に。

作品紹介

映画「茜色に焼かれる」
2021521日(金)より全国公開

STAFFCAST
監督・脚本・編集:石井裕也
出演:尾野真千子、和田庵、片山友希/オダギリジョー、永瀬正敏

STORY
田中良子(尾野)は、7年前に理不尽な交通事故で夫を亡くし、中学生の息子・純平(和田)を1人で育てている。事故の賠償金は受け取らず、義父が入る施設の費用の一部も彼女が負担している。経営していたカフェはコロナ禍で閉店し、生花店と風俗の仕事を掛け持ちしているが家計は苦しい毎日。そのせいで純平はいじめに合っていた。

©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ

photo/植田あずみ text/佐久間裕子

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